オーストラリアに住む親友、ロザナさんは 息子のために、毎年羊の皮のブーツを送ってくれていました。 左は、最後のプレゼントとなってしまった最新バージョン 右は、息子が小さかった頃のもの |
オーストラリアから訃報が届きました。
親友のロザナさんが2年間の癌との闘いの末、亡くなりました。彼女は、日本の大学に留学経験があり、オーストラリアでもずっと日系企業に勤めていたので、流暢な日本語でいつも電話をかけてくれていました。明るく大きな声で、「元気にしてる? 息子さんは、大きくなったでしょ。日本のご両親は大丈夫?」と私の家族を気にかけてくれていました。
2年前に、すでに進行してしまった癌が見つかってからは、色々な療法を試してみましたが、全く効果がみられず、1年前から、「残りの日々を夫と快適に過ごせる」方針に転換しました。
海外に住むご家族も、時間を見つけては彼女を見舞って楽しい時を過ごし、画像を送ってくれていました。彼女はとても平安で、幸せそうでした。私も、息子の受験が終わったら、早くオーストラリアまでお見舞いに行きたいと願っていました。
7月に私が日本に行く直前に電話したのが、最後の会話となってしまいました。
「日本の夏は暑いから、体に気をつけてね。ご両親にもどうぞよろしく!私は、私はもう長くは生きられないと思う。苦しみが増してきたから、一日も早く天国に行きたいの。早くお迎えが来てくださるよう、祈っててね。今まで色々ありがとう!!」とメッセージをくれました。私は、「日本から又電話するね。天国で又会えるのを楽しみにしてます。長い間、良い友達でいてくれて、本当にありがとう!I love you so much.」と言って電話を切りました。
日本から電話をかけましたが、もう通じなくなってしまいました。
数週間前から、ご主人のクリスさんから時々メールが届くようになり、ロザナさんがホスピスに入院して、最後の時を迎える様子を教えてもらいました。
数日前は、「全ての機能が低下し、意識もなくなった。」と聞いていたので、「もう充分彼女は闘ったので、早く楽にしてあげてください。」と祈るようになりました。
昨日、クリスさんから、「天国に旅立った」と聞いて、安堵するとともに、寂しく、悲しく、心にポッカリ穴があいてしまったようです。
「癌は、患者自身と周囲の人たちに心の準備をさせてくれるから、ある意味とてもよい病気だ」と聞いたことがありますが、覚悟がどんなにできていたとしても、悲しいことには変わりありません。
今まで、友だちでいてくれて、本当にありがとう! ロザナさん!
本物のUGGですね。
返信削除天国で会いましょう。
悲しいけれど、希望にあふれる言葉です。最近、年をとったから、こういう言葉も以前よりも身近に心に迫る言葉になりました。
ロザナさんとご家族のためにお祈りします。
中田さま、
返信削除天国で再会できるという希望がないと、別れが辛すぎますね。
ロザナさんの最後の日々の写真が本当に幸せそうなのは、希望があったからなのでしょうか。
私たちは、数年前までUGGのことを全然知らなくて、息子は必ずタグをわざわざ剥がして履いていました。本当は見せびらかしてよかったんですね。とはいえ、彼にとっては室内履きなので、あまり関係なかったかも。
親は、UGGの「従兄弟」をコスコで買って履いています。