2013年5月30日

広島に帰ってきました






1年ぶりに広島に帰ってきました。今回は滞在がひどく短い上に、1週間東北に行くので、あっという間に過ぎてしまうと思います。

上の動画は、広島で一番おいしいと言われている「八紘」です。なぜか、ミシュラン広島版には入らなかったそうです。それにしても、史上初でミシュランにお好み焼きのカテゴリーができたというのがすごいです。これからご当地グルメ部門が増えるのでしょうか?

沖縄「沖縄そば」札幌「ラーメン」。考えるだけで楽しそうです。

でも、やはり麺のカリカリ、ソースのおいしさ、世の中にこんなにおいしい食べ物はそうそうあるものではないので、広島にはかなわないでしょう。(エッヘン)




2013年5月29日

中学、高校をサバイブする秘訣


5月のセミナーの第2回目は、藤井希依さんから「中学、高校をサバイブする秘訣」を伺いました。


○ タイムマネージメント
○ 少ない時間で良い成績をとる工夫
○ 学校での悩み、友達関係で困ったことがあったらどうするか?
○ 大学進学の準備、テストの勉強方
○ UCバークレーの様子
○ メディカルスクール進学

など情報満載でした。

希依さんは、学業だけではなく、ボランティア、メンターとしても幅広く活動しています。「人の痛みに添えるドクターになりたい」という熱い思いが参加者ひとりひとりに伝わってきました。

様々な日系ネットワーク、コミュニティ誌で宣伝していただいたので、多くの方が参加してくださり感謝でした。個人からの小切手のプレゼントもあり、収益とあわせ、6月分の希依さんのリハビリ費用をサポートできました。

ご協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。

これからも、希依さんを応援していきたいと思います。ご協力お願いいたします。

2013年5月28日

パーソナルファイナンス勉強会


先週は、ぽーと会のセミナーが2回ありました。

第1回目は「パーソナルファイナンス勉強会」でした。講師のK先生は今回3回目で、子供の教育資金と親の引退資金を含めた長い目で見る家計のプランニングを教えてくださいました。

大学資金の額があまりに多いので、親はどうしてもこの部分にばかり目を向けてしまいがちですが、親自身のライフプランもきちんと立てていなければならないことを改めて知りました。

家計の現状をまずきちんと知るために、キャッシュフロー分析、純資産分析、教育資金試算、引退資金試算のやり方をケーススタディーを使ってわかりやすく説明していただきました。

早めにプランを立てて、そのプランに沿ってきちんと投資を続けていかなければならなかったと、子供が大きくなってしまった私などは大いに反省するのですが、子供が小さいご家族はまだまだチャンスがあるのでぜひこれから頑張って欲しいと思います。

ぽーと会ではこれまで、大学進学のための資金、奨学金にフォーカスすることが多かったのですが、これからはもっとビッグピクチャーで家族全体の長い目で見たファイナンスを見る必要があると学んだ1日でした。

丁寧に準備して、私たちひとりひとりにわかりやすく教えてくださったK先生、本当にありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いします。


2013年5月27日

高校の卒業式


金曜日の夕方に息子の高校の卒業式がありました。

その前日の夜、卒業旅行から戻り、金曜日の朝リハーサル、タキシードのレンタルをピックアップして、いったん家に戻り、着替えてから家族で卒業式に向かいました。


男子は、プロム、卒業式どちらもレンタルのタキシードなのであまり出費がありませんが、女子はドレスに気合が入っているので、親御さんは大変です。特に卒業式用の白のドレスは、母娘で思いを込めて、何ヶ月も前から準備をしたそうです。

先々週は、「母と娘のランチョン」が学校であり、それぞれのドレスのお披露目のファッションショーまでありました。出席者に聞いてみたら、美しく成長した自分の娘を見て、お母さんたちの喜びもひとしおだったそうです。「デザインを決め、布地を買い、洋装店に何度も足を運び、その帰りに二人でお茶をして、ゆっくり過ごせてよかった。娘が巣立つ前に、たくさん話をするチャンスがあって楽しかった。」とみんな満足しているそうです。

男子の母は、友達と連れ立ってレンタルショップに採寸に行く息子にお金を渡すだけなので、楽ではあるけれど、ちょっと寂しいです。でもよくよく考えてみれば、たとえ「男子もスーツをオーダーしなさい。」というルールがあったとしても、洋装店のあと息子と母親が仲良くお茶にはならなかったでしょう。

息子は、土曜日から日曜日にかけて友達の家での卒業パーティーのはしごをしています。秋から別れ別れになるので、名残を惜しんでいます。


2013年5月26日

TABLE FOR TWO


丁度1年前にキャリアセミナーの講師として、TABLE FOR TWOをサンディエゴで立ち上げられた上島カー真弓さんにぽーと会に来ていただきました。

素晴らしいパッションと行動力で、参加者一同、真弓さんのお話に心を奪われてしまいました。

サンディエゴでも現在TABLE FOR TWOの活動はますます広がっています。


http://bonvoyagesandiego.blogspot.com/2012/05/blog-post_08.html


http://bonvoyagesandiego.blogspot.com/2012/04/blog-post_20.html

http://bonvoyagesandiego.blogspot.com/2012/03/blog-post_30.html

http://bonvoyagesandiego.blogspot.com/2012/04/table-for-two.html



日経Bizアカデミーの最新号に代表理事の小暮さんがインタヴューを受けていらっしゃいます。

http://bizacademy.nikkei.co.jp/leader/social_interview/article.aspx?id=MMAC0d000017052013&waad=j9zBniRm


日本発のソーシャルビジネスが世界で広がっていることを頼もしく思います。

私たちぽーと会の子供たちもいつの日か、世界各地でみんなの幸せのために貢献してくれるといいなあと願っています。


2013年5月24日

元男の子からのお願い


ぽーと会の平日の朝のプログラムでは男性の参加者はとても少ないのですが、貴重なご意見をいくださったので、ご紹介します。この方は、教育者として、いつも子供たちを違った角度から見てくださっています。

元 男子高校生として、アメリカで育つティーンエージャーの大変さを代弁してくださっています。

「お母さんたちにぜひお願いしたいことは、言いたいことを十分の一くらいに抑えてくださいということです。私は、アメリカで育つ男子生徒を気の毒に思うことがあります。登下校すら親の送り迎えに頼らなければならないことは、この時期の生徒にとっては本当に負担です。日本であれば、登下校が心のバランスを取る場、友達と寄り道をして楽しむ場になりますが、アメリカでは、学校の駐車場にお母さんが迎えに来て、ありがたくもあり、子供にとっては気持ちの切り替えの場を無くすことにもなっています。せめて、あれこれ話しかけずに、そっとしてやってください。」とのことです。

参加者一同、うなってしまいました。

息子が車に乗ってくるなり、「今日の学校どうだった?クドクド~~~」と毎日根掘り葉掘り聞いてしまう(尋問)ことが、子供を追い詰めてしまっていたのですね。

道理で、一人で車を運転できるようになるやいなや、一人で通学したがったわけです。

こうやって、色々違った視点で意見を伺えるのはありがたいです。




2013年5月20日

最後のお弁当



アナハイム
エンジェル球場


息子の通う高校は、先週金曜日が期末テストの最終日だったので、幼稚園から作り続けたお弁当も最後でした。

今までいったい何千個作ったのかわかりません。幼い頃は日本式のお弁当でしたが、そのうち現地校にはサンドイッチを持っていくようになりました。

ハムか卵かツナのサンドイッチ、野菜スティックかミニトマト、りんごかオレンジという日本の「キャラ弁」とは真逆なお弁当でした。こんなに単調なお弁当をよく毎日食べてくれたと親の方が感心します。

アメリカ人の子供たちは「ピーナッツバターとジャムのサンドイッチ」のみというのも多いので、うちだけ特に質素というわけではありませんが、作るほうが飽きてくるくらいワンパターンでした。


APテスト、期末テスト、プロムが終わり、今朝から4日間の卒業旅行、金曜日の卒業式、卒業パーティーで高校生活が終わります。






2013年5月18日

ウエイトリストの結果




息子は1校だけウエイトリストに載せられてしまった大学がありました。

2ヶ月以上待っていましたが、昨日手紙で「今年は、ウエイトリストからの繰上げはありません。」という通知が来ました。

おとといあたりから、College Confidentialで「今年は繰り上げゼロという通知が来た」と東海岸の読者からの投稿があったので、西海岸の我が家にも数日以内に来るなと覚悟はできていました。

息子がウエイトリストから繰り上がれるように推薦状を書いてくださった教授に報告のメールを書きました。

早速返事を頂きました。

「彼が私たちの大学に来れなくなったというのは、本当に残念です。でも湖畔の別荘ができたと思って私たちの家に何時でも泊まりにくるよう伝えてください。待っていますよ。彼が通うことになった大学の教授とも親しいので紹介しましょう。」と暖かいメッセージを送ってくださいました。

万が一繰り上げ合格できていたとしても、メリットスカラシップが出ない大学なので、やはり実際に通うことは無理だったでしょう。でも、大学受験を通して、先生とご家族の暖かいお人柄に触れることができ、感謝でした。

これで全てのプロセスが終わりました。


2013年5月16日

2013年 ぽーと会の夏



この夏もぽーと会では色々なイベントを計画しています。日時が決定しているものは、

5月23日(木)10時~12時 「子供の大学資金と親の老後資金を貯める方法」

5月24日(土)6時半~8時半 「中学高校をサバイブする秘訣、メディカルスクール進学のために今していること」スピーカー藤井希依さん

6月23日(日)3時~5時 リベラルアーツカレッジに通うお姉さんからお話を聞く会 - インターンシップの見つけ方、キャリアセンターの活用法」

場所は全て学習塾ピークです。


その他、

8月 鶴亀彰さんによる平和セミナー

8月 みなと学園での教育セミナー

   「原田誠先生による教育セミナー - 大学のアドミッション最新情報」

   清泉貴志先生によるキャリアセミナー - 日米両国のキャリアパス」

教育のプロ、補習校の校長先生、教頭先生による「作文の書き方教室」「算数のコンセプトを教える手作り教具」「ノートの正しい取り方を家庭で指導しよう!」「家庭でできる日本語教育」「教育の日々の悩み事相談会」「漢字の指導法」などをシリーズで計画しています。

校長先生も、教頭先生も日本で数十年間現場にいらした方たちなので、教育情報の宝庫のような方々です。しかも、子供たちへ思いが溢れる「熱血先生」でお話しているだけでワクワクします。先生方も親御さんをサポートしたいということで、ぽーと会のセミナーに講師として参加してくださることになりました。

2010年高校生の子供たちの大学進学、キャリアをサポートしたいとぽーと会をスタートさせましたが、今では小学校1年生、赤ちゃん連れのご家族、子供さんが巣立った方など幅広い年齢層の方々に参加していただくようになり感謝です。これからも、サンディエゴの子供たちと親御さんたちが元気になれるセミナーを作っていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします!

メーリングリストにご加入希望、あるいはご質問がありましたら

portkaisandiego@gmail.com 

 keikoまで

2013年5月15日

高校生のパーティーと車の運転


高校生がバーティーの時に飲酒をして大きな事故につながることが多いので、色々なところで注意を呼びかけています。

息子が通う高校でもこのようなデモンストレーションが毎年行われます。似たようなビデオも製作していますが、リアルで怖いので,少しマイルドな,この動画を選びました。

この時期は、楽しいことも多いけれど、リスクも大きいことを親も子もいつも覚えていなければなりません。

16歳でフリーウエーも運転でき、高校生のパーティーも多いアメリカで子供を育てるって、親にとって心配することの多い国です。



2013年5月14日

待ちに待った公開








公開が遅れていた「華麗なるギャツビー」をようやく見てきました。

期待以上で、豪華絢爛なセット、素敵なキャストにうっとりしました。ドキドキしたい人にお奨めです。

息子は、去年の英語の先生のオーガナイズで、オープニングの日に、「ディナー、1920年代の仮装、映画鑑賞の夜」でゾロゾロと友達と見てきました。APテストのすぐ後に期末テストが始まるというのに、楽しいこと満載の学校です。

1970年代に製作されたロバートレッドフォード主演のものより、数十倍楽しかったそうです。


2013年5月12日

いくつになっても、人は変わることができる。学び続けることで、道を切り開くことができる。



最近、お友達からとても心温まる話を聞きました。

「いくつになっても人は変わることができる。学び続けることで、道を切り開くことができる。」というテーマです。

そのモデルは彼女のご主人のAさんです。Aさんは、現在アメリカを代表する大手企業で専門職として活躍される一方で、大学でパートタイムで教えています。

高卒で軍に入り、結婚した時はアカデミックなことには興味がなかったそうです。しかし、奥さんの勧めで、仕事の合間に、クラスを少しずつ取り、短大卒、大学卒の資格を取るようになりました。

はじめは、興味もわかず、成績も振るわなかったそうですが、勉強を続けるうちに、学ぶ喜びに目覚め、通勤時間、休みの時間を利用し、MBAまで取得し、今では教育学の修士を取っているそうです。お子さんが次々に生まれ、経済的にも余裕はなかったはずですが、軍の奨学金なども上手に使って、学び続けてきました。

生まれ育った環境が貧しかったので、軍に入ることが最善と考えましたが、現在では、「軍には本当に感謝している。自分に色々な人生のチャンスを与えてくれた。軍に入っていなかったら、一生貧困のままだっただろう。」と奥さんにしみじみ語られるそうです。

「軍でひどい目になった。辛かった。」という人の話は良く聞きますが、自分の人生を切り開くことをサポートしてくれたと心から感謝しているというのに心を打たれました。

現在大学で、若い人たちに「学び続ける大切さ」「道は開ける」ことを教えていらっしゃるのは、本当に素晴らしいと思いました。そういうお父さんを見て育ったお子さんたちも素直で前向きです。そういう家族を影で支える私の友達も心の温かい、とびきり素敵な女性です。


2013年5月11日

大学の寮に引っ越す日



1年生用の二人部屋に自分の荷物を搬入する経過を記録したビデオです。

基本的な家具は揃っていますが、電気スタンド、布団、冷蔵庫、洋服、パソコン、プリンター、ステレオ、本、洋服など、私物がたくさんあります。

田舎の大学なら車を停められるかもしれませんが、町の中だったらタクシーで運ぶのでしょうか?

学年が終わって、夏休み前に寮を空っぽにする時には、もっと荷物も増え、親兄弟の手伝いもないので、どれほど大変な作業でしょう!息子にできるかどうか、今から不安です。

2013年5月10日

ファイナンシャルエイドの基礎 ニーズとメリット


ライトハウスの「米国大学進学ガイダンス」で今月から4ヶ月連続でファイナンシャルエイドについての説明があります。

1回目は、ニーズとメリットの違いと特徴が詳しく書いてあります。

http://magazine.us-lighthouse.com/publication/?i=158515&p=64

サンディエゴ版は32ページです。


2013年5月8日

5月、6月のぽーと会


5月は、2本のセミナーを予定しています。

1つ目は、「子供たちの大学資金と親の老後資金を賢く貯める方法」

2本目は、「アメリカの中学、高校時代をサバイブする秘訣」です。


6月は、去年の12月に大好評だった「東部のリベラルアーツカレッジに通うお姉さんとランチミーティング」 第2弾です。

大学1年を終え、現在帰省されているので、大学での様子、海外研修、キャリアプランニングなどを伺います。

7月、8月は日本でインターンシップをされるので、冬には又その様子も伺えると期待しています。




2013年5月6日

日本の大学に1年間留学したUCSDのお兄さんとお姉さんのお話 (2)


Q 1. 日本で困ったことはありませんでしたか?

A1 子供の頃からよく日本には行っていたので、特に困ることはなかったけれど、強いて言えば、おいしいメキシコ料理や、インアンドアウト(ローカルのファーストフード)並においしいハンバーガーが食べられなかったことです。

 最初は、若者言葉がわからず、とまどいました。


Q2 日本での研修費用は、どのように払ったのですか?

A2 それぞれ大学によって違うと思います。UCSDに払うもの、日本サイドで払うもの、プログラムによって額が違うはずです。


Q3 日本で学んだ授業は、UCSDで全て卒業単位として認められますか?

A3 それも、大学により、あるいは何を日本で学んだかによって違います。


Q4 日本で学ぶための日本語能力が低い場合、(専門書を読んだり、論文を書いたりできないレベル)どうすればいいですか?

Q4 最初に、日本語能力テストがあり、それに合格しない場合、日本で語学研修をすることもあります。そのレベルで来日すると、専門科目が学べない、正規の授業が取れないこともあります。ただし、日本の大学でも、英語の文献を読むことも多く、先生も生徒もある程度英語ができるので、パーフェクトな日本語力は期待されていません。


Q5 日本の大学では奨学金は出ますか?

A5 日本国籍、アメリカ国籍、二重国籍でそれぞれ処遇が違ってきます。


Q6 日本で驚いたことはありますか?

A6 日本の大学生の激しい飲み会はすごかったです。

   関西のノリの良さにびっくりしました。

   学年による上下関係の厳しさに驚きました。大学3年の僕はまだ20歳なのに、浪人して一橋に入ってきた人たちは2年生で23歳を過ぎていて、その人たちが僕に敬語を使うのが馴染めませんでした。


その他、日本とアメリカ両方で就職活動をしている状況や今後の展望なども伺いました。Fさんはこれから社会人になり、Aさんは日本の大学院に入学予定です。

「聞きたいことがたくさんあるので、又話しに来てくださいね。」とお願いしました。「ぽーと会おもしろそうだから、メーリングリストに入れてください。」とリクエストされました。最近メンバーが多様化してきました。


2013年5月5日

日本の大学に1年間留学したUCSDのお兄さんとお姉さんのお話 (1)



4月の2回目のセミナーは、UCSDの海外研修プログラムで1年間日本の大学で学ばれた方お二人からお話を伺いました。

Fさんは一橋大学で経済、Aさんは大阪大学でバイオを学ばれました。

日本での様子をスライドショーにまとめてくださったので、1年間がどれほど充実し楽しかったかが私たちにもリアルに伝わってきました。お花見、花火、海の家、研究発表、海外の学会参加、BBQ,地元の高校生とのソフトボール対抗試合、宴会、お誕生日会など日本独特のキャンパスライフの様子に参加者一同、興味津々でした。

二人とも小学校までしか補習校で日本語を学んでいないのに、とてもきれいな日本語(専門用語、時事日本語はもちろん、尊敬語、謙譲語まで)を使うことができ、感動しました。

私たちからの質問も色々出て、丁寧に答えてくださいました。


2013年5月4日

3人の子供を日本、アメリカ、ヨーロッパで育てる中で学んだこと (2)


Y先生から私たちへのアドバイスです。

○ 子供たちのことを一番理解し、サポートできるのは、自分だけだと覚悟をすること。

○ アメリカでは、16歳以降子供の首に綱をつけて何かをやらせることは不可能。でも、「これは良くないこと。」というメッセージは子供に送り続けることは可能。中学、高校時代に、親はきちんと子供たちに「よいこと、わるいこと」を教え続けていると、必ず大人になっても覚えている。

○ 日本語能力を保つために、読書は不可欠。読者大賞の作品は、子供たちにも読みやすいのでお勧め。

○ 子供自身の中に生きる力があるので、それを信じてください。


そのほか、現地校のMathと補習校の数学のカリキュラムの違い、学習法など、具体的なアドバイスもありました。

2時間では短すぎるので、「今度は、大学進学、就職をした子供たちとの付き合い方について教えてください。」というリクエストも上がっているので、第二弾を近いうちに企画したいと思います。

3人の子供を日本、アメリカ、ヨーロッパで育てる中で学んだこと (1)


色々書くことが多すぎて、3月、4月のぽーと会の報告ができずにいました。

今日は、3月のレポートです。

スピーカーのY先生は、ご主人のお仕事の関係で、日本、アメリカ、ヨーロッパで3人お子さんを育て、現在はおばあさま、教育者、ビジネスウーマンとして世界中を駆け回っておられます。

3人のお子さんは成人され、それぞれの分野で活躍されています。

「私は、話そうと思ったら、一日中でも話すことがあるの。」とご自分でおっしゃるほどですから、大変守備範囲が広い方なのですが、今回は、バイリンガル、トリリンガルの子供達をどのように家庭でサポートするかを教えていただきました。

誘惑の多いアメリカでティーンエージャーを育てることの大変さ、親が育った日本の価値観と生活様式があまりに違いすぎるため、どこを落としどころにするかという具体的なアドバイスもありました。

言葉がわかっていてもアイデンティティクライシスに苦しむことがあるということ、大人になってから第二のクライシスに見舞われる可能性があるというのは、新しい発見でした。複数国またいで育つ子供は、どこでも暮らしていける能力を持つと同時に、どこにいても完全には馴染めない違和感を持つ苦しさも抱えていることに親が気づいてやる必要があります。

「子供が大学に入学してから、親が空の巣症候群になってしまった時、どうやって乗り越えるか?」という質問に対して、先生の答えは「子供への叱咤激励業務から開放されるという嬉しさもあり、しばらくボーとしたら意外と新しい展開が見えてくるかもしれません。」というものでした。

先生自身、お子様が巣立つ前から、幾つかのお仕事を始められ、現在も色々な分野で大活躍されています。とても勇気の出る見解です。


2013年5月2日

とっても嬉しいお申し出


数日前に、1月にスピーカーを務めてくださった藤井希依さんのお母さんからお電話をいただきました。

希依さんが、又体験談をシェアしたいと申し出てくださったそうです。ここ数ヶ月、メディカルスクール進学のための準備のためのセミナーに出席したり、医学学会からの表彰を受ける中で、先輩から多くの励まし言葉、具体的なアドバイスをいただき、希依さん自身も後輩たちを励ましたいと思うようになったそうです。

「もう一度、子供たちと話してみたいから、ぽーと会のおばちゃんにお願いして。」とお母様に電話があったそうです。

私も、「夏休みに時間があれば希依さんが話に来てくれないかなあ。でもすごく忙しそうだから、お願いすると可哀想かな。」とここ数週間ずっと考えていたので、思いが通じてよかったです。

今回のセミナーでは、中学生、高校生がサバイブするコツを教えていただきます。

○ 学校でよい成績をとるコツ

○ たくさんのアクティビティをこなす秘訣

○ タイムマネージメント

○ 学校や、友達関係、家族関係で問題が起こった時どうやって解決するか

○ 中学、高校でこれだけはやっておくべきこと

○ 将来をどうやってプランニングするか



その他、メディカルスクール進学のための準備の様子を教えていただきます。



日時 5月25日(土)6時半~8時半

場所 学習塾 ピーク

参加費用 一人 10ドル

    一家族 15ドル

    収益は全て、希依さんのリハビリ費用に寄付させていただきます。







2013年5月1日

高校生活あと1ヶ月足らず


息子は、5月の終わりの卒業式まで1ヶ月を切ってしまいました。

4月は、グループプロジェクト、ペーパーの締め切りに追われ、ほっとする間もなく、今度はAPテスト、期末テスト、プロム(ダンスパーティー)卒業旅行、先生と卒業生のソフトボール大会、追い出しBBQ,卒業式、卒業パーティーとイベントが目白押しです。

卒業旅行は、3泊4日でカタリーナという島に卒業生全員で行くそうです。まだ2週間以上先なのに、すでにスーツケースのパッキングが終わっています。いつも泥縄でしか支度ができない息子とは思えないプランニングです。(やる気になれば、できるのです)

プロムは、男の子は一人50ドルのチケットを一緒に行ってくれる女の子の分も2人分買い、タキシードを借り、なにかと物入りです。女の子もドレスを買い、美容室でおめかしするので、同じくらい出費があります。

「プロム,僕と一緒にいってください。」とお願いする時のお花、プロム当日に女の子にプレゼントするコサージュの出費もあります。男の子たちはゾロゾロ一緒にお花屋さんに行って注文するそうです。デザインは女の子がドレスに合わせて、予め決めているそうです。


息子とプロムに一緒に行ってくれる子は仲良しグループの一人で、トロい息子の教育係のような女の子です。今からビシビシ指導が入っています。「タキシード早く手配しなさい。あの店は安いよ。」「パーティーのチケットは今買わないと、来週から値上げだよ。」と大変やりくり上手な子のようです。仲良しの8人で乗り合いパーティーバス(中にミラーボールがギンギンに下がっている)で会場に行くそうです。アメリカの高校生ならではのイベントです。

息子は6年間この学校でお世話になりましたが、半数以上はなんと13年間も通っています。卒業すると、違う州の大学に進む生徒も多いので、「これが最後」とばかりに、名残を惜しん遊んでいます。

やはり「高校最後のテストだから頑張ろう」とはならないのです。