2012年12月28日

とてもうれしかったこと






今回のスピ-カーになってくれたお嬢さんのお話を聞いて本当に感動しました。

 多くの合格通知、魅力的な奨学金の数々の中から、たった一つだけを選ぶプロセスの大変さ、大学で優秀な学生さんたちと切磋琢磨しながら学ぶ喜び、自分の頭で考え、一つ一つ将来に向かって築き上げていく充実感、未来への希望、決め細やかな教授の指導 、等アメリカの大学教育の質の高さを改めて知りました。

 嬉しかったことは、高校時代に聞いていたぽーと会の講師の先生たちのメッセージの数々が大学に入ってからの力になったという彼女の体験談でした。お友達にもシェアしてあげて、力づけることができたそうです。

 今回は、彼女のメッセージに私たちが力づけられました。彼女からのメッセージを他の人たちにもお伝えしたいと思います。

 ぽーと会がスタートして3年目、セミナーもあっという間に30回を超えました。毎回、講師の先生方の魂に触れ、「人間って、こんなに素晴らしかったんだ。ご縁ってありがたい。」と感謝の気持ちで一杯になりました。

 これからも、みなさんと感動をシェアできればと考えています。そして、子どもたちにも「人と繋がっていることの大切さ」「学ぶ喜び」「社会に還元する義務」を伝えていきたいです。これからもどうぞよろしくお願いします。

 



 

2012年12月27日

リベラルアーツ大学に通うお姉さんとランチミーティング







昨日のランチミーティングは、クリスマス直後だというのに、多くの方に集まっていただきました。大学1年生になったばかりのお嬢さんは、三方からぎっしり囲まれ、質問攻めにあってしまいました。

・リベラルアーツカレッジを選んだ理由
・たくさんある合格通知の中から、どうして今通う大学を選びましたか?
・勉強の様子、高校と違うところ
・寮の生活、ルームメートとの相性
・友達づきあい、先輩とのつきあい、
・東海岸の気候、サンディエゴに帰ってきてどう感じましたか?
・就職活動、キャリアセンター
・スタディーアブロード
・将来のプラン
・高校の時にしておくべきこと
・おこづかいは、どのようなことに使っていますか
・週末はどのように過ごしていますか


インサイドストーリーは、本当に迫力があり、大学の様子がかなり見えてきました。教授、お友達の中で切磋琢磨され、生き生きと学んでいらっしゃることが伺い知ることができました。


2012年12月25日

サンタバーバラから帰ってきました。




UCSBの正門


UCSBのキャンパス








クリスマス休暇にサンタバーバラに行ってきました。

ついでに、UCサンタバーバラとウエストモント大学の美しいキャンパスも見学してきました。

こんなに美しい場所で4年間も過ごせるなんて、なんて素敵でしょう!まるでオーシャンフロントかオーシャンヴューのリゾートホテルのようです。

この街は、サンディエゴと同じくらい風光明媚な場所です。おしゃれなレストラン、しゃれたギャラリー、コンサートホールと文化の香りがします。

お友達が、サンタバーバラでワイナリーに行くといいよと教えてくれたので、今度はぜひワインテイスティングをしたいと思います。



2012年12月22日

リベラルアーツカレッジに通うお姉さんと鳥の空揚げランチ


 東部のリベラルアーツカレッジに通うお嬢さんから、大学の様子を伺うランチミーティングをすることになりました。

 日時 12月26日(水)11時半~

 場所 ひのてつ

 
 このお嬢さんは、多くの大学から合格通知、素晴らしい奨学金をオファーされ、悩みに悩んだ末、現在通う大学を選ばれました。その、プロセスもとても興味深いです。

 大学での勉強の様子、寮の生活、お友達、クラブ活動、海外留学の計画、就職活動、カフェテリアのご飯、東部の冬の寒さなど、色々なお話が伺えることでしょう。

みなさん、ぜひ参加してくださいね。

 

2012年12月21日

今日からクリスマス休暇










サンディエゴのクリスマス名物
ドクタースースのミュージカル
「グリンチ」
もう15年連続で上演されています。
こどもたちが、おめかしして、お芝居を見に行きます。

 昨日、最後の期末試験が終わり、息子はお友達の家のクリスマスパーティーに行って、大喜びで帰ってきました。学年全員(といっても80人)が呼ばれて、ほぼ全員が出席したそうです。

 息子の通う学校は、小学校から高校まであり、熱心な親が多いです。学校の近くに広大な土地を買い、巨大な家を建てています。バスケットコート、テニスコート、馬場、すごい家になるとゴーカートのコースまであって、誕生会に呼ばれてグーグルマップで調べてみると、周囲が数キロにわたって敷地だったりするので、どこから家に入るのか迷ってしまうほどです。

 お金持ちには違いないのですが、私はこの親御さんたちから、本当の意味の豊かさを学んできました。「家が与えられているのは、学校の生徒たちに使ってもらうためだから、いつでも使ってくださいね。」と全てのイベントのために家を開放して下さっています。子どもたちが大好きなパーティーの他にもスタディグループ、グループプロジェクトの時に、いつも多くの家庭が名乗り出ています。

 学校が主催する「メキシコに家を建てるプロジェクト」「アフリカの孤児院を改築するプロジェクト」などがあると、家族全員で参加して、資材のためにかなりの金額も寄付しています。

 学校のイベントがある時には、お母さんばかりかお父さんも大勢ボランティアに駆けつけます。教室の床が痛んでいることの気づいたあるお父さんは、「学校の全ての部屋のじゅうたんを僕が買うから、夏休みに一緒に張り替えてくれる人を探しています。」と声をかけたら、数十人のお父さんが手伝い、新学期に素晴らしいクラスルームになっていました。

 お金だけでなく、時間も労力も惜しみなく提供される人たちから、「持てる者としての責任」を間近で見せていただきました。我が家にはお金はないけれど、時間や労力なら提供できるので、これからも、少しずつお手伝いしたいなあと思っています。

 

 

2012年12月20日

被災地からの中高生がいよいよ到着します。








宮城県と岩手県からSDJENのホームステイプログラムでサンディエゴに2週間滞在する中高生を囲む会が1月6日にあります。彼らは24日にサンディエゴにきますが最後の日にサンディエゴの皆さんとの交流会を開く予定です。下記が詳細です。参加人数把握のため参加不参加をお知らせいただくと助かります。
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SDJEN主催

「囲む会」のご案内

この度はサンディエゴ日系緊急ネットワーク(SDJEN)主催「被災地からの中高生ホームステイプログラム」へのご支援、ご寄付をして頂き心から感謝しております。皆さん一人一人の温かい思いがこの活動の大きな力となって今ここに実現しようとしております


彼らの滞在中も多くのボランティアの方々が毎日のイベントを支えています。短い2週間での滞在が彼らに少しでも夢や希望、活力や知恵、知識や経験を与えられたらと願っています。微力ではありますがSDJENメンバー、ボランティア共々、一所懸命このプログラムの実現を目指して頑張りますので今後とも皆様のご支援ご協力を宜しくお願いいたします。

SDJENの招待でこの年末年始に被災地から渡米する中高生をサンディエゴの皆さんと共に勇気づけるための会を1月6日に企画しています。12月24日に渡米し1月7日にアメリカを離れる彼らですが、短い2週間という間に色々な所を見て、サンディエゴ在住の日本人たちや、その同年代の子供たちや現地の子供たちと交流したりする予定です。サンディエゴのすばらしい気候や景色を見たり、砂漠のキャンプを経験し、みなと学園のご協力で体験入学や日本語を学ぶ現地の子供たちとの日本語交流やサッカー交流なども企画しています。

この中高生の招待はサンディエゴ在住の皆様や更に各地からの善意ある寄付によって行われます。サンディエゴに住む私たち日本を思う日本人たちの「できること」のひとつとして、是非とも成功させたいと思って企画しました。復興の力となっていく、頼もしい「人」が育つこと、「人」とのつながりを絶やさないこと、それがどんなに大切なことかと考えるようになったからです。

被災地に戻り将来を見据えてゆく彼らにとって、このサンディエゴでの体験が今後、国際的な知識や意識を高めてゆくための大きなきっかけの一つとなることを心から願っています。

また、この2週間の滞在が彼らにとって楽しく有意義であること、そして多くの出会い通して、新たな発想や夢、勇気を育んでいく力となってくれることを願っています。そのことから今回、彼らが皆さんと出会い、交流し、語り合うための機会としてこの『囲む会』を企画させていただきました。ポットラック形式のプライベートな集まりですが是非ともお越しいただけたらと思います。彼らもみなさんとお会いできることをとても楽しみにしています。

日時 1月6日(日曜日)3時~6時 
場所 Highpoint Church 6090 Santo Road, San Diego CA92124
レセプションはポットラック形式です。
参加費  無料
お問い合わせは、contact@sdjen.org まで、ご連絡ください。

もしよければ参加人数把握のため参加・不参加をお知らせください
 
SDJEN 事務局

2012年12月18日

第3回教育セミナー








スヌーピー大好きなお向かいさん
まだまだ、コレクションがあります。写真は、途中経過です。
夜は、ガレージドアにプロジェクターで「スヌーピーのクリスマス」の
上演をし、スピーカーで「スヌーピーソングのメドレー」を流してくれて
近所一帯にぎやかです。


 2010年から始まった教育セミナーは、昨日3回目を迎え、たくさんの方に参加していただきました。

 第一部では、原田誠先生から、「バイリンガルであることを生かしたキャリアパス」、「日米それぞれでの就職活動のタイムライン、いつ、どこで、何をするべきか」、「大学時代に、激動の世の中生き抜く力を養う力を身に付ける大切さ」を学びました。

 第二部では、美甘章子先生から、「アメリカで日本人の親が子育てをする際に気をつけなければならないこと」「バイリンガル教育をすすめていく中で、心がけるべき点」「学習障害について」などを教えていただきました。

 あまりに、情報満載で、頭が飽和状態でした。しかも、今後も自分自身で考え続けていかなければならない膨大な宿題が与えられたようで、ずっしりと重たい荷物を背負って帰宅しました。

 先生方に様々な問題を解決していただいたと同時に、自分のしてきた間違い、思い違いも浮き彫りになり、辛いこともたくさんあります。これから、勉強するべきこと、課題がさらに増えてしまいました。

 みなさんからも、「素晴らしいセミナーでした。」「又、ぜひ出席します。」「次回から、案内してください。」とお褒めの言葉をたくさんいただきました。

 それと同時に、アメリカで子育てされる親御さんたちがどんなに苦しみ、悩んでいるかがわかりました。今回は日本語を教える側の先生方も参加してくさり、親の生の声、叫びを聞いてくださり、感謝でした。

 SDJEN主催の「被災地中高生ホームステイプログラム」のパネル展示、ミニバザー、お弁当販売、子どものホリデードレスバザーも大好評でした。お陰で341ドルを寄付することができました。ご協力、本当にありがとうございました。

 「Bentowich」さんの特製チキンカツは8種類のソースをかけて食べるという画期的なもので、「日本風」「中華風」「インド風」「イタリア風」「メキシコ風」とフードオリンピックのようでした。ソースはどれもおいしかったのですが、私のお薦めは、「カツソース」でした。

 たくさんの方の知恵、善意、熱意、親切、配慮、情報、スキル、ネットワークがぎっしり凝縮したすごいセミナーになりました。5時間のイベントが12時間くらいに感じられました。

 講師の先生方、参加してくださった皆さん、設営を手伝ってくださった方々、本当にありがとうございました。


 来年もぜひ開催したいと思います。


 

 

2012年12月14日

すっきりまとまる

バルボア公園 野外音楽ホール
 

 
12月17日(月)のセミナーの第二部、美甘先生のセミナーでモデレーターを務めてくださる、原田先生が、様々なの父兄の方、先生方の質問を、わかりやすくまとめてくださいました。
美甘先生にお伺いしたいことについての質問事項は、大きく以下の3つのテーマに分けられます。
(1) 日英バイリンガル教育の進め方
(2) 学習に問題を抱える子どもの支援
(3) 子どもの教育における親の役割
そこで、当日は、上記の3つのテーマについてまずは美甘先生にお話しをしていただき、その後保護者からの質問を交えて質疑応答形式でセミナーを進めていただくことになりました。具体的には、以下のような質問になります。
(1) 日英バイリンガル教育の進め方
- 子どもが補習校へ行くことを嫌がる。今日本語を学ぶ必要性を小学生の子どもにどのように伝えればよいか。
- 日本語学習は、いつまで続ければよいか。
- 補習校を続けられ無くなって辞めるとき、子どもが挫折を感じたり日本語が嫌いになったりしないようにするためには、どうすればよいか。
- バイリンガル教育について、父親と母親の間で考え方が異なる場合、どのように折り合いをつければよいか。
(2) 学習に問題を抱える子どもの支援
- 集中力に欠けていて、成績が徐々に落ちてきた。学習障害の可能性があると思われるが、どのように診断してもらえばよいか。
- 学習障害がある子どもに対して、親はどのような方法で学習や進学をサポートするべきか。
(3) 子どもの教育における親の役割
- 日本人の親とアメリカ育ちの子で考え方が合わない。親子の関係を改善するためには、どうしたらよいか。
- 子どもが失敗しないように、親が先回りをして面倒を見すぎてしまうため、子どもの自立心を養うことができない。親としてどうすればよいか。
 
きっと、充実したセミナーになることでしょう。

2012年12月13日

昔の青少年は偉かった!









15でねえやは、嫁に行き~



集団就職






 自分の息子が特にそうなのかもしれませんが、精神的になんと幼いことかと、いつもあきれてしまいます。お金は天下のまわりもの、失敗してもなんとかなると、たかをくくっています。

 それに比べて、今から数十年前に、中学を出てすぐに集団就職をした若者の偉大さが、今になってわかります。

 たった15歳で家族から離れ、フルタイムで仕事をし、夜間高校に通い、日々節約してお金をためて田舎に仕送りと、なんとけなげなんでしょう。意地悪な上司、劣悪な労働環境でも、「辛抱しなさい。」と言い含められて出てきているので、歯をくいしばって、頑張ったのでしょう。

 どう考えても、うちの息子は、10年は遅れをとっています。「歯を食いしばる」などというコンセプトは、一生かかっても理解できないでしょう。どこで、子育てを間違ってしまったんだろう?

2012年12月11日

慶應義塾大学GIGAプログラム





 先週行われた、「慶應義塾大学GIGAプログラムの説明会」には、多くの方に参加していただき、ありがとうございました。

 Van Meter先生から、コンピューターサイエンスのカリキュラム、研究会、海外の大学との提携、キャリアパスなどを教えていただきました。

 事務局の森澤さんからは、奨学金、アプリケーションプロセスの説明がありました。SATスコアの提出と3分間の自己紹介ビデオの製作がありますが、TOEFLスコアーは、アメリカの高校を卒業した生徒には要求されていないそうです。

 この説明会は、永住、駐在など日本人の親とその子どもたちが対象でしたが、午前中は、現地の高校で先生方、生徒たちへのプレゼンテーションもありました。日本文化、日本語に興味のある生徒たちが今後日本への留学も視野に入れてくれると信じています。

 この夏は、体験プログラムということで、キャンプが開催され、多くの高校生が参加しました。来年の夏も開催されるとのこと、一時帰国のタイミングが合えば、参加してみるのもおもしろいかもしれません。

 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の卒業生は、ぽーと会のキャリアセミナーの講師を務めてくださった上島 カー 真弓さんのように、社会をよきものに変えよう、みんなを巻き込んで行動しようという、チャレンジ精神が旺盛で、躍動感のある方が多いように思います。

 キャンパスも広々していて、まるでアメリカのようです。数年前、オープンキャンパスに参加した息子は、学食のうどんに「大盛り」「特盛り」があるのが気に入ったと、感心していました。(瑣末すぎ)1日体験講義では、スマートマテリアルのコンセプトを脇田先生から教えていただき、3Dプリンターを使わせていただいて、大変楽しかったそうです。

 補習校の先輩たちもいらっしゃるので、懐かしいはずです。

 GIGAプログラムは、去年からスタートしたばかりなので、これからどのように発展していくか楽しみです。

  

2012年12月10日

大学の寮の生活を快適にしてくれるアイテム10選


 寮に入る前に、大学から用意するべきりストを渡されるそうですが、それ以外にも、持っていたらより快適、便利なものが10項目あげられています。

 第10位から2位までは、納得しますが、堂々の第1位には、驚きました。「いくらなんでも、それは、ないだろ~」というものです。

 答えは、ビデオの最後にあります。あきれてください。






2012年12月8日

原田誠先生と美甘章子先生に伺いたいこと (4)




原田先生への質問

これから、世界はどうなっていくのでしょうか?私たちの子どもたちが大人になる頃には、日本はいったいどのような状態なのでしょうか?

グローバル社会は、子どもたちの未来の生活のどのように影響しますか?

今のうちに、子どもたちにしてやれることは何でしょうか?
原田先生に


美甘先生への質問

永住か帰国予定のない長期滞在の子どもたちに日本語を教えていらっしゃる先生からの質問です。

バイリンガル教育は、教育現場と家庭との二人三脚なのですが、特に小学校の低中学年までは、親のやる気にかかっています。家庭8割、学校2割というくらい家庭での比重は大きい。始めは、張り切ってがんばるぞ!と思っていても、学習内容が進むにつれ、理想と現実の狭間で、どんどん弱気になっていく。親が迷うと、肝心要の家庭での日本語学習がおろそかになり、子どもはどんどん日本語から離れていく。補習校でも、永住、長期滞在の子供たちは3年生の壁を乗り越えられず、多くの児童が辞めてしまいます。このあたりまでは、教師は子どもへの指導よりむしろ親の手引きに重点を置かなくてはいけません。

親のテンションをキープできるように、教師がサポートをしているわけですが、ブログの質問を見ていても、やはり多くの親御さんが、悩み迷っていらっしゃいます。親を常に刺激して、やる気をキープさせるために、教師に何ができるのかをいつも考えています。今回のようなセミナーを紹介するのも一つの策です。バイリンガル教育の専門書を紹介したり、アンケートをとって個々の悩みや相談に応じることも度々あります。他に、どんな有効な手だてがあるのでしょう?

また、親御さんの中には、自分が子どもの時に日本の学校で受けた教育をそのまま自分の子どもにも求める場合があり、海外でのバイリンガル教育が、日本の国語教育とはちがうことを理解してもらうのが大変です。小さいうちは何とかなっても、子どもの自我が芽生える頃には、壁にぶつかります。このような親御さんに対して、どのような対応をすればよいのでしょうか。
美甘先生

2012年12月7日

原田誠先生と美甘章子先生に伺いたいこと (3)







原田先生への質問

○ カリフォルニア州の財政難がまだ続いていますが、今後私たちの子どもたちにはどのように影響してくるでしょうか?

○ APクラスは、沢山取る方が大学受験に有利だと聞いています。いくつ取れば良いでしょうか?

○ 子どもの通う学校は、あまりAPクラスがオファーされていません。大学受験に不利になるでしょうか?

○ レギュラークラスのAとAPクラスのBでは、APのBのほうが良いと聞きますが、Cになってしまったら、むしろレギュラーのAのほうがましでしょうか?

○ 大学訪問はいつするべきでしょうか?注意すべきことはありますか?


美甘先生への質問

○ 毒親に育てられました。自分の子どもにはしないつもりでしたが、いつのまにか同じ行動パターンになっています。どうすれば負の連鎖を断ち切ることができるでしょうか?

○ 子どもには失敗から学ばせなければならないとわかっていますが、取り返しのつかないことになりそうで、ついつい先回りして、失敗を回避させようとしてしまいます。どうすれば、自分の子どもを信じて冒険させてやれるか、わかりません。

○ アメリカ人の夫、夫の家族から見ると、「土曜日にも学校に行かせ、夏休みには体験入学をさせて、子どもがかわいそうだ。」と非難されます。その上、土曜日の朝、子どもが辛そうに登校すると、私まで心が折れてしまいそうです。家族で私だけが孤立してしまいました。


2012年12月4日

原田誠先生と美甘章子先生に伺いたいこと (2)



トーリーパインズ州立公園では海と山が両方楽しめます。
ハイキングコースも初級~中級と色々なレベルがあります。




先生方への質問の追加が来ました。

原田先生への質問

○ 家計が苦しいので、子どもの大学の学費を払うことが難しいです。州立ですらとても高く、私立のスカラシップは学業優秀だったり、スポーツに秀でていなければ難しいと聞きました。うちの子供は、どちらでもありません。どうすればいいでしょうか?

○ これからは、コミュニティーカレッジからUCにトランスファーが難しくなると聞きましたが、本当ですか?

○ 「食べていけない職業」といわれる勉強をしに大学に行くと子どもが言い張ります。夫は「1000万円~2000万円も出して卒業しても費用が回収できない」と反対しています。他の仕事が見つかりやすい専攻にするよう説得するべきでしょうか?

○ ボランティアを長時間すれば、大学のアプリケーションでアピールできるとききました。目安は年間何時間でしょうか? どんなボランティアをすれば有利になりますか?

○ 子どもは、現地校で目立たないので、カウンセラー、先生から推薦状をもらうことが難しいです。たとえ書いてもらっても、あたりさわりのないことだけで、子どもの良さは大学に伝わらないと思います。どうやって、アピールしたらいいでしょうか?


美甘先生への質問

○ 子どもが補習校へ行くことをとても嫌がります。大人は「日本語ができると将来役に立つ」とわかりますが、小学生の子どもにわかるように説明するにはどうすればいいでしょうか?


○ 漢字練習、理科、社会、とだんだん補習校の勉強が難しくなり、いったいいつまで日本語学習を続けていけば良いのか、先が見えなくて親も迷ってしまいます。辞め時をどう見極めたらいいのかわかりません。「辛いから辞める」というのを今親が許可すれば、今後他のことでも、やめ癖が出てしまうのではないかと思います。

○ カリキュラムのきつい補習校に子どもを入れています。おそらく、近いうちについていけなくて、辞めざるをえないと思います。子どもが挫折と思わないようにするには、どうすればいいでしょうか? 苦手な日本語を頑張ってやって、それでも、うまく行かなかったということで、今後日本、日本語に対するアレルギーが出てくるのではないかと、心配です。

○ 現地校の先生が、何でも先入観で判断されるので、困っています。日本人が多く住む場所なので、先生は、「日本人の子どもはこうだ」と思い込み、ステレオタイプで決め付けます。このような先生の考えを改めてもらうためには、どうすればいいでしょうか?





2012年12月3日

原田誠先生と美甘章子先生に伺いたいこと (1)

時間によって、海の色が全然ちがいます。



 12月17日の教育セミナーで、講師の先生方に教えていただきたいことについて、アンケートを募集中です。

 今まで届いたものの中から、いくつかを紹介したいと思います。


原田先生への質問

○ 自分の子どもは、大学進学までは、順調にきて、一安心していました。ところが、大学に入ってから将来何をしたらいいか、方向が見えなくなってしまったようです。20歳過ぎた子どもに対して、どうやって、アドバイスしてやっていいかわかりません。

○ 日本での就職に関して、 アメリカの大学に通っていると、距離的にも遠く、日本の大学生と同じように就活をしていくことが困難に思えます。 いつ、何を、どうやってするべきいか、教えてください。

○ 大学が合わなくて退学してしまった子供は、どうしたら元に戻れるのでしょうか?誰に相談すれば、今後のキャリアの手がかりが見つかるでしょうか?下の子どもには、同じ経験をさせたくないのですが、今後気をつける点はありますか?

○ 新卒として入社するのなら、アメリカと日本はどちらがトレーニングをしっかりしてくれますか?バイリンガルに加え専門の科目を学んだことをきちんと評価してくれる会社はどうやって見つければ良いですか?


美甘先生への質問

○ 現地校のクラスで、差別的な発言をする子どもがいるようですが、親はどこまで入っていっていいかわかりません。担任の先生と話すべきなのか、子どもに任せるべきか、悩んでいます?

○ 現地校の成績は悪くないのですが、集中力に欠けています。中学に入ってからだんだん成績も落ちてきました。担任の先生に相談しても、全く相手にしてもらえません。どうすれば、子どもに学習障害があることを、診断してもらえますか?

○ 日本人の夫は、古い考え方の持ち主で、沽券にかかわることにこだわりがあり、アメリカ育ちの息子と絶えず衝突しています。どうやったら家の中が平和になるか、両者のバランスを取るにはどうしたらいいか教えてください。


まだまだ、質問を募集中です。

portkaisandiego@gmail.comまで

2012年11月30日

「教育セミナー2012」 のご案内



ぽーと会主催
「教育セミナー」のご案内


 
  お陰さまで、ぽーと会は3年目を迎えました。これからも、バイリンガルの子どもたちの将来をサポートするプログラムを企画していきたいと思います。

  12月の教育セミナーは2部構成で行います。

  前半は、ぽーと会の立ち上げからご指導いただいている原田誠先生が、講師を務めてくださいます。今回は、「日英バイリンガル学生のキャリアパス」に的を絞ってお話しいただきます。大学卒業後の進路についての基本的な考え方、アメリカでの就職活動の進め方、海外の学生が日本の就職活動を有利に進める方法など、海外の大学で学んだ経験を活かしたキャリアプランニングについてアドバイスをいただく予定です。

 後半は、心理臨床ドクターの美甘章子先生から、「バイリンガル教育を家庭でいかにサポートしていくべきか」「日本で育った親がアメリカで子育てをする際に気をつけなければならないこと」[日本人の子どもたちが現地校で遭遇するトラブルの対処法]などをお話いただきます。進行役を原田先生が引き受けてくださいました。

 美甘先生は、数年前まで、みなと学園でのオープンハウス(American Teachers’ Day)で、現地校の先生方に対して文化の狭間で苦労している日本人の子どもたちが抱える問題点をわかりやすく説明してくださっていたので、覚えていらっしゃる方も多いと思います。今回は、ぽーと会のセミナー講師としてご参加いただきます。「異文化ギャップ」「世代間ギャップ」など、私たちが普段子育てをする中で抱えている問題を、わかりやすく分析し、解決法を見つけてくださることでしょう。

 1部と2部の間に、フードバザーと子ども用フォーマルドレスバザーを開催します。収益は全てサンディエゴ日系緊急ネットワーク(SDJEN)の招待でこの年末年始に渡米する2人の中高生のサンディエゴでのホームステイプログラムに寄付されます。食べ物を寄付してくださっても、食べ物を買ってくださっても、結構です。ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 みなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

日時 1217日(月)3時~8時 

場所 くじら学園  6090 Santo Road,San DiegoCA92124

プログラム
第1部          原田誠先生セミナー 3時~5

 フードバザー、ドレスバザー 5時~6

第2部          美甘章子先生セミナー6時~8

参加費  $20 (1家族)

お問い合わせは、原田先生、美甘先生にセミナーの中で教えていただきたいことは、portkaisandiego@gmail.com まで、ご連絡ください。
                               



2012年11月28日

被災地中高生ホームステイプログラム 最新情報

お友達のMさんが送ってくれたサンディエゴの紅葉の写真
サンディエゴも暖かいなりに、冬に向かいます。

 SDJENが企画して、被災地の中高生2名をサンディエゴでホームステイしてもらうプロジェクトは、多くの方のサポートにより、少しずつ前進しています。

 お花と絵の展覧会での収益、プログラムに賛同してくださった世界各地の皆様からの寄付、あと数日で成田からサンディエゴまでの直行便を就航させる日本航空さんからの航空券の寄付で少しずつ目標額に近づいてきました。「もし、日本航空さんが無理そうだったら、いつも補習校で子どもたちのために色々な教室を開いてくださってる全日空さんにお願いしてみようか?」と心配してくれるお友達もいて、心強かったです。

 ぽーと会主催の教育セミナーでもフードバザーを予定していましたが、メンバーの方が、お友達と協力して子どものフォーマルウエアーのバザーもしてくださることになりました。これから、クリスマスパーティー、ニューイヤーパーティー、プロムで活躍することでしょう。

 10日間のサンディエゴでの滞在中、学校訪問として、息子たちが通う日本語補習校に体験入学が決まりました。「いきなり当日補習校に入れては、馴染むまでに時間がかかり、負担が大きいのでは? 補習校の子供たちは、話の内容によって日本語と英語をひっきりなしにスイッチするみなと語を使うから、日本の子は引いちゃうかもね。心細くならないよう、うちでウオームアップするといいよ。」と心配してくれたお友達が前後泊のホームステイを申し出てくれました。

 彼女もご主人も東北出身で、ご実家では色々な形で被害を受けているので、渡米してくる2人の苦しみがよく理解できるそうです。「家で東北料理をご馳走してあげるよ。きっと懐かしいはず。学生さん2人と一緒に家族でご飯を食べながら、補習校のことをうちの子どもたちに説明させるから。お弁当も作ってあげるね。」と今から細々と心配してくださっています。

 自分には何ができるか、みんながそれぞれ考えて、思いもかけないくらい多くのサポートを申し出てくださり、感謝でいっぱいです。

 
 


2012年11月26日

セカンドチャンス



息子の大学アプリケーション専用メールに、面白いご案内がありました。



大学の申請用紙を犬に食べられてしまった方へ

あなたが、11月20日のアーリーアクションでアプリケーションを出そうとしていたことは知っています。しかし、どうもあなたの悪戯な犬が食べてしまったようですね。とても不幸なできごとでした。

私たちの大学は、もう一度チャンスを上げます。どうか、12月1日までに、必ず出してください。今度は、犬に食べられないように用心してくださいね。


かわいいお手紙で、感心しました。なんて、ユーモアのある大学なんでしょう。この頃は、アプリケーションは全てオンラインなので、たとえ家に犬が10匹いても、山羊が20頭いても、食べられることはありません。