2014年4月26日

海外で育った子供たちの日本での大学進学




先日開催されたセミナーの報告をぽーと会の代表者が送ってくれました。

今回も、情報満載、生の声が心に響く素晴らしい会になったようです。報告書を読むだけで、Wさんのお子さんたちの生き生きとしたキャンパスライフが目に浮かぶようです。






4月24日(木)のぽーと会は、「日本の大学への帰国受験」をテーマに行われました。



これまでぽーと会では、こと受験関係に関してはアメリカの大学の話題が中心でしたが、「アメリカか日本か」で悩む子供達も多いことから、今回このテーマを取り上げることにしました。

スピーカーは、2010年のぽーと会発足当時からのメンバーである「お母さん」の1人で、Wさんでした。

人生の大半をアイルランドとアメリカで過ごした二人のお子さんは、2012年に息子さんが、2013年に娘さんが単身帰国。 半年のあいだ予備校に通い、それぞれ2013年、2014年の春、晴れて日本の大学に入学されました。

会では、「アメリカにいる間の準備」「予備校に入る準備とそこでの貴重な経験」「4月入学と9月入学の特徴・メリット」をはじめとして、お母さん方にとっての最重要ポイントでもある「必要経費」について、アメリカでかかるもの、日本の予備校、入試、入学後に分けて解説して下さいました。 また、海外生活の長かった二人のお子さんが、予備校での助走期間を経て、すっかりと日本に馴染み、大学生活を思い切り満喫されている様子も伺うことが出来ました。

他には、一度はアメリカの大学に進学したけれど、やはり日本の大学を受けなおしたい場合の情報や、サンディエゴから帰国した子供達の助け合いやネットワークについての話もシェアして下さいました。

参加者の方々からも質問がドンドン飛び出し、活発で賑やかな会になりました。

会場のお母さんの中には、「お子さんが今まさにアメリカか日本かの決断を迫られて悩んでいらっしゃる」方、「今は未定だけれど何年か後のお子さんの受験に向けての貯金が出来た」という方・・・など色々でしたが、そのどんな方々にとっても有意義なヒントが沢山あったと感じました。



予備校や塾の説明会も、勿論とても役に立つ素晴らしいものです。 けれど、今回こうして経験者のお母さんからフレッシュな情報や生の声を聞かせて頂けたのは、とても有り難いことでした。



日本への帰国受験もアメリカの受験と同様に、「たった一つの正解があるわけではなく、一人ひとりの子供で違う」「大学によって細かい点が違う」ということも勉強になりました。



最後に、スピーカーをして下さったWさんから会の後で頂いたメッセージをご紹介します。

***ふかーく、ふかーく調べていって、この帰国受験で一番に感じたことは、

受験の形がたくさんあって、自分に一番あったやり方を選択することが

成功の糸口になるということでした。

AO入試だったり、9月入学の出願だったり、予備校に通って勉強しながら受験したり。。。



それを志すすべての生徒さんが成功することを心からお祈りいたします。***



沢山のリサーチを重ね、素晴らしいセミナーをして下さったWさん、そして、今回も、ぽーと会に参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました!




2014年4月22日

遠き道のり





両親は月末にケアハウスに入居予定です。

新しい住まいに持ち込むものを箱詰めし、小さな住まいに合ったサイズの家具を買いに行き、転居の手続き(住民票、新聞等)引越しやさんの見積もりを取るなど、細々したプロセスがあります。

でも、何よりも大変なのは、長年住んだ家を空にし、改修し、賃貸に出せるようにこぎれいにしなければならないことです。

「家一軒分のジャンク」の多さときたら、めまいがしそうなほどです。






今日は、大型家具を家から運び出し、処分してもらいました。明日は、ガレージにいっぱいになってしまったゴミ袋数十個分のゴミの回収があります。それでも、ちっとも家の中は空になりません。奥から奥から、とてつもない量のジャンクが出てきます。


私のメンターが、こんな本を紹介してくれました。


http://www.amazon.co.jp/%E8%80%81%E5%89%8D%E6%95%B4%E7%90%86-%E6%8D%A8%E3%81%A6%E3%82%8C%E3%81%B0%E5%BF%83%E3%82%82%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E3%82%82%E8%BB%BD%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8B-%E5%9D%82%E5%B2%A1-%E6%B4%8B%E5%AD%90/dp/4198630984/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1398167912&sr=8-1&keywords=%E8%80%81%E5%89%8D%E6%95%B4%E7%90%86


NHKラジオでも番組が製作されているそうです。




http://www.nhk.or.jp/r2bunka/kokoro/



なんと、通信教育でも学べます。













物を減らし、シンプルに生活することが幸せにつながることを、私たちは元気なうちから心しておかなければなりません。







2014年4月16日

適材適所

 
 
 
 
 
 
宮島名物 あなご飯
 

 
 

今回の私の滞在の目的は、

  1. 9ヶ月お世話になった老人介護施設から父を退去させ、
  2. 両親がケアハウスの2人部屋に引っ越し、
  3. 実家を空にし
  4. 改装し
  5. 賃貸に出す
     
    プロセスを手伝うというものでした。
     

とりあえず、先週、父の荷物をまとめ、無事帰宅できました。


スタッフ、入居者の方々が皆さん名残を惜しんで、見送ってくださいました。




入所当初、父ともう1人のおじいさんが囲碁の対局をしていましたが、そのうち仲間が増え、10人以上が集まるようになりました。


囲碁をしない人も、見学に来るようになり、それまでは自室で閉じこもりがちだったおじいさんたちが、交流するようになりました。


「これは素晴らしい」と、以前企業で役員をされていたおじいさんが「囲碁、将棋クラブ」を立ち上げ、毎週金曜日の午後、食堂を借りての定例会が始まりました。会長さんは、行動力、リーダーシップ、経済力があるので、対局の組み合わせを毎週決め、不足してきた碁盤を寄付し、毎週参加者に自動販売機のコーヒーをご馳走するというきめの細かいお世話をされています。


それだけではなく、今後の展望として、「近隣の老人会との連携」(アウトリーチプログラム)や「小学校の囲碁クラブとの交流」(異世代交流)なども計画しているそうです。


自分たちの活動をニュースとして取り上げてもらうよう働きかけ、取材に対応したり (広報担当)、勝った負けたで熱くなりすぎた人たちを仲裁したり、(人事担当)みなさん得意分野があるようです。、入居者の息子さんも最近定年退職され、暇になったので、ボランティアコーチとして通って来られるようになりました。(日本は高齢者社会です。)


普通老人ホームのイベントは、外部から人がやってきて、踊りを踊ったり、歌を歌ってお年寄りに見せてあげるパターンなのですが、囲碁将棋クラブは、入居者自らが立ち上げ、ホームの外に向かって情報発信しようとしているのがすごいです。


父は父で役に立っていて、いつもニコニコハッピーなので、新来会者にとって親しみやすい(ウエルカム コミッティー)、ビギナーにとってハードルが低いといった形で、貢献できてよかったです。


みなさんが、「毎週金曜日の定例会には、ぜひ参加してください。」と誘ってくださっているので、新しい施設に移ってからも、父は出席することになりました。これから毎週古巣に帰ります。






2014年4月12日

4月のぽーと会




4月のぽーと会では、人生の大半を海外で過ごしたお子さんお二人を日本の大学に送られたお母さんから体験談を伺います。

カバーしていただく内容は、

  
  ○ 日本かアメリカかという二つの選択肢で揺れた時期

  ○ 人生の大半を海外で暮らした二人が、自らの意思で最終的に日本の学校を選んだ理由 
  ○ アメリカにいる間にする帰国受験の準備

  ○ 勉強の仕方、学校のリサーチ、一時帰国時に学校見学 
  
  ○ 予備校での半年間の貴重な経験

  ○ 予備校を上手く活用するコツ

  ○ 9月入学/4月入学       それぞれの特徴とメリット

   〇 入学後の二人の様子

  
 
  〇 経済的なこと   

  ・入学までにかかる費用

  ・入学後の費用(学費、生活費など)

 
  〇 これまで海外経験で培った逞しさ(その他もろもろ)と、
    これからの日本での大学生活を将来にどう活かしていくか楽しみ   


などです。


現在、日本の大学生活を満喫されているお子さんたちの様子も伺えるので、楽しみです。


みなさまも、どうぞご参加くださいね。


2014年4月8日

ホームステイプログラム 無事終了




SDJENさんからお便りが届きました。



SDJEN 2014年度サンディエゴホームステイが先日無事に終了いたしました。

翠さんとみなみさんは、緊張した到着当日の表情とうって変わって、日が経つに連れ自分の気持ちや意見を一生懸命表現してくれました。予定通りにいっぱいの笑顔でサンディエゴ空港から日本に向かって帰国しました。




10日間の短い期間の中忙しい日程をこなし疲れたここと思いますが、毎日いろんな場所で多くの人達と会い意見を交換したり、サンディエゴの自然を楽しんでくれたと信じています。一回りも二回りも大きくなって成長したかもしれない彼女たちを私たちもずっと楽しみに応援し、見守り続けたいと思います。

この10日間のサンディエゴでの経験や出会いが今後、国際的な知識や意識を高めて、そして多くの出会いを通して、新たな発想や夢、勇気を育んで行く力となってくれることを願っています。

今回のホームステイプログラムもサンディエゴに住む多くの方々のご支援ご協力、また日本からも多くの応援の元成功しました。本当に心から感謝の意を表します。


計画準備運営に関わった我々SDJENは少数の草の根ボランティアグループです。大きなことや目立つことは決してできませんが、1年前から計画を立ち上げ数多くの話し合いを重ねてきました。実際のホームステイプログラムの10日間の運営に関わったメンバーの皆さんにも感謝いたします。




今年のホームステイプログラムは終わりましたが又来年のホームステイプログラムは今日から始まります。これからは多くの反省点も提示されると思いますが、一つ一つ改良点を見つけより良い組織と今後の活動にいかしたいとと思います。


SDJENは「自分たちができることを自分たちの頭で考え実際に行動する」グループです。これからも皆さんのご協力、応援を宜しくお願い致します。

SDJEN 一同

帰国した二人は、もう新学期を迎え、学校に戻ったことでしょう。これから、サンディエゴでの経験を思い出して、大きく羽ばたいてくれると信じています。





2014年4月5日

日本に来ています




これは親友のMちゃんが送ってくれた写真です。
(なんと、サンディエゴの桜です)












桜が満開です。荘厳な美しさに、ただ圧倒されるばかりです。

桜景色2014という写真のコレクションがあります。

日本全国の桜が楽しめます。


 

両親が2人揃って同じ老人ホームに移ることになりました。

今は、父が9ヶ月お世話になったケア付高齢者住宅の片づけをしています。

これから、新しいホームへの引越し、実家の整理、改修、賃貸への手続きとプロセスが長いので、手際よく高齢者住宅の片づけを終わらせたいのですが、入居者の方たちが名残を惜しんでひっきりなしに訪ねてくださって、思うように作業が進みません。

こんなに多くの方々に親切にしていただいた父は、本当にラッキーです。

 




2014年4月2日

サンディエゴはありがたい町です





息子は休み中、大きな町の中国マーケットに先輩たちと出かけました。

長い間サンディエゴに住んでいると、3軒の日本のスーパーがあり、お弁当、お惣菜が自由に手に入り、週末には店頭でおはぎやシュークリームが作られて、全国駅弁大会、北海道物産展が定期的に開催されるような環境がどれほど恵まれていていることを気づくことさえありません。

でも、先輩たちが苦労して中国マーケットで日本の食料品を探す姿を見て、初めて息子はこれまでの自分の環境がラッキーだったことに気づいたようです。

戦争花嫁として渡米された方のお話を伺うと、当時は醤油、米さえなかったそうなので、今はどんな田舎のアメリカのスーパーでもその2つは手に入るので、ずいぶん改善されています。
今でもマイナーな国に赴任される方は、「ハウスほんとうふ」(いまや完全に死語になり、そんな商品がまだ存在していることすら知らなかったけど)


https://www.house-direct.jp/product/hontofu


を大量ケース買いして、持ち込むと聞きました。


うちの近所のコスコでは、オーガニックのハウスのお豆腐が4つセットで売っているくらいなので、お豆腐は世界の人々の食生活にも深く入り込んでいると思っていたので、びっくりです。



ネパールに赴任する外交官の奥さんの友達は、「現地の人に鶏舎を建てもらって、鶏卵を入手する手引書」を読んでいたり、「大使館スタッフが1ヶ月に1回、飛行機に乗って、シンガポールの大丸に食料の調達に出張するの。」と10年前くらい前に話していたので、現在でもアメリカの田舎より不便な食生活をしている日本人は世界にはたくさんいらっしゃるのかもしれません。




食いしん坊の私としては、サンディエゴを離れるのはとてもハードルが高そうです。