2013年10月31日

意思を貫く


友人からなんとも重たい話を聞いてしまいました。

彼女の友人のお父様が最近亡くなったそうです。お父様は長年タバコを吸い続け、肺がんが進行し、酸素ボンベで生きていました。ところが、夜中に酸素ボンベを外し、隠れてタバコを吸っているところを家族に見つかり、息子さんが力づくでタバコを取り上げ、事なきを得たかに見えました。

ところが翌朝、お父様は脳出血で亡くなっており、検死の結果、あざが見つかり、息子さんが虐待、殺人の容疑で逮捕されてしまったそうです。

お父様は、「たばこを吸うのは俺の勝手だ。」と思っていたでしょうが、息子さんの将来のみならず、息子さんの家族の人生まで奪ってしまいました。

年寄が「自分らしい人生」と意思を貫くことの危うさを考えさせられた事件でした。




 

2013年10月29日

親の老後をサポートするために (2)







老後は、病気、怪我が心配なだけでなく、財産管理、任意後見人、身元引受、連帯保証人など色々な周囲の助けが必要です。近くに家族がいない場合、これらの問題はとても深刻です。

今回母が緊急入院した時も、家族への聞き取り調査、主治医からの説明、入院費用の保証人を立てる、入院グッズの搬入と待ったなしのプロセスがたくさんありました。

この問題で頭を抱えているのは子供が海外にいる我が家だけではなく、多くの方が悩んでいらっしゃるようです。

広島では数年前から行政書士さんが中心となって「きらり」というサポートシステムを立ち上げられました。http://kirarihiroshima.info/



同じような活動をする団体が全国各地にあるようです。

リスシステムというグループは20周年を迎えました。http://www.seizenkeiyaku.org/HP/seizen1.html


普段からきちんと備えをしておかなければ、いざ問題が起こってしまってからでは、目の前のトラブルを対処するだけになってしまい、ろくな結果になりません。無駄なお金を使うことにもなります。

今回、母の怪我では、一人暮らしができない父の老人ホームへの引っ越し、夫の転勤、サンディエゴの家の改装工事、売却、引っ越し、息子の進学などあまりに多くのことが重なり、大変でした。結局全部はできなかったので、サンディエゴからの引っ越しが一番後回しになってしまいました。

短い時間に処理したやりかたが母にとって大変不本意な結果となり、のちのちまで恨まれ残念です。

少子高齢化、家族の形態の変化、家族のグローバル化などにより、今までのように家族だけで老人をサポートすることが難しくなっています。

できない部分をプロにお願いするのもありかなと考える今日この頃です。

 

2013年10月28日

親の老後をサポートするために (1)



この夏、母は転倒し、大腿骨骨折で手術、3か月入院し、退院し現在は自宅で療養しています。

今までできていたことができなくなり、生活もすっかり変わってしまいました。



● 2階に上がる階段を使うことが危険になり、1階部分で生活することになる。

● 改築工事

● 地域の包括支援センターに連絡し、介護保険を申請

● 介護サービスの事業所、ケアマネージャーさんとの連絡

● ヘルパーさんに家事サポートをお願いする

● リハビリのためのデイサービスを探す。

● 夕食の宅配サービスの申し込み



などなど、やることがエンドレスにあります。

ぽーと会のメンバーの方で、ビジネスコンサルタントとして活躍される方が、ご自分の経験をシェアしてくださった時に、「新しいプロジェクトを立ち上げるくらい大変な仕事だった。」と教えてくださいましたが、まさにそんな感じです。


 

2013年10月24日

大学生活節約法 虎の巻


鹿が水を飲みにやってきた(宮島)

短いけれど、とても面白いKindle本です。

タイトルは Go to college without going broke: 33 ways to save your time, money and sanity と言います。

私たち親は、どうやって大学側に学費を下げてもらうか頭を悩ませます。しかし、子供も日々の生活の中で節約や工夫できます。

一つ一つは額的には大したことはありませんが、チリも積もればで、年間数百ドル、数千ドルを節約することも可能です。

33もの節約術が載っています。必ずしも全部が私たちの子供には当てはまるアドバイスではありませんが、参考程度には使えます。「なるほど、若者はこんな考え方をするんだなあ。」と首をかしげるようなものもいくつかあります。



● 一般教養科目をスキップするために、自力で勉強してCLEPやAPテストを受験しましょう。

● 自分の暇な時間を、お金と引き換えにしよう。たとえば、たくさんの人たちが何日も並ぶような新製品(パソコン、ゲームなど)が発売になる時には、人の代わりに自分が並んでゲットしてお金を払ってもらおう。

● 得意科目で家庭教師になろう。大学内でやってもいいが、クレイグリストに自分の名前を載せれば、もっと稼ぐことができる。

● 学生証を見せることで、レストラン、本屋、などあらゆるところで一割くらいは値引きになるので、ダメ元でやってみよう。

● 教科書は、版が古い中古のものを買おう。ほとんどの科目は、最新情報である必要はない。一応、事前に担当教授に「古い版でもいいですか?」と尋ねるとよい。「いけない。」と言う教授はまずいないはず。

● 教科書の売り買いはオンラインの方がお得

● クラスが始まるずっと前に教授にメールを書いて、必要な教科書のリストをもらい、誰よりも早く教科書探しを始めると安くて状態の良い中古の教科書が見つかる。

● 舎監の仕事はわりがいい。ぜひ応募しよう。

● 人気のあるレストランのウエイトレス、ウエイターのアルバイトだと一晩で100ドル以上稼げることもあるので、人づきあいが好きなタイプならおすすめ。

● インターンは、仕事探し、大学院入学どちらの進路にも必要なので、早めに動くこと。

● クレジットカードの借金には気を付けること

● クラスを選ぶ前に、教授についてのリサーチを念入りに行うこと。

● スタバで勉強するのをやめると、年間数百ドル~数千ドル節約できる。食べ物を買うなどもってのほか。(スタバで本を読むイケてる学生のイメージをマーケティングで作り出されているので、その罠にはまらないこと!)

● 電化製品のシリアルナンバーを書き留めておくこと。(盗難にあったとき、見つかる可能性が高まる)

● ただで利用できるサービス(医務室、大学主催のディナー、パーティー、映画上演会、コンサートなど)をフル活用しよう。



http://www.amazon.com/Go-college-without-going-broke-ebook/dp/B0053RIWEG/ref=sr_1_4?ie=UTF8&qid=1382623288&sr=8-4&keywords=going+to+college+without+broke

よかったら、読んでみてください。







 

2013年10月21日

子供は生きていればよし

 
 

老人2人の付き添いで、病院に行きます。なぜか病院の近くには麺類の店が多く、ランチはラーメンになります。

あるラーメン屋さんでは相席になった方と話込んでしまいました。その方は私より一回りくらい上の女性で、見るからにおいしそうな中華丼を食べていました。思わず、「ワ~、中華丼いいですね。私は、真面目な性格のせいか(???)ラーメン屋さんに来ると、ラーメンばかり注文してしまうんですよね。今度来るときは、中華丼にします。」と声をかけてしまいました。

その方は、地域のおいしい中華丼の店を色々教えてくださいました。そして「去年、息子と夫を亡くし、一人ぼっちになり、家でご飯を食べてもおいしくないので、外出して中華丼を食べることにしているの。」とポツリとおっしゃいました。

まだ30代だった息子さんは、仕事が辛く、鬱になり、自殺されたそうです。その2か月後にご主人も亡くなりました。

「息子が今でも夢枕に立ち、仕事が辛い辛いって、悲しそうに言うのよ。」「息子は給料が安かったので、結婚もできなかったので、私には孫もいないの。とうとう一人ぼっちになってしまった。」と悲しそうに言われます。

「でも息子が生きてさえいれば、それでよかったのに。」という言葉がずっしり心にのしかかります。


「お互いしっかり生きて、寿命をまっとうしましょうね。又ここでお会いししましょう。一緒に中華丼を食べましょう。」と別れました。

日本の経済は少し上向いてきたようにも見えますが、若い人たちの雇用は相変わらず不安定で、派遣切り、ブラック企業などという言葉が日常的に使われています。国の核となってくれる世代が、安心して働き、家庭を築けるような世の中になって欲しいと願うばかりです。

2013年10月19日

ふるさと自慢 (その2)







カープは残念ながらクライマックスシリーズで巨人に3連敗し敗退しましたが、一夜明けて広島市の大型商業店などでは、健闘をたたえるセールが始まりました。名付けて「感動ありがとうフェア」で、あちらこちらで値引きセールを始めました。

どんだけ、広島県人はポジティブなんでしょうか!


ところで、ポジティブと言えば、戦後の廃墟の広島から生まれたパン屋さんアンデルセン(タカキベーカリー、リトルマーメイド)も大変前向きに歩んできて、今では国内のみならず、アメリカ、香港、デンマークにまで進出しています。

 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%82%AD%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC

 
http://www.andersen-group.jp/group/


http://usa.andersenbakery.com/



最近「アンデルセン物語」(新潮社)という本を読みました。





http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%B3%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E9%A3%9F%E5%8D%93%E3%81%AB%E5%BF%97%E3%82%92%E9%81%8B%E3%81%B6%E3%80%8C%E3%83%91%E3%83%B3%E5%B1%8B%E3%80%8D%E3%81%AE%E8%AA%87%E3%82%8A-%E4%B8%80%E5%BF%97-%E6%B2%BB%E5%A4%AB/dp/4103031522/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1382193289&sr=8-1&keywords=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%B3%E7%89%A9%E8%AA%9E

この会社のすごいところは、おいしいパンを作り続けて、会社を拡張させただけではなく、「パンのある豊かな生活の提案」「クオリティーの高いライフスタイル」を発信しつづけたことです。

そして、利益のかなりの部分を従業員の教育に投資してきました。アメリカのビジネススクール、CIAなどの名高い料理学校に留学できるシステムが固定レート時代からありました。

苦労して開発した冷凍パン生地の技術の特許を取り、パン職人たちが夜2時から働かなくて済む労働環境を作りました。その技術を囲い込むことをせず、すべてのパン業界が使えるようにしました。このことで、私たち消費者は、おいしい焼きたてパンを気軽に楽しめるようになりました。

障がい者の雇用促進のためにスタートしたスワンベーカリーもアンデルセンの冷凍パン生地を使うことで、品質を保つことができるそうです。

http://www.swanbakery.jp/swan/

パンのビジネスでは全くの素人だった創業者の高木夫妻は、大変な苦労をされましたが、内村鑑三の「「デンマルク国の話」に勇気を与えられ、ことあるごとにこの本を読み返したそうです。

「国は戦争に負けても亡びません。実に戦争に勝って亡びた国は歴史上けっして少なくないのであります。国の興亡は戦争の勝敗によりません、その民の平素の修養によります。善き宗教、善き道徳、善き精神ありて国は戦争に負けても衰えません、否、その正反対が事実であります。牢固なる精神ありて戦敗はかえって善き刺激となりて不幸の民を興します。デンマークは実にその善き実例であります。」(岩波文庫)



原文は青空文庫でも読めます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000034/files/233_43563.html


私は子供の頃からおいしいパンを食べられただけでなく、いながらにして北欧の文化に触れ、素晴らしい理念を目に見える形にしたお店で食事を楽しむことができ、ラッキーでした。


 

2013年10月17日

ふるさと自慢 

 
 






昨日からセリーグ3位だったカープが1位の巨人に挑むクライマックスシリーズのファイナルステージが始まりました。野球の下剋上と言われるだけあって、広島県人は一丸となって熱く応援しています。残念ながら昨日は逆転負けしていましたが、これから頑張ってくれることでしょう。

広島と言えば「おらがカープとお好み焼き」の二つしか誇るものがないように思われていますが、その他にも色々あります。

たとえば、昭和を代表する作曲家の石本美由紀さんも広島出身です。

美空ひばり、五木ひろし、細川たかしのヒット作を書いています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E6%9C%AC%E7%BE%8E%E7%94%B1%E8%B5%B7


一番有名なのは、やはり「あこがれのハワイ航路」でしょう。




この詩を書いた時、石本さんは海外に一度も行ったことがなかったどころか、体も弱く、家に引きこもり、海を見ながら本を読み詩を書くといった生活を送り、周囲の人たちから穀つぶしという白い目で見られていたそうです。でも、決して卑屈になることなく、夢を持ち続けていました。

もちろん、今も昔も瀬戸内海にハワイ航路などあるはずもありません。しかし、自宅から見える漁船をハワイ行きの船に見立て、石本さんは戦後の日本人に勇気と希望を与える歌を作りました。なんという想像力でしょう!!

ぽーと会のために絵を提供してくださった画家のyoriさんは石本さんの親戚で、彼がブレークし上京するまでの広島での暮らしぶりをよく知っています。yoriさん自身も石本さんが愛した瀬戸内海の美しさに魅了されていました。後年彼女は「ハワイ航路」のモデルとなった漁船の絵を描いています。

 
 
左端に見えるのがその漁船です。

子供たちに「今はまだ小さな船でも、大きな夢を持ち、いつの日か大海に向かって旅立って欲しい」と願い、ぽーと会の絵として選ばせていただきました。

すごいでしょ。この小さな漁船が実は「憧れのハワイ航路」なんて!

 

2013年10月14日

シニアの親御さんのための茶話会


先週行われた茶話会のレポートを送っていただきました。



1011日(金)、シニアの親御さんを対象にした「質問、相談を持ち寄る」茶話会が行われました。

アプライする大学のリスト作成に関する質問、これからまだ間に合うカレッジビジットやインタビューに関する質問、またファイナンスに関する質問など、今まさに知りたい質問が色々と出てきました。

また、この秋にお子さんを大学へ送られた二人の先輩ママさんも来て下さり、沢山のアドバイスや経験談をシェアして頂くことができました。

この貴重な情報交換会で気がついたことがありました。

「アメリカの大学アプリケーションは、単に数字だけでなく、その生徒の全体像を見てもらうもの」ということです。 エッセイや、アクティビティー、さまざまな面から自分のこれまでの人生を振り返り、「今まで何をしてきたか」「どう感じ、何を学んだか」「これから先はどう生きて行きたいのか」という「Who I am」に関することをじっくりと考える好機、それが大学アプリケーションなのかもしれません。 17歳、18歳の若者にとって、けして簡単なことではないけれど、きっと素晴らしい経験になることでしょう。

また、情報交換する際に気をつけなければならないこととして、「噂を鵜呑みにしない」ということが挙げられるかもしれません。 明確にしないといけないことに関しては、必ず生徒が大学に直接コンタクトを取るなどして確認することが、とても大切になるかと思います。

最後に、先輩ママさん達から頂いた、温か~いお言葉ご紹介します。

我が家は、大学入試〜入学という過程は過ぎましたが、もしお役に立てることがあれば、またお声をかけてください。」

大変な中でも子供さんと一緒に住める日々をエンジョイしてくださいね

 

参加してくださった皆さま、今回も本当にありがとうございました!

 

2013年10月12日

JAL 航空券 サイレントオークションのご案内


SDJENさんよりご案内をいただきました。

来る19月26日にSDNNによる第一回交流会が開催されます。SDJENブースでは2014年の被災地から高校生を呼ぶホームステイのためのJAL航空券のサイレントオークションを行います。皆さん是非ともご参加ください。

詳細は下記と添付資料をを参照にしてください。

SDJEN 主催
JAL 航空券 サイレントオークション!
サンディエゴ発(又はLA,SF)日本行き(又は他のアジア地域)往復航空券
 
·          2014年度SDJEN 被災地支援ホームステイプログラム のためのサイレントオークションを行います。このオークションの売り上げは、被災地からの高校生を呼び寄せるための航空券購入などホームステイプログラムのために使用されます。
 
·           上記のJALエコノミー往復航空券 8~複数枚入札可能
 
·          最低入札額 $300.00/枚→1枚$300
 
·          使用期間 : 購入時から一年間有効
 
        *出発地はサンディエゴ、LA、サンフランシスコ、目的地は日本だけでなく、記載のアジア各都市が可能
        *アジアに行く際は日本で一回ストップオーバーが可能
税金と燃油サーチャージは自己負担。その額は600ドルから800ドルほど
*自身のJALマイレージを利用してのアップグレード可能(エコノミークラスのアップグレード可能航空券は通  常販売価格が約2000ドル)
*ビジネスクラスはマイレージ加算率125%、エコノミークラスはマイレージ加算率70%
 
·          注意事項: 使用期間の規制はありませんが混雑時は予約ができない時があります。
 
このオークションは1026日に行われるサンディエゴ日系ネットワーク(SDNN)の主催する第一回交流会でのSDJENのブース、またメールやFacebookなど他のメディアを通して行われます。
 
サンディエゴ日系ネットワーク主催交流会  
日時:10月26日(土)3時 団体紹介、5頃から懇親会(SDJENのブースでオークション受付)
 
場所:Highpoint Church   http://www.highpointsd.org
 
当日これない場合は、郵送またはメールにて申込書をお送りください。
San Diego Japanese Emergency Network
PO Box 2446
Valley Center, CA 92082
www.sdjen.org/jp/ 
contact@sdjen.org
 
お問い合わせ: 760-731-0812
 
締め切り:1110日(日)必着

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San Diego Japanese Emergency Network
 

2013年10月10日

第1回  サンディエゴ日系ネットワーク交流会のお知らせ




第1回 サンディエゴ日系ネットワーク交流会が開催されます

日時:10月26日(土)3時から

場所:Highpoint Church
6090 Santo Road, San Diego, CA 92124
http://www.highpointsd.org


内容:前半)各団体の紹介、1団体当り10分ほど、音楽演奏あり  
後半)親睦会、参加団体がブースを置いて個別質問などに対応、
 
参加費:各会の会員はもちろん、どの会にも所属していない方々も大歓迎 参加無料

参加団体(ABC順):愛絆会(教育、カルチャー)、JAMS-SD(芸術)、ぽーと会(教育・キャリア)、 SDJBA(ビジネス)、SDJBF(医療、バイオ)、SDJEN(緊急時支援ボランティア),Table for Two(飢餓と肥満対策)他   参考:http://www.azunakai.org/sdnn

主な目的:サンディエゴのボランティア団体や非営利団体を知ってもらい、人々との交流を図る

サンディエゴ日系ネットワーク(SDNN) とは、本年よりSan Diego のボランティア団体や非営利団体の代表者らが定期的に集まり情報や意見を交換している場です。これらの団体を1人でも多くのサンディエゴの皆さんに知って頂く事、そして各会員同士および非会員との幅広い交流を目的に、交流会を開催する事が決定しました。皆様お誘い合わせの上、ふるってご参加下さい。
寄付・スポンサー募集中:SDNN にはまだ予算がなく、この交流会の会場費などの費用は寄付を充て、足りない分は各会が負担します。そこで、この交流会への寄付やスポンサーを募集しております。

$50以上の寄付で当日配布のプログラムにロゴや写真の広告(約5cm x 6cm)を載せられます。
また、$95以上で、2枠分の(約5cm x 12cm)の広告を載せられます。

何ドルでも構いませんので、寄付して頂ける方は、伊藤氏(info@itoguitar.com)までお知らせ下さる様お願いいたします。

参加されるだけで良い交流や勉強の機会となるかと思います。皆様お誘い合わせの上、ふるってご来場下さい。

2013年10月4日

ファミリーウイークエンド


どの大学も新学期が始まってから1か月ちょっとで家族が大学を訪問する週末イベントがあります。

息子が通う大学は今週末3日間あります。食事会、スポーツイベント、コンサート、セミナーなど盛りだくさんのプログラムです。大学のある田舎町のホテル、モーテルはずいぶん前から満室になります。

私は日本に滞在中、夫も多忙で息子を訪問することができません。電話をかけて、「父も母も行けなくてごめんね。」と言うと「全然OK. 親は気合い入れて来ているけれど、子供的には大したことじゃないから。中間試験、プロジェクトもあるから、たとえ来てくれてもあまり時間が取れないから。」とあっさりしたものです。やせ我慢しているわけでもないようです。

日本でも5月病という言葉がありますが、緊張の1か月を越すと、ホームシックになったり、「ここに来たことはよかったのだろうか?」などという疑問がわく時期かもしれません。

 

2013年10月2日

第二回 被災地の高校生を招く 「SDJEN主催 サンディエゴ 高校生ホームステイ体験プログラム」


SDJENさんからご案内をいただきました。


第二回被災地の高校生を招く「SDJEN主催サンディエゴ・高校生ホームステイ体験プログラム」

期間:2014年3月25日(日本発) 4月6日(日本帰国)
岩手、宮城、福島県の被災地の高校生を対象に、米国サンディエゴへのホームステイの機会を提供し、プログラム参加者が、国際社会において求められる、他国の文化・社会を理解する力を身に付けることを支援することが目的です。そしてサンディエゴに住む私たち多くの日本人たちと被災地をつなぐ大きな意味もあります。東北大震災ご3年近くたった今まだまだ復興は終わっていないとSDJENは考えています。

サンディエゴに住む私たち日本を思う日本人たちの「できること」のひとつとして、是非とも成功させたいと思って企画しました。復興の力となっていく、頼もしい「人」が育つこと、「人」とのつながりを絶やさないこと、それがどんなに大切なことかと考えるようになったからです。

被災地に戻り将来を見据えてゆく彼らにとって、このサンディエゴでの体験が今後、国際的な知識や意識を高めてゆくための大きなきっかけの一つとなることを心から願っています。また、この10日間の滞在が彼らにとって楽しく有意義であること、そして多くの出会い通して、新たな発想や夢、勇気を育んでいく力となってくれることを願っています。

短い10日間での滞在が彼らに少しでも夢や希望、活力や知恵、知識や経験を与えられたらと願っています。微力ではありますがSDJENメンバー、ボランティア共々、一所懸命このプログラムの実現を目指して頑張りますので今後とも皆様のご支援ご協力を宜しくお願いいたします。


プログラム概要、応募要項、応募用紙、プログラム借款等は下記のURLで見ることができます。

https://docs.google.com/file/d/0B_Ws0caV1H8OQ210U1M3Y3JTZ2s/preview?pli=1
又下記のSDJENのウェブサイトでもホームステイのリンクがありますので参照してください。また過去の活動や今後の活動も下記のウェブサイトを参照にしてください。
www.sdjen.org/jp
SDJEN事務局

2013年10月1日

元祖 オモテナシ

 
 



 
 
 
 
 

去年、ぽーと会のキャリアセミナーでスピーカーを務めてくれたJ君をホストファミリーとして受け入れてくださったNさんのサロンにお邪魔しました。

9月のテーマは芋名月でした。

http://bonvoyagesandiego.blogspot.jp/2012/08/blog-post_9.html

http://bonvoyagesandiego.blogspot.jp/2012/04/j.html

http://bonvoyagesandiego.blogspot.jp/2012/04/j_04.html

http://bonvoyagesandiego.blogspot.jp/2012/04/blog-post_05.html

http://bonvoyagesandiego.blogspot.jp/2012/04/j_06.html




日本人を両親としてアメリカで生を受けながら、父親からは捨てられ、貧困のため母親とも別れ別れに暮らし、日本人としてのアイデンティティを持つことができなかったJ君をNさんは心を込めてもてなしてくださいました。

日本人の心根の温かさ、美意識、おもてなしの心、勤勉さをJ君はNさん宅で学んだことでしょう。

Nくんは先週、新天地ブラジルに向けて出発しました。心に根っこができたことで、飛躍する勇気と力が出てきたことを本当に嬉しく思います。

J君の近況報告も兼ねてサロンに伺いました。


普段私たちがイメージするお月見団子と比べ、2周りもでっかいです。
盛り方にもルールがあるそうです。


収穫のお祝いなので野菜を飾るそうです


これはナタマメと言うそうです。



ススキを見上げるウサギが可愛い!
 
 
砧を打ちながら(作業中)月を愛でるおじさんの掛け軸
 


満月、お月見団子、ススキの3点セット

 
サロン名物 桶寿司
 


お魚、エビ、木の芽、シソととってもさわやかです

 
お庭も素敵です!
 


見上げると勇気が出てくる



 季節ごとに住まいを設え、お客様をもてなすなんて、なんと雅な世界でしょう!

その上、ランチもおいしくて、感激です。