2013年1月13日

涙が止まらない


 昨日は、藤井希依さんからお話を伺いました。彼女のこれまでの歩み、大学生活、将来のプランなどをシェアしてくれました。彼女一人が頑張っただけではなく、ご両親、お兄さんの前向きな姿勢、惜しみない愛情、友人、コミュニティー、医療スタッフ、学校の先生がたの彼女へのリスペクト、熱い思いが1つになり、希依さんは、大きく成長し、目覚しく機能も回復しています。

 希依さんが、事故にあった時、お医者さんは、「再び歩けるようになる可能性は5%以下です。」とおっしゃったそうです。「本当は、お医者さんの目から見ると、ほぼ0%に近かったそうですが、その時、そこまで宣告するのは酷だということで、5%という数字を使ったのでしょう。」とお母様は解説しておられます。

 しかし、藤井ファミリーは、その時から「5%も回復できるチャンスがある。」と望みを持ち、一丸となって頑張ってきました。

 そして、高校卒業の日には、本当に自分の足で歩くことができました。


 その時の模様がローカルニュースでも放映されました。
http://www.10news.com/news/local-teen-injured-in-crash-walks-at-graduation


今では、さらに回復し、一人の介助で歩けるようになりました。


希依さんから、3つのアドバイスをいただきました。

① いつもポジティブでいること!
生きていると、日々の生活の中で、辛いこと、うまくいかないことがたくさんあります。でも、そこで落ち込むのではなくて、1ついやなことがあれば、10個良いことを考えましょう。

② 決してあきらめないこと!
私も5%の可能性しかないかもしれない中で、いつか歩こうと頑張って、なんとか歩けるようになりました。
 
③ 今持っているものを、当たり前と考えないないこと!
人生何が起こるかわかりません。一瞬にして持っているものを失うこともあります。自分の足で歩けること、自分で歯を磨くことができるといった、みなさんにとっては当たり前のことでも、私にとっては、本当にすばらしいことに思えます。どうか、今当然のようにできることを、当たり前と思わずに、感謝してください。


希依さんのお話を聞いていると、涙が止まりませんでした。彼女なら、きっと素晴らしいお医者さんになれると信じています。そして、多くの人たちを励まし続けることでしょう。又近い将来、私たちのために、アップデートを話しにきてください。

参加者の皆さんから、希依さんのリハビリ費用のためにご寄付いただきました。本当にありがとうございます。

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