2013年4月3日

思案に暮れる

右に曲がるか、左に曲がるか
(バルボアパーク サボテン公園)
そろそろ、合格通知、ファイナンスの情報が出揃いつつあります。

合否も金銭的な負担も、予想通りです。Common Data Set等で、「この大学は、メリット奨学金がない。あってもないに等しい。そのかわり、ニーズに手厚い」と書いてあるところは、やはり厳しい数字です。

合格通知を見ながら、深いため息をつくのは辛いです。子ども自身はベストをつくし結果を出してくれたのに、あとは親の仕事という分野で、「お金ないからね~」というのはフェアーでないように感じます。

アメリカ人は、大学、大学院費用は学生自身が背負うケースが多いです。しかし、私の知り合いの弁護士夫妻は、大学、ロースクールの学費のローンだけで夫婦で5000万円、弁護士にふさわしい結婚式、通勤に便利な家(ロサンゼルス)を買い、20代後半にして軽く1億円以上の負債を抱えています。お金に対する読みが甘かったには違いないのですが、その生活ぶりを見ていると、気の毒で胸が痛みます。

今は、小さな子供を抱え、家計は火の車、お金になるケースを取るために、自分の信念まで曲げなければならないこともあり、本来弁護士になるきっかけになった、「貧しい人たちを助けたい。困った人たちを法の力でまもってあげたい。」という熱い思いも、氷結しつつあります。

学生ローンで若い頃から苦労し、大学卒業後、本来ならチャレンジをしたり、視野を広げるべき時に、借金の返済のためにチャンスを失う若者の生活を実際に見たり聞いたりしていると、息子には無理な学費ローンを組ませたくありません。

そうかといって、雇用が不安定なアメリカ企業に勤める夫に2500万円という学費を負わせるというのも現実的ではありません。自分たち親の老後を食いつぶしていくことになるからです。

今の子供は、大学で終わらずに、今後大学院に進む可能性も高いので、学部のうちにお金を使い果たすというのは得策ではありません。

息子が学びたいことを、ハッピーに学べる環境、そして親、子供にとって無理のない支払いができる大学をこれから3週間で決めなければなりません。


2 件のコメント:

  1. ニーズ奨学金以外の奨学金はほとんど出ない、と書いてある大学は、その通りの結果でしたか・・・。
    大学を選ぶのは、難しいのですね。

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  2. 匿名さま、

    やはり資料に「出す気ないよ」と書いてあると、そうなんだなあと、しみじみため息をついています。

    幸い、友達たちも「払えないからプランB」と言っている子供たちがたくさんいるので、息子もプランBやらCを色々考えています。

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