2013年3月8日

アメリカで育った子供が、日本の大学で体育会系アメフトで活躍すること



 このところ、ずっと息子の大学受験のことばかり書いて、ぽーと会の2月3月の活動の報告ができずにいたので、今日は、2月の報告をします。

 2月の講師は、アメリカで育ったお子さんを、日本の大学、アメフトの強豪チームに入れられたお母さんから伺いました。

 息子さんのYさんはアメリカの高校でも、大活躍されてきましたが、スカラシップを獲得することができなかったので、急遽日本の大学の進学を決断されました。。小学校の頃からスポーツに力を入れていたので、日本語能力は高くなく、日本の大学で授業を受けることは大変で、特にレポートを書くことに苦労されたそうです。

 スカウトの際、アメフトのコーチから、3人の家庭教師をつけると約束され、サポート体制も万全でしたが、それでも、日本で生まれ育った学生さんたちに学力面で追いつくには、かなりの苦労がありました。

 言葉の面以外にも、カルチャーの違いでとまどうことが多く、特に先輩との関係にアメリカとの大きな違いを感じました。アメリカでは、コーチに対しても、対等に意見交換をできましたが、日本は、何が何でも目上の人に対して絶対服従で、Yさんは、どうしても受け入れることができない部分もありました。

 たとえば、無理なトレーニングをすると体を壊すとわかっているので、先輩に対して、「効果がないばかりか、かえって害になるのではないか?」と疑問を投げかけて、大きな波紋を呼び、のちのちまでYさんの立場を悪くする結果となってしまいました。

 正義感から先輩に意見するというのは、日本ではあり得ないことで、そのことが息子さんにとって大きなストレスになってしまいました。


0 件のコメント:

コメントを投稿