数日前の、「アメリカ育ちの子供を日本の大学に留学させたお母さん」の話の続きです。
Yさんを育てる中で、お母様はアメリカの素晴らしさを見る機会が度々あったそうです。
① 褒め上手
スポーツのコーチは、練習、試合を通し、徹底的に子供の良いところを褒めます。たとえ、ミスをしても、「ここは素晴らしかったよ。」と良かったところを探し出し、コメントします。(巨人の星の一徹パパと真逆のアプローチ)
とにかく、子供を褒めるのが上手で、子供に自信を持たせてくれます。
② ポジティブ
Yさんがアメフトの練習中に他の選手とぶつかり脳震とうを起こし、救急車で運ばれていく時、チアリーダーの女の子たちがポンポンを持って、大きな声で声援を送っているのを見て、お母様はつくづく文化の違いを感じたそうです。
③ 共に痛みをシェアできる暖かい思いやり
Yさんの妹さんが大事故にあった時、コーチは遠方に住んでいたにもかかわらず、手作りのサンドイッチを持って、すぐにYさんを励ましに病院に来てくださいました。人の心の痛み、悲しみに寄り添えるコーチやチームメート、その家族に慰められました。そして、そのような人たちに支えられ、Yさん自身も、あまり人から相手にしてもらえないような子供に積極的に話しかけるような心の優しい青年に成長しました。
Yさんのお母様の最後のコメントは、「子宝というけれど、子供を通して多くの出会いがあり、色々なことを勉強できて、ありがたかったです。子供をしかるのではなく、どうすれば、子供が自分の言わんとすること理解し、聞いてくれるかを考えた時、子供を尊重し、子供のいいところを見つけてやることが大切だということがわかりました。」でした。
なんだか、今回も、ジワリと涙ぐんでしまうセミナーになってしまいました。
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