昨日のブログで、夫が失職したかもしれなかったという話を書きました。
友達や親から電話をもらいました。
「ドキッとしたよ。まだ仕事があってよかった。」
「全然ひとごとじゃないよ。うちも同じだよ。」
「避難訓練としてよい経験になったでしょう。」
などというコメントを頂きました。
鋭い指摘として、
「これからは、口では慰めることを言っておいて、その一方で頭の中では計算機をはじくという、二重構造にしておいたほうがいいのでは。人間的な熟練度をさらに上げるように。」というアドバイスもありました。
そうですね、大変よい経験をさせていただきました。何事も無駄な経験はないと言いますものね。
夫は、Fortune500社の中のかなり上位のエネルギー会社で働いています。日本の親戚は、「公務員の次に安定だね」とほめてくれたくらいでした。しかし、この20年、エンロン事件、金融危機など社会的な要因も影響して、いつも仕事は過酷で、雇用も不安定、レイオフも経験しています。
今の時代、会社の規模が大きくても、比較的安定した業種についていても、本人が努力を重ねコンスタントに結果を出し続けても、決して雇用が保障されているわけではありません。
私たちが育った時代は、「真面目に勉強して、いい大学に入り、男は大きい会社に入り、女はそこで働く男と結婚すれば、一生安泰」と言われていました。でも、その神話は崩壊して久しいです。
まして、今後私たちの子供たちが仕事につくころは、さらに状況は厳しくなっていくことでしょう。大学選び、キャリアをきちんと考えなければならないと、再認識させられたできごとでした。
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