2012年9月2日

最後のオープンハウス (2)


毎年、オープンハウスでは、先生方から心あたたまるお話を伺います。

最初は、校長先生のスピーチです。

「教師は、子供たちを大学に入るためにだけ教育をしているわけではありません。彼らが、社会に出てリーダーシップを発揮し、コミュニティーにに貢献できるか、家庭の中では良き妻、夫としてお互いを尊重し、母親、父親としてきちんと子どもを育て、おじいさん、おばあさんとして、暖かく次の世代を見守るといった長い眼での人格形成を目的としています。」という言葉にじんときてしまいました。

反抗期まっさかりで憎まれ口ばかりきく息子を見ると、「50年後の暖かく次の世代を見守る優しいおじさん」のイメージはとても浮かびませんが、教育のミラクルを信じようと思います。

他の先生からは、「子どもたちは、本当にストレスで押しつぶされそうになっているんです。みかけは、暢気に楽しくやっているようでも、色々一人で考えて悩んでいるんです。時々、カッカきて、親御さんに噛み付くこともあるでしょうけど、そういう時は、冷凍庫に放り込んでみてください。程よく冷えて、出てきますよ。(ハハハと先生が一人で笑う) 距離を保つ方がうまくいく時もあります。孤独に浸りたい時、家族と離れたい時のために、安全に過ごせる場を用意してやってください。キャンプ、親戚宅、友人宅、色々あったほうがいいでしょうね。親子の間で冷却期間を置いた方が、うまくいくこともあるんですよ。もし私と子どもさんと3者で話したい時はいつでも相談に乗りますよ。」というありがたいアドバイスでした。


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