老後は、病気、怪我が心配なだけでなく、財産管理、任意後見人、身元引受、連帯保証人など色々な周囲の助けが必要です。近くに家族がいない場合、これらの問題はとても深刻です。
今回母が緊急入院した時も、家族への聞き取り調査、主治医からの説明、入院費用の保証人を立てる、入院グッズの搬入と待ったなしのプロセスがたくさんありました。
この問題で頭を抱えているのは子供が海外にいる我が家だけではなく、多くの方が悩んでいらっしゃるようです。
広島では数年前から行政書士さんが中心となって「きらり」というサポートシステムを立ち上げられました。http://kirarihiroshima.info/
同じような活動をする団体が全国各地にあるようです。
リスシステムというグループは20周年を迎えました。http://www.seizenkeiyaku.org/HP/seizen1.html
普段からきちんと備えをしておかなければ、いざ問題が起こってしまってからでは、目の前のトラブルを対処するだけになってしまい、ろくな結果になりません。無駄なお金を使うことにもなります。
今回、母の怪我では、一人暮らしができない父の老人ホームへの引っ越し、夫の転勤、サンディエゴの家の改装工事、売却、引っ越し、息子の進学などあまりに多くのことが重なり、大変でした。結局全部はできなかったので、サンディエゴからの引っ越しが一番後回しになってしまいました。
短い時間に処理したやりかたが母にとって大変不本意な結果となり、のちのちまで恨まれ残念です。
少子高齢化、家族の形態の変化、家族のグローバル化などにより、今までのように家族だけで老人をサポートすることが難しくなっています。
できない部分をプロにお願いするのもありかなと考える今日この頃です。
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