2013年8月13日

ぽーと会 二人の生みの親

海風にさらされる岸壁に咲く花

実は鶴亀先生は、ぽーと会の生みの親の一人です。

私は3年前に息子の通う補習校のクラスでお話を伺いました。子供のためのプログラムで親は招かれていませんでしたが、先生から許可を得て座って聞いていました。

鶴亀先生と奥様が平和のために尽くされた経験を聞くことで、雷に打たれたような体験をしてしまい、「これからは、もっと子供と親の視野を広げるような話を聞くチャンス, 魂を揺さぶられる体験を補習校でどんどん企画してください。」と何度も学校にお願いしたのですが、無理だったので自分で始めることにしました。見かけによらず臆病な私が何故無謀なチャレンジをしたのか、どこにド根性が潜んでいたのか、今でも理解できません。

「私たちの子供たちは、せっかくバイリンガル、バイカルチャーの素晴らしい宝物を与えられたのだから、世界中で良き働き人として活躍してほしい。世界中の人と深い友情でつながってほしい。」「世の中に貢献できる子供を育てるためには、親は何をすればよいのだろうか?」と考えました。

「サンディエゴの子供たちにとって今一番欠けている情報はなんだろう?」「帰国枠で大学に入るつもりなら、予備校情報がいくらでもあるけれど、アメリカの大学にアジア人として入学する、アジア人として国際社会で働いていくための情報が全くない。」ということで、勇気を出してサンノゼの原田先生にコンタクトを取りました。

最初は、我が家の客間とらせん階段を使って収容できるだけの子供と親のために「原田先生の話を聞く会」をしようと計画しましたが(椅子の数が足らないので体育座り?)、色々な方が協力してくださって、「午前中とランチは補習校高等部1年クラス活動、クリスマスポットラック、大学進学セミナー、午後は外部の人たちにも開放したセミナー」という形で、立派なくじら学園のホールをお借りして、「ぽーと会第一回目」が実現しました。

見知らぬ人間からのいきなりなメールにもかかわらず、快く私たちのために教育セミナー、個人懇談に応じてくださった原田先生はぽーと会のもう一人の生みの親です。先生のお陰でサンディエゴの家族たちは、大学進学、キャリアで以前のように右往左往することがなくなりました。子供の合った大学選び、大金持ちでなくても私立大学に進学できる道を教えていただきました。

あれから50回近いイベントの中で、数え切れないくらいの多くの方々のサポート、素晴らしいスピーカーの先生方、子供たちのキラキラした瞳、数十年崩壊したままだった家族の和解と再生の道のり、新しい出会い、悲しい別れ、様々なドラマを間近で見せていただけて感謝です。

第48回目の講師が鶴亀先生、第49回目が原田先生と、今月はぽーと会の生みの親のセミナーが続きます。


 

2 件のコメント:

  1. Keikoさんの息子さんが高校を卒業した後、ぽーと会はどうなるのですか?

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  2. Misakiさんへ、

    お久しぶりです。

    有能な運営スタッフたちが加わってくれたので、私はご隠居さん、お局様になろうかなと思ってます。

    それとも、大きくなった子供の親のための「ぽーと シルバー会」なんてどうでしょう?「空の巣サバイバル法」を語ってくれる講師の先生が見つかりました。

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