2012年5月26日

Jくんと仲間たち (5)


とても嬉しかったことは、お兄さん、お姉さんがみんな口を揃えて

「私たちは、みなさんをできる限りサポートしたいと思うので、いつでもコンタクトしてくださいね。」

「奨学金のこと、エッセーの書き方、なんでも質問してください。」

「インターンシップ、就職のことなら、どんな分野でも相談に乗りますよ。」

と申し出てくださったことです。

心強いメンターができて、感謝です。



親の私たちにとっても、多くを学ぶことができました。

講師の人たちは、みんな20代後半から30代前半で、素晴らしい教育を受け、各分野で現在大活躍しています。しかし、20代前半では、みんな、紆余曲折、試行錯誤を繰り返しています。大学の途中で、海外を巡ったり、みんなが羨ましがるような所に就職しても、どうもあわないと辞めて、振り出しに戻ったり、専攻を替えて、学校に入り直して、時間をかけて「自分探し」「軌道修正」を繰り返して、現在のキャリアを見つけ出してきました。

「これがぜひやってみたい。」という、ポジティブなやり方だけではなく、「数字だらけは苦手だ。でも、経済学ならやれるかも。」という消去法で、少しずつ前進してきて、結局、投資銀行でやりがいのあるキャリアを見つけた人もいます。

若いのに自信に満ち、余裕さえ感じられる皆さんの表情には、「自分自身の目で見つめ」「自分で選び取った」「自分で築き上げた」「自分で納得のできる生き様」を感じさせました。

私たち親は、日本社会で、一旦レールから外れると、それっきりフルタイムの仕事や、社会に戻るのが難しい時代に生きてきました。「自分探し」「試行錯誤」を価値あることとして、20代をゆっくり学びの時、成長の時として過ごさせてくれるアメリカ社会を有難いと思いました。



いつの日か、第二弾をしたいと思います。

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