サンディエゴもこの頃ようやく 秋らしくなりました |
先週は、去年に引き続きK先生から「アスリートスカラシップ、メリットスカラシップ」のお話を伺いました。今年は、さらに、「高校時代から、薬剤師の免許取得のためのファーマシースクール(大学院)の入学の戦略を立てて、調べつくして選んだ大学であったにもかかわらず、必ずしも希望通りに行かなかったので、トランスファーを考えている反省点」も伺いました。
大学側からのアスリートのスカウトの様子、具体的に提示される奨学金の額(夢のような)、実際にお子さんが大学に入学されてみて、アスリートとしての活躍と勉学の両立の難しさを体験されていること、日々の生活の様子などを具体的なお話を聞くことができました。
「せっかくコーチに気に入ってもらって大学に入っても、いきなりそのコーチが解雇になり、気の合わない新しいコーチとやっていかなければならない心配」、「解雇になったコーチが学生ごと連れて別の大学に移り、新しい大学から同様のスカラシップをもらう可能性があること」、「チームの成績や、コーチの今後の雇用状況を見極めて大学を選ばなければ、学生の立場が難しくなる可能性」など、目から鱗情報満載でした。
教育者のご両親(しかもお父様は大学のコーチ)と子どもさんで、念には念を入れて選ばれた大学でしたが、入学してみると、卒業後医学部に進学する学生には有利になるカリキュラムでも、薬学部志望の学生にとっては、無駄になる授業も取らざるを得なくなることに気づいたそうです。「事前に色々調べ上げても、実際に入ってみないとわからないことがあるものです。」とK先生はおっしゃています。
現在は、3年次にトランスファーすることも選択肢に入れているそうです。もちろん、今もらっているような素晴らしい「アスリートスカラシップ」+「アカデミックスカラシップ」ダブル奨学金レベルの待遇をしてくれる大学です。
アスリートスカラシップをもらっても、学業が振るわなくて、出場させてもらえない学生のための救済策(Kさんの息子さんではありません)、アスリートのためには家庭教師が大学から用意されていると言っても、本人が希望しなければ放っておかれることなど、裏話も聞くことができました。
アスリートスカラシップは、誰しもあこがれますが、学生さんにとっては、「ワークスタディ」のように、自分の時間と体力と引き換えに学費のディスカウントをしてもらっているわけですから、勉強との両立が大変です。それでも、それを乗り越えられる学生は、意思も強く、リーダーシップ、タイムマネージメント、チームワークなど将来必要とされるスキルを全て身に付けていくので、素晴らしい人材になれるはずです。
あまりにお話が面白すぎて、場所を変えて、ランチ兼2次会になってしまいました。
この頃ぽーと会は、午前中だけでなく、全日プログラムになりつつあります。
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