2012年10月7日

懐かしいミシガン (4)

芝刈りビジネスを3兄弟でやっています。


冬に備えて、薪も準備完了。
これも、兄弟で力を合わせてやり遂げました。



タリちゃんには、弟が3人います。もちろん、みんなホームスクーラーです。長男のベン君は19才、次男のセツ君が17歳、3男のノアくんが15歳です。

みんな、将来はパイロットになりたいという夢があるのですが、とてもお金がかかります。そこで、数年前から、芝刈りのビジネスを立ち上げました。そのうち、芝刈りだけでは、あまり収入がないことに気がつき、雪かきビジネス、落ち葉掃除、家具修理など、年間を通して働けるようになりました。真面目で丁寧な仕事ぶりが買われ、コミュニティーで引っ張りだこです。

お父さんが学費を助けてくれると言っていますが、なるべく自分たちで稼ぎたいという夢があるので、兄弟力を合わせて、せっせと働いています。

とりあえず、長男のベン君は最初のライセンスを取ったそうです。これから飛行時間を延ばしていかなければなりません。弟たちは、高校のカリキュラムとお兄さんの学費を稼ぐための仕事で大忙しです。お兄さんがパイロットとして稼ぐようになれば、今度はお兄さんが弟たちの学費を援助する計画になっています。

現在、中古の飛行機を買う計画も進んでいます。他の人の飛行機を借りて練習すると、一時間数百ドルもかかるので、長い目で考えると、飛行機を自分で持っていた方が、経済的なのだそうです。

お父さんの友達が、飛行機に詳しく、安く駐機させてくれる小さい飛行場も探してくれているそうです。飛行機の整備は自分たちでしなければなりませんが、普段から芝刈り機やトラックの整備をしている経験が大いに役立ちます。

兄弟で助け合いながら、夢に向かって着実に歩んでいます。

ホームスクーリングをする家族を見ていると、キャリア、教育のチョイスの幅がダイナミックで、学ぶことが多いです。たとえお金がなくても、ちょっと横道にそれることで、最終目的地に、いつの日かなんとか到達することもできるのだなあと、目からウロコ情報なのです。

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