2012年7月19日

受験生の夏休み (1)




息子は、6月のはじめに2回目のACTを受け、最近結果が出ました。

本人的には、「GOOD  ENOUGH (十分)」レベルで、今後テストは受けないことに決めました。補習校のお友達の中には、夏中SAT予備校に通ったり、家庭教師の先生についてみっちり秋のテストに備える子どもたちもいるので、「やってみれば?」と聞いてみたのですが、「どんなに頑張っても、せいぜい12点しかスコアが上がらないだろうから、時間がもったいない。夏休みは、ほかにやりたいことがたくさんあるから、面白くない勉強のために無駄はしない。」と言い張ります。SATACTの問題集は彼の本棚から姿を消してしまいました。(泣)


 
親は、「12点」(36点中)が大きな違いと考えているので、両者の間にはかなりの認識の隔たりがあります。「日本のセンター試験と違い、アメリカの統一テストは、年に何回も受験のチャンスがあるので、せっかくだから、生かせばいいのに、何で早々と終了宣言してしまうんだ~」と、イライラしてきます。

 
数字にうるさい夫は、「この新品状態から見ても、問題集、文法書に使った40ドルのうち、75セントくらいしか元を取ってないじゃないか。」とあきれています。

 
「よし、ニッキーと同じ大学に行こう! 僕は、楽器ができないけど、アジア人やカリフォルニア枠でスカラシップも出してもらえるかも。ニックとルームメートになれるよう、今から学校に頼んでおいた方が大きい部屋がもられるかも」と取らぬ狸の皮算用をやっています。


カウンセラーの先生に相談すると、「ACTの1,2点は、誤差の範囲と考えられるから、むしろエッセーに力を入れたり、アクティビティを充実させたほうがいいのでは。」とアドバイスをいただきました。


統一テストは、終わってしまいましたが、夏休みにすることは多いです。大学で学べるカリキュラムのリサーチ、アプリケーションエッセー、来年度のAPクラスの夏休みの課題をこなすだけでもでも、本人的にはもう「十分に勉強している」レベルになってしまいました。


それでも、お友達と遊びにでかけたり、ゲームをしたり、ジムに行ったりする時間はたっぷりとってあるので、見た目は相変わらず暢気そうです。


日本だったら、受験生は志望校の名前を半紙に毛筆で黒々と書き、ねじり鉢巻でエンジン全開で「頑張って」いるのかもしれませんが、(いつの時代の話をしてるんだ?!)息子の夏休みは、マイペースです。




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