2012年7月16日

アプリケーションセミナー






昨日と一昨日、原田先生のアプリケーションセミナーがありました。

「自分に合った大学をどうやって見つけるか?」「自分は他の学生と比べ、何が優れているか?」「自分が大学に対して貢献できることは何か?」「自分の強みをどうやって効果的に売り込むか?」「アプリケーションエッセーをどのように書けば、自分が特別な存在であるかをわかってもらえるか?」ということを子どもたちは学びました。

最終日の午後からは、親も加わり、「質の高い教育をスカラシップ獲得によって、なるべく安く上げる方法はないものか?」「合格通知を受け取ったあとにするべきこと」を学びました。

アメリカの大学進学は、学校選び、アプリケーションプロセスなど、しくみがが難解で、行程が長く、(ウエイティングリストに載ると更に長丁場になる可能性もあり)公開されていない情報も多く、親にとってはきついものがあります。

子どもにとっても過酷です。16歳、17歳の若さで、自分の生きてきた人生の総決算をやった上で、自分自身の将来像を描き、自分の価値を値踏みし、よりよく見せるためにマーケティング戦略を駆使し、人の目に写る自分の価値を作りあげるという、大学生の就職活動のようなスキルを高校生の時から要求されています。

この大変なプロセスを経ることで、子どもたちは精神的に大きく成長するのでしょうが、それを通り抜ける最中は、色々のたうちまわることでしょう。日本の大学受験は、入試の結果だけの一発勝負、短距離走ですが、アメリカはトライアスロンのようです。

親にとっても、裏方として子どもを見守ることで、子育て終了の心の準備をしていくことになります。

今回のセミナーを通じて、怒涛のように駆け抜けなければならない次の半年間を、どうやって乗り切るか、少し頭の整理ができたような気がします。ついに、戦いの火蓋は切られたのだなあと、身震いしています。

当事者の息子ですが、残念ながら火蓋自体を持ち合わせていないようです。(とほほ~)それでも、先生の指導の下、コツコツと(しぶしぶといった方が近いかも)アプリケーションを書き始めました。本当は、自分の中から湧き上がるパッションがあり、誰に言われなくても、一心不乱に書き上げて欲しいところなのですが、そのような奇特な高校生はあまり多くはないかもしれません。





2 件のコメント:

  1. いよいよですね。
    夏休みから準備ができたら、安心ですね。

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  2. Misakiさんへ、

    「この時が、ついに来てしまったな~」と思います。

    卒業式の頃に、「なんだ、意外とあっと言う間に、終わったなあ。」と思うか、「人生の中で、一番長くて、辛い一年だった。」と思うか、皆目検討がつきません。

    これから、Misakiさんのサイトにお世話になると思います。

    どうぞよろしくお願いします!

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