今日本でベストセラーになっている本です。どこの本屋さんでも山積みされています。4月25日発売以来、14刷、既に50万部を突破しそうです。
岡山にあるノートルダム清心学園の理事長、渡辺和子先生の著書です。幼少時にお父様の渡辺錠太郎教育総監を2.26事件で目の前で殺害されました。長い間かかって、苦しみを通りぬけ、心の平安を持つまでに学んだことが、膨大な著書の中で書かれてあり、私も勇気を頂いています。
運のいいことに、私は渡辺先生にお会いして握手をしていただいたことがあります。20年以上前、持病の治療のために岡山大学病院に入院していました。深刻な病気というわけではなく、病室にいると滅入るので、暇さえあれば散歩に出かけられるほど元気でした。
自分の病室に戻ってみると、どうしたわけか、見慣れたはずの病室にすごい量の光が射し込み、一瞬部屋を間違えたかと思いました。確認するとやはり自分の病室でした。
目を凝らしてみると、渡辺和子先生が同室に入院されていた癌の患者さんを見舞っていらしゃいました。私は先生の著書のファンだったので、驚いてしまいました。
「どうぞ、早くお元気になってくださいね。」と握手してくださいました。こんなに美しい微笑みを持つ方がいらっしゃるのかと圧倒されました。
渡辺和子先生のお会いできたので、病気になってよかったなあと、思えるほどの感動でした。
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