息子が大学から帰ってきました。
なんだか、やつれていました。「お互い気苦労が多くて老けたな~」と思いました。
引越しの詳細を聞いてみると、3人目の学生があまりに不潔で気が狂いそうだったそうです。ピザを箱で買って部屋に運んで食べて、箱はそのまま、ピザから落ちたミートボールはカーペットの上にそのまま乾燥するまで放置、洋服もタオルも全て床に放り出し、文字通り、足の踏み場がなくなったそうです。起きてカフェテリアに行こうにも、靴が見つからないので、息子は苦労したそうです。息子と最初から一緒に暮らしていたルームメートも耐えられなくなり、2人で3人目を「猿」と呼んでいたそうです。
夜中に、大騒ぎして、ルームメートの睡眠を妨害するので、今まで何度も部屋を変わったのもうなづけます。
「人間の生活ではなく、猿の檻に入って生活しているようだった。」と息子は言います。猿君は好奇心だけは強く、息子が持ってきたものを触り、使いたがり、返さないので、さすがに息子も怒ってしまいました。
生活のリズムも無茶苦茶で、ルールが守れず、ひっきりなしに別の部屋の友達を部屋に入れ、ルームメイトたちは、集中力がなくなり、勉強ができなくなり本当に困り果てていました。
優先的に入学できる枠を使い他の学生より楽に入学し、学費、寮費、食費、全て無料で入学しているので(と本人が自慢していたらしい)この大学にいられるだけいて、楽しもうという計画だったそうです。大学がダイバーシティー(多様性)を重視するのも理解できるけれど、普通に入学した学生の学ぶ権利、平和に暮らせる権利も考えて欲しいです。
息子が他の部屋に移った翌日、猿君は仲間を呼び入れ、息子のなかよしだったルームメートも耐えられなくなって、ついに出て行ったそうです。なんだか、乗っ取り作戦のようですね。
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