2012年4月11日

アメリカの色々な教育機関で学んでみて感じたこと



数日前に、親対象のぽーと会がありました。

講師の先生は、小さい田舎のリベラルアーツカレッジで2年間過ごし、、ニューヨーク ユニバーシティーで映像専攻で学部を卒業後、ニューヨークのテレビ局で数年働いたあと、UCSDので国際政治で修士を取られたIさんでした。

先月の、高校生とUCSDの学生さんとの交流会で、子どもたちの心を鷲摑みにし、「又、Iさんに会いたい。」というリクエストが多かったので、今度は親に対して、話してくださるようにお願いしました。

小さなカレッジでの決め細やかな教育システム、勉強する喜びを教えてくださった先生方、カレッジでの日々の生活ぶりを伺い、大変興味深かったです。

Iさんは、カレッジで2年過ごす中で力をつけ、その後は大きな大学で学ばれてきましたが、最初の2年間のお陰で、自分を見失うこともなく、素晴らしい学びをされました。

Iさんは、子どものみならず、親の心も鷲摑みにしてしまいました。2時間のセミナーがまるで45分くらいに感じられるスピード感と充実感で、親からの膨大な質問に対しても、てきぱきと的を得た回答を返してくださいました。

特に今回多かった親からの悩みは、特に男の子の親から集中しました。

「あまりに心の成長が遅くて、イライラする。」
「危機感がまるでなく、いつも楽しそうだ。頭の構造がどうなっているのだろう?」
「失敗から学ばせようとは思っているが、今の時期失敗させると命取りになるので心配だ。」
「息子とコミュニケーションを取ろうと思っても、うざいと迷惑がられている。正しい距離の取り方は?」
「息子が何も言ってくれないので、根掘り葉掘りになってしまう。それでも何にも言ってくれない。」
「息子が何を考えているのかわからない。もしかしたら結局何も考えていないのだろうか?」

Iさんは、元男の子の代表として、息子の立場から丁寧に答えてくださり、目からウロコでした。

ニューヨークでのテレビ番組製作の現場の裏話、大学院で政治を学びたいというきっかけになった取材の経験、現在取り組んでいらっしゃる日米での就職活動、映画製作のプロセスなど、話題はつきることがなく、午前と午後、1日プログラムにすればよかったと後悔しました。

この夏は、子どもたちからのたってのご希望にお答えして、「Iさんの作った映画を見るムービーナイト、ポップコーン、ソーダ付き、映画業界、放送業界、政治の分野のキャリアセミナーの特典付き」というてんこ盛り企画も考えています。

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