2013年11月1日

サンディエゴに戻ってきました



2ヶ月ぶりにサンディエゴに帰ってきました。

成田からロサンゼルスまではユナイテッド航空のドリームライナーでした。乗る前から嫌な予感がしていましたが、案の定、「使用機材のメンテナンス」が理由で出発が3時間も遅れてしまいました。

今回は、翼のバランスを取る部分の不具合だったそうです。煙や火が出るのも怖いけど、バランスが取れないのも致命傷なので、なんとか修理できてよかったです。

ロサンゼルスからサンディエゴ行きの乗り継ぎ便も遅れてしまいました。

去年などは、ロサンゼルスで5時間も待たされた挙句、飛行機に乗れなくて、積み残された40名がチャーターバスで(しかもスクールバス並みにボロボロの)サンディエゴ空港に連れて行かれたことさえあるので、今回は少なくとも飛行機に乗ってサンディエゴに到着できて、ラッキーだと思うことにしました。



 

2013年10月31日

意思を貫く


友人からなんとも重たい話を聞いてしまいました。

彼女の友人のお父様が最近亡くなったそうです。お父様は長年タバコを吸い続け、肺がんが進行し、酸素ボンベで生きていました。ところが、夜中に酸素ボンベを外し、隠れてタバコを吸っているところを家族に見つかり、息子さんが力づくでタバコを取り上げ、事なきを得たかに見えました。

ところが翌朝、お父様は脳出血で亡くなっており、検死の結果、あざが見つかり、息子さんが虐待、殺人の容疑で逮捕されてしまったそうです。

お父様は、「たばこを吸うのは俺の勝手だ。」と思っていたでしょうが、息子さんの将来のみならず、息子さんの家族の人生まで奪ってしまいました。

年寄が「自分らしい人生」と意思を貫くことの危うさを考えさせられた事件でした。




 

2013年10月29日

親の老後をサポートするために (2)







老後は、病気、怪我が心配なだけでなく、財産管理、任意後見人、身元引受、連帯保証人など色々な周囲の助けが必要です。近くに家族がいない場合、これらの問題はとても深刻です。

今回母が緊急入院した時も、家族への聞き取り調査、主治医からの説明、入院費用の保証人を立てる、入院グッズの搬入と待ったなしのプロセスがたくさんありました。

この問題で頭を抱えているのは子供が海外にいる我が家だけではなく、多くの方が悩んでいらっしゃるようです。

広島では数年前から行政書士さんが中心となって「きらり」というサポートシステムを立ち上げられました。http://kirarihiroshima.info/



同じような活動をする団体が全国各地にあるようです。

リスシステムというグループは20周年を迎えました。http://www.seizenkeiyaku.org/HP/seizen1.html


普段からきちんと備えをしておかなければ、いざ問題が起こってしまってからでは、目の前のトラブルを対処するだけになってしまい、ろくな結果になりません。無駄なお金を使うことにもなります。

今回、母の怪我では、一人暮らしができない父の老人ホームへの引っ越し、夫の転勤、サンディエゴの家の改装工事、売却、引っ越し、息子の進学などあまりに多くのことが重なり、大変でした。結局全部はできなかったので、サンディエゴからの引っ越しが一番後回しになってしまいました。

短い時間に処理したやりかたが母にとって大変不本意な結果となり、のちのちまで恨まれ残念です。

少子高齢化、家族の形態の変化、家族のグローバル化などにより、今までのように家族だけで老人をサポートすることが難しくなっています。

できない部分をプロにお願いするのもありかなと考える今日この頃です。

 

2013年10月28日

親の老後をサポートするために (1)



この夏、母は転倒し、大腿骨骨折で手術、3か月入院し、退院し現在は自宅で療養しています。

今までできていたことができなくなり、生活もすっかり変わってしまいました。



● 2階に上がる階段を使うことが危険になり、1階部分で生活することになる。

● 改築工事

● 地域の包括支援センターに連絡し、介護保険を申請

● 介護サービスの事業所、ケアマネージャーさんとの連絡

● ヘルパーさんに家事サポートをお願いする

● リハビリのためのデイサービスを探す。

● 夕食の宅配サービスの申し込み



などなど、やることがエンドレスにあります。

ぽーと会のメンバーの方で、ビジネスコンサルタントとして活躍される方が、ご自分の経験をシェアしてくださった時に、「新しいプロジェクトを立ち上げるくらい大変な仕事だった。」と教えてくださいましたが、まさにそんな感じです。


 

2013年10月24日

大学生活節約法 虎の巻


鹿が水を飲みにやってきた(宮島)

短いけれど、とても面白いKindle本です。

タイトルは Go to college without going broke: 33 ways to save your time, money and sanity と言います。

私たち親は、どうやって大学側に学費を下げてもらうか頭を悩ませます。しかし、子供も日々の生活の中で節約や工夫できます。

一つ一つは額的には大したことはありませんが、チリも積もればで、年間数百ドル、数千ドルを節約することも可能です。

33もの節約術が載っています。必ずしも全部が私たちの子供には当てはまるアドバイスではありませんが、参考程度には使えます。「なるほど、若者はこんな考え方をするんだなあ。」と首をかしげるようなものもいくつかあります。



● 一般教養科目をスキップするために、自力で勉強してCLEPやAPテストを受験しましょう。

● 自分の暇な時間を、お金と引き換えにしよう。たとえば、たくさんの人たちが何日も並ぶような新製品(パソコン、ゲームなど)が発売になる時には、人の代わりに自分が並んでゲットしてお金を払ってもらおう。

● 得意科目で家庭教師になろう。大学内でやってもいいが、クレイグリストに自分の名前を載せれば、もっと稼ぐことができる。

● 学生証を見せることで、レストラン、本屋、などあらゆるところで一割くらいは値引きになるので、ダメ元でやってみよう。

● 教科書は、版が古い中古のものを買おう。ほとんどの科目は、最新情報である必要はない。一応、事前に担当教授に「古い版でもいいですか?」と尋ねるとよい。「いけない。」と言う教授はまずいないはず。

● 教科書の売り買いはオンラインの方がお得

● クラスが始まるずっと前に教授にメールを書いて、必要な教科書のリストをもらい、誰よりも早く教科書探しを始めると安くて状態の良い中古の教科書が見つかる。

● 舎監の仕事はわりがいい。ぜひ応募しよう。

● 人気のあるレストランのウエイトレス、ウエイターのアルバイトだと一晩で100ドル以上稼げることもあるので、人づきあいが好きなタイプならおすすめ。

● インターンは、仕事探し、大学院入学どちらの進路にも必要なので、早めに動くこと。

● クレジットカードの借金には気を付けること

● クラスを選ぶ前に、教授についてのリサーチを念入りに行うこと。

● スタバで勉強するのをやめると、年間数百ドル~数千ドル節約できる。食べ物を買うなどもってのほか。(スタバで本を読むイケてる学生のイメージをマーケティングで作り出されているので、その罠にはまらないこと!)

● 電化製品のシリアルナンバーを書き留めておくこと。(盗難にあったとき、見つかる可能性が高まる)

● ただで利用できるサービス(医務室、大学主催のディナー、パーティー、映画上演会、コンサートなど)をフル活用しよう。



http://www.amazon.com/Go-college-without-going-broke-ebook/dp/B0053RIWEG/ref=sr_1_4?ie=UTF8&qid=1382623288&sr=8-4&keywords=going+to+college+without+broke

よかったら、読んでみてください。







 

2013年10月21日

子供は生きていればよし

 
 

老人2人の付き添いで、病院に行きます。なぜか病院の近くには麺類の店が多く、ランチはラーメンになります。

あるラーメン屋さんでは相席になった方と話込んでしまいました。その方は私より一回りくらい上の女性で、見るからにおいしそうな中華丼を食べていました。思わず、「ワ~、中華丼いいですね。私は、真面目な性格のせいか(???)ラーメン屋さんに来ると、ラーメンばかり注文してしまうんですよね。今度来るときは、中華丼にします。」と声をかけてしまいました。

その方は、地域のおいしい中華丼の店を色々教えてくださいました。そして「去年、息子と夫を亡くし、一人ぼっちになり、家でご飯を食べてもおいしくないので、外出して中華丼を食べることにしているの。」とポツリとおっしゃいました。

まだ30代だった息子さんは、仕事が辛く、鬱になり、自殺されたそうです。その2か月後にご主人も亡くなりました。

「息子が今でも夢枕に立ち、仕事が辛い辛いって、悲しそうに言うのよ。」「息子は給料が安かったので、結婚もできなかったので、私には孫もいないの。とうとう一人ぼっちになってしまった。」と悲しそうに言われます。

「でも息子が生きてさえいれば、それでよかったのに。」という言葉がずっしり心にのしかかります。


「お互いしっかり生きて、寿命をまっとうしましょうね。又ここでお会いししましょう。一緒に中華丼を食べましょう。」と別れました。

日本の経済は少し上向いてきたようにも見えますが、若い人たちの雇用は相変わらず不安定で、派遣切り、ブラック企業などという言葉が日常的に使われています。国の核となってくれる世代が、安心して働き、家庭を築けるような世の中になって欲しいと願うばかりです。

2013年10月19日

ふるさと自慢 (その2)







カープは残念ながらクライマックスシリーズで巨人に3連敗し敗退しましたが、一夜明けて広島市の大型商業店などでは、健闘をたたえるセールが始まりました。名付けて「感動ありがとうフェア」で、あちらこちらで値引きセールを始めました。

どんだけ、広島県人はポジティブなんでしょうか!


ところで、ポジティブと言えば、戦後の廃墟の広島から生まれたパン屋さんアンデルセン(タカキベーカリー、リトルマーメイド)も大変前向きに歩んできて、今では国内のみならず、アメリカ、香港、デンマークにまで進出しています。

 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%82%AD%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC

 
http://www.andersen-group.jp/group/


http://usa.andersenbakery.com/



最近「アンデルセン物語」(新潮社)という本を読みました。





http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%B3%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E9%A3%9F%E5%8D%93%E3%81%AB%E5%BF%97%E3%82%92%E9%81%8B%E3%81%B6%E3%80%8C%E3%83%91%E3%83%B3%E5%B1%8B%E3%80%8D%E3%81%AE%E8%AA%87%E3%82%8A-%E4%B8%80%E5%BF%97-%E6%B2%BB%E5%A4%AB/dp/4103031522/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1382193289&sr=8-1&keywords=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%B3%E7%89%A9%E8%AA%9E

この会社のすごいところは、おいしいパンを作り続けて、会社を拡張させただけではなく、「パンのある豊かな生活の提案」「クオリティーの高いライフスタイル」を発信しつづけたことです。

そして、利益のかなりの部分を従業員の教育に投資してきました。アメリカのビジネススクール、CIAなどの名高い料理学校に留学できるシステムが固定レート時代からありました。

苦労して開発した冷凍パン生地の技術の特許を取り、パン職人たちが夜2時から働かなくて済む労働環境を作りました。その技術を囲い込むことをせず、すべてのパン業界が使えるようにしました。このことで、私たち消費者は、おいしい焼きたてパンを気軽に楽しめるようになりました。

障がい者の雇用促進のためにスタートしたスワンベーカリーもアンデルセンの冷凍パン生地を使うことで、品質を保つことができるそうです。

http://www.swanbakery.jp/swan/

パンのビジネスでは全くの素人だった創業者の高木夫妻は、大変な苦労をされましたが、内村鑑三の「「デンマルク国の話」に勇気を与えられ、ことあるごとにこの本を読み返したそうです。

「国は戦争に負けても亡びません。実に戦争に勝って亡びた国は歴史上けっして少なくないのであります。国の興亡は戦争の勝敗によりません、その民の平素の修養によります。善き宗教、善き道徳、善き精神ありて国は戦争に負けても衰えません、否、その正反対が事実であります。牢固なる精神ありて戦敗はかえって善き刺激となりて不幸の民を興します。デンマークは実にその善き実例であります。」(岩波文庫)



原文は青空文庫でも読めます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000034/files/233_43563.html


私は子供の頃からおいしいパンを食べられただけでなく、いながらにして北欧の文化に触れ、素晴らしい理念を目に見える形にしたお店で食事を楽しむことができ、ラッキーでした。