2014年5月9日

5週間ぶりのサンディエゴ








久しぶりにサンディエゴに戻ってきました。

両親は無事にケアハウスに入居し、実家を空にし、数日間お掃除のプロの方に手伝ってもらって頑張ってきれいにしました。

私が一度も着ることのなかった着物、家具などは親戚に送り、残りはゴミ屋さんに何度も何度も来てもらって処分しました。家1軒分のジャンクの量は気が遠くなるレベルでした。

何よりも辛かったのは、最後の1週間、インターネットのアクセスがなくなってしまったことでした。陸の孤島とはこのことだと実感しました。

友達が励ましのメッセージを電話で送ってくれたり、美味しい差し入れをいただいたりして、なんとか孤独な作業を乗り切ることができました。友達ってありがたいなあと、涙が出そうになりました。

お掃除のプロの方は、ママさんバレーで鍛えた馬力、建築学科卒、ゼネコン勤務経験の理系頭脳(元祖リケジョ)で、戦略的に家を磨いてくれました。今は成人されたお子さんたちの子育ての苦労などもシェアしてくださり、彼女から多くのことを教えて頂きました。趣味のバレーを優先しながら子育て家事、仕事を続ける工夫、ゼネコンで職場結婚をしたご主人の転勤と自分のキャリアなど、大変興味深いトピックでした。

数日おきに我が家のジャンクの山を片付けてくれるゴミ屋さんたちは、息子と変わらない年で、その熱心な働きぶりに感心しました。ヤンチャな面影が残る青年たちをトレーニングし、ごみ収集のプロとして仕上げたゴミ屋さんの社長さんの人材教育スキルは、すごいなあと感心しました。

引越し屋さんも、1分単位で行動し、その無駄のない動き、タイムマネージメントに圧倒されました。お願いする側としては、申し訳ないくらい安い料金で、引越しを請け負っていただき喜ぶべきですが、働く側にとっては、時間的な制約のある重労働、意地悪お客さんとの対応などもあり、辛いことも多いと想像できます。私たちが引越しをお願いした日は超過密スケジュールでお昼を買う時間もなさそうだったので、近所のセブンイレブンでお弁当と塩から揚げとお茶を差し入れしました。

 

今回の引越しプロジェクトを通して、普段の生活の中では接することのない職業の人たちに出会うことができ、仕事の大変さ、勤労の尊さ、仕事の中での誠意を見せていただき感謝でした。

「飛行機代は出せないけど、バケーションでサンディエゴに来ることがあれば、ぽーと会でみんなに話をして欲しい。」とスカウトして、驚かれてしまいました。「人と話していると、セミナー講師に見えてくる」という、いつもの悪い癖が又出てしまいました。

 


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