2013年6月8日

望み


 今回東北の被災地を訪ね、震災から2年たった現在でも深い傷跡を残している現状を見て呆然としてしまいました。

 私たちはサンディエゴの日系コミュニティーで、色々な形で震災のサポート、現地で支援活動をしている人たちからの生の声、被災地の子供たちの招へいなどを通してアップデイトの情報を伝えていただいていると思っていましたが、まだまだ実情を理解してはいなかったことに気付きました。

 東北の人たちの明るさ、謙虚で前向きな姿には心を打たれました。「感謝の気持ちを忘れないこと、他人のことを思いやる心、希望を失わないスピリット」日本人ってすごい民族なのだと思いました。

 私は子どもの頃に広島に引っ越してきてからずっと被曝者の方々の経験談を聞いて育ってきました。みなさんが共通して伝えこられたことは、「人間は強いので、どんなことがあっても必ず困難を跳ね返し、よりよい世界を築く力がある。」ということです。

 広島も、原爆で一面焼け野原になり数十年は草木も生えないと言われていましたが、戦後みんなの頑張りで復興し、緑にあふれた美しい都市に発展してきました。

 
東北もきっと復興してくれると信じています。

サンディエゴの私たちも引き続きサポートを続けて、つながっていたいと思います。



私の好きな聖書の言葉です。

 木には望みがある。
 たとい切られてもまた芽を出し、
 その若枝は絶えることがない。
 たといその根が地の中に老い、
 その幹が土の中に枯れても、
 なお水の潤いにあえば芽を吹き、
 若木のように枝を出す。



 


 


 

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