2013年6月10日

空飛ぶだんご かっこうだんご

 
 
左は4代目店主の千葉さん、右は初代店主
びっくりするくらいそっくりです
「どうせなら同じように赤い帽子とチョッキを着ればいいのに」と
息子が尋ねると、「今でも充分目立ってるから」と
いつも白装束です。
 



この竹の籠にお団子の箱とお茶を入れて
手動ロープウエーで運びます
摩擦熱で手がやけどしそうになります。

戻ってくる籠の中にお客さんからのメッセージが入っていることがあります。
今回は「○○小学校修学旅行 おいしいおだんおごありがとう!」
と書いてある紙が入っていて、「この地域は震災ですごい被害だったんだ。よく来たなあ」とおじさんは涙ぐんでいらっしゃいました。

籠がつなぐコミュニケーション、すごいです。


渓谷の向こう側まで1分くらいで
到着です



今や世界中からの観光客が訪れるので
歓迎の旗もどんどん増えてしまったそうです。
議員さんたちも挨拶しに来るそうです。

 私と息子は毎年のように東北を訪ねるのですが、息子が小学生の頃から大ファンの場所が岩手県一関市の厳美渓にあります。テレビの旅行番組でもよく紹介されているので、ご存じの方も多いと思います。

 店主の千葉さんはユーモアたっぷりのエンターテイナーで、今や世界中からファンが訪れるそうです。息子がワイヤーを引っ張るのをお手伝いする時は、大小二つの星条旗を掲げ、アメリカ国歌を大音量でスピーカーで流してくださいました。いきなり渓谷中に他国の国歌が響き渡り、他の観光客は、訳が分からず、唖然としていました。

 息子が心配して「おじさん、いきなりすぎて、みんな固まってます。」とコメントすると、「平気平気、ここはインターナショナルだから。ハハハ~」と笑い飛ばしてしまいました。

紙コップに入ったお茶が籠に揺られて対岸に着くまでにこぼれないのが不思議です。

 
ごま、あんこ、みたらしの3本セットでお茶がついて1箱400円です。

おじさんは息子に、「今度来るときは、彼女を連れてこいよ!」と励ましてくださいました。息子は、「はい、そうします。」と約束してしまいました。お団子好きなガールフレンドができるでしょうか?

 

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