2012年11月30日

「教育セミナー2012」 のご案内



ぽーと会主催
「教育セミナー」のご案内


 
  お陰さまで、ぽーと会は3年目を迎えました。これからも、バイリンガルの子どもたちの将来をサポートするプログラムを企画していきたいと思います。

  12月の教育セミナーは2部構成で行います。

  前半は、ぽーと会の立ち上げからご指導いただいている原田誠先生が、講師を務めてくださいます。今回は、「日英バイリンガル学生のキャリアパス」に的を絞ってお話しいただきます。大学卒業後の進路についての基本的な考え方、アメリカでの就職活動の進め方、海外の学生が日本の就職活動を有利に進める方法など、海外の大学で学んだ経験を活かしたキャリアプランニングについてアドバイスをいただく予定です。

 後半は、心理臨床ドクターの美甘章子先生から、「バイリンガル教育を家庭でいかにサポートしていくべきか」「日本で育った親がアメリカで子育てをする際に気をつけなければならないこと」[日本人の子どもたちが現地校で遭遇するトラブルの対処法]などをお話いただきます。進行役を原田先生が引き受けてくださいました。

 美甘先生は、数年前まで、みなと学園でのオープンハウス(American Teachers’ Day)で、現地校の先生方に対して文化の狭間で苦労している日本人の子どもたちが抱える問題点をわかりやすく説明してくださっていたので、覚えていらっしゃる方も多いと思います。今回は、ぽーと会のセミナー講師としてご参加いただきます。「異文化ギャップ」「世代間ギャップ」など、私たちが普段子育てをする中で抱えている問題を、わかりやすく分析し、解決法を見つけてくださることでしょう。

 1部と2部の間に、フードバザーと子ども用フォーマルドレスバザーを開催します。収益は全てサンディエゴ日系緊急ネットワーク(SDJEN)の招待でこの年末年始に渡米する2人の中高生のサンディエゴでのホームステイプログラムに寄付されます。食べ物を寄付してくださっても、食べ物を買ってくださっても、結構です。ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 みなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

日時 1217日(月)3時~8時 

場所 くじら学園  6090 Santo Road,San DiegoCA92124

プログラム
第1部          原田誠先生セミナー 3時~5

 フードバザー、ドレスバザー 5時~6

第2部          美甘章子先生セミナー6時~8

参加費  $20 (1家族)

お問い合わせは、原田先生、美甘先生にセミナーの中で教えていただきたいことは、portkaisandiego@gmail.com まで、ご連絡ください。
                               



2012年11月28日

被災地中高生ホームステイプログラム 最新情報

お友達のMさんが送ってくれたサンディエゴの紅葉の写真
サンディエゴも暖かいなりに、冬に向かいます。

 SDJENが企画して、被災地の中高生2名をサンディエゴでホームステイしてもらうプロジェクトは、多くの方のサポートにより、少しずつ前進しています。

 お花と絵の展覧会での収益、プログラムに賛同してくださった世界各地の皆様からの寄付、あと数日で成田からサンディエゴまでの直行便を就航させる日本航空さんからの航空券の寄付で少しずつ目標額に近づいてきました。「もし、日本航空さんが無理そうだったら、いつも補習校で子どもたちのために色々な教室を開いてくださってる全日空さんにお願いしてみようか?」と心配してくれるお友達もいて、心強かったです。

 ぽーと会主催の教育セミナーでもフードバザーを予定していましたが、メンバーの方が、お友達と協力して子どものフォーマルウエアーのバザーもしてくださることになりました。これから、クリスマスパーティー、ニューイヤーパーティー、プロムで活躍することでしょう。

 10日間のサンディエゴでの滞在中、学校訪問として、息子たちが通う日本語補習校に体験入学が決まりました。「いきなり当日補習校に入れては、馴染むまでに時間がかかり、負担が大きいのでは? 補習校の子供たちは、話の内容によって日本語と英語をひっきりなしにスイッチするみなと語を使うから、日本の子は引いちゃうかもね。心細くならないよう、うちでウオームアップするといいよ。」と心配してくれたお友達が前後泊のホームステイを申し出てくれました。

 彼女もご主人も東北出身で、ご実家では色々な形で被害を受けているので、渡米してくる2人の苦しみがよく理解できるそうです。「家で東北料理をご馳走してあげるよ。きっと懐かしいはず。学生さん2人と一緒に家族でご飯を食べながら、補習校のことをうちの子どもたちに説明させるから。お弁当も作ってあげるね。」と今から細々と心配してくださっています。

 自分には何ができるか、みんながそれぞれ考えて、思いもかけないくらい多くのサポートを申し出てくださり、感謝でいっぱいです。

 
 


2012年11月26日

セカンドチャンス



息子の大学アプリケーション専用メールに、面白いご案内がありました。



大学の申請用紙を犬に食べられてしまった方へ

あなたが、11月20日のアーリーアクションでアプリケーションを出そうとしていたことは知っています。しかし、どうもあなたの悪戯な犬が食べてしまったようですね。とても不幸なできごとでした。

私たちの大学は、もう一度チャンスを上げます。どうか、12月1日までに、必ず出してください。今度は、犬に食べられないように用心してくださいね。


かわいいお手紙で、感心しました。なんて、ユーモアのある大学なんでしょう。この頃は、アプリケーションは全てオンラインなので、たとえ家に犬が10匹いても、山羊が20頭いても、食べられることはありません。











2012年11月24日

試食

赤いきつねと緑のたぬき
武田鉄矢さんの顔まで浮かんでしまいます。



和のジャンク部門
 今年お子さんを大学に送られたお友達が、「今日は、日本のスーパーでククレカレーとサトウのご飯を買って慰問箱を作るの。」というのを聞いて、「なるほど、寄宿舎への差し入れはではレトルトやインスタントがメインなのね。」ということを知りました。

 しかし、私はレトルトもインスタントもほとんど食べたことがありません。息子にも食べさせたことがないので、どういうものが好きなのか本人にもわかっていません。私が子どもの頃のコマーシャルでは、ボンカレーを透明なガラスの鍋で3分間煮ていましたが、今では、加熱法も違っているはずです。

 これは、一大事だというので、この頃は日本のスーパーに行くたびに、色々な「未来の慰問箱のラインアップ」を買ってきて、試食しています。


 つまり、何でも2個づつ買ってどれがおいしいか、意見交換をするというわけです。夫は学生時代一生分のジャンクを既に食べつくしているので、仲間に入れてあげていません。

 色々試してみましたが、私は料理上手な母と祖母の料理を食べて育ったせいか、インスタント食品は「とげとげした味で、塩分がきつい。」と好きになれません。息子は、料理が上手でない母から育てられたので、大喜びでジャンクを食べています。

 不健康極まりないものを、慰問箱として送料まで払ってわざわざ送るのは気が進まないけれど、こんなに喜ぶんだったら、時々は送ってあげてもいいかなあと、複雑な気持ちです。

 体にもよくて、おいしくて、若い子が喜ぶ慰問箱アイテムは、何でしょうか?

1.ドライフルーツ

2.ナッツ

3.乾芋

これじゃ、駄目だ~!






2012年11月21日

10日間、感謝祭の休みです。










数日前から、感謝祭の休みが始まりました。いつもだと、期末テスト前のちょっとした骨休めの季節ですが、今年はなにかと忙しいのです。

まず、11月30日締め切りのUCとCUSのアプリケーションと格闘しなければなりません。

幸いなことに、私立用のCommon APで悪戦苦闘したので、UCはそこまで大変ではないようです。色々な人から、「締め切り間際でトラブルが発生したら大変だから、感謝祭前には送ってしまったほうがいいよ」とアドバイスを頂いているので、なんとか今日中には送付してしまいたいです。

アーリーで申し込んだところから、奨学金をもらうための更なるエッセーコンテストの申し込み、学費がただになるプログラムの申請用紙なども送られてきて、「やっとアプリケーションを出したばかりだというのに、なんで又同じ大学に別のアプリケーションを提出しなければならないんだ!」と息子はゲッソリしています。エッセー用のネタを3つ、4つ用意して、それを次々使いまわしているので、じきにネタ切れになってしまうのではないかと心配です。

時々、突拍子もないショートエッセイの質問があります。最近の例では、「あなたの人生のアドベンチャーは何ですか?」といった、行間を読むべきなのか、額面どおり受け取り、書くべきなのか、聞き手の真意がわからない問いかけが出てきました。「一歩生活圏内から出てしまうと、危険と隣り合わせの国アメリカで、高校生がアドベンチャーなんかするわけない。」と親は思うのですが、子どものアドベンチャーは、単に「家出」のような非日常なことばかりではないのかもしれませんね。


エッセーでファイナリストまで残ると、今度は大学まで行って、学長インタヴューがあるそうです。そこで「更なるエッセーを書かされた」という、息子の先輩の経験談も聞きました。「大学に入るまでに、いったいいくつエッセーを書けばいいんだ?」と親も子もだんだん疲れが出てきました。

学校の宿題もエッセー、大学入試もエッセー、加えて息子は新聞部なので、文章を書いてばかりです。指のコブを息子は「エッセーだこ」と呼びますが、夫は「ゲームだこ」と鋭い指摘をしています。おそらく後者が正しいようです。

私学では、インタヴューもできれば受けた方がいいので、申し込みました。州外の大学では、わざわざ飛行機に乗っていくわけにはいかないので、アドミッションの人がサンディエゴに来られた時を狙うか、地元の卒業生に会ってもらうこともあります。私の友達のお子さんは、スカイプでしたそうです。スカイプで音楽のオーディションをした子どもさえいます。

12月に入ると、期末テスト、プロジェクト、テストがあり、大忙しになるので、今週中にできることがあれば、前倒しして進めておけば、あとが楽になるはずです。なにせ、11月、12月はパーティーシーズンでもあるので、本当に忙しいのです。

アメリカ人って、本当に良く遊び、良く学び、良く働く、体力のある人たちが多いです。息子はそれに「良く眠る」が加わってしまっているのが大きな問題です。いっぱい遊び、いっぱい眠る人は、いつ勉強すればいいのでしょう?



2012年11月19日

大学主催のランチとセミナー





こんな立派なホテルを借りてレセプションをするなんて、
お金持ちの大学です。
でも、メリットスカラシップは出ません。(泣)


昨日は、中西部にあるリベラルアーツカレッジ主催のランチとセミナーがありました。今年受験する予定、あるいは既にEDでアプライしている生徒と家族が来ていました。


私たちのテーブルには、インターンシップ、就職のスタッフと化学の教授が座ってくださいました。化学の先生はジョークの連続で、とても和やかでした。子どもたちからも積極的な質問が飛び出していました。お隣のテーブルでは学長さんが座っていらして、みんな緊張して食事も会話も進まない様子でした。(とてもおいしいご馳走だったので、気の毒)

ランチの後は、卒業生、教授、学長、合計6人からのレクチャーがありました。「4年間、この大学で学んだことを、キャリアの中で実際にどのように生かしているか?」「若いうちからドラッグ、飲酒、喫煙を始めると、なぜ中毒になりやすいか?それに立ち向かうためのアドバイス」「リベラルアーツカレッジの素晴らしさ」など、どのセッションもとてもためになりました。

今日は1日かけて、サンディエゴ地区の生徒のインタヴューが行われます。息子も午後1時にアポイントメントがあったのですが、アドミの人が、「あなたとは去年も会っているから、もし2日続けてここに来るのが嫌だったら、休憩時間にロビーでやってしまってもいいわよ。」ということで、昨日のうちにインタヴューも終わりホッしました。

1月15日がRDの締め切り、3月15日に一斉に合格通知が届き、その1週以内に奨学金の額が通知されるそうです。

学生1人1人に対してきめ細かい指導をしてくれる、本当に素晴らしい大学で、息子はとても気に入っているのですが、学費がとにかく高く寮費込みで年間5万ドル以上です。「必要が認められたら100%援助する」(ニーズベース)ことを掲げているので、その分、金銭的援助の必要が認められない家庭へのメリットスカラシップはほとんどありません。

「たとえめでたく合格通知をもらっても、奨学金をつけてもらってないと、不合格と同じだね~」と深いため息をつきながら帰宅しました。豪華なランチ、興味深い講義(私はセミナーが大好きです)、お土産つきの素敵な1日を過ごせただけでも、良かったことにしておこう。

2012年11月16日

慶應義塾大学 GIGA プログラム説明会






慶應義塾大学環境情報学部GIGA(Global ICT and Governance Academic)プログラム説明会

環境情報学部のGIGA プログラム(Global Information and Communication Technology and Governance Academic Program)は、慶應義塾大学の学部における初めての英語によるプログラムです。情報技術とその関連の政策、ビジネス等を学ぶプログラムで、コアとなる授業はすべて英語で提供され、卒業に必要な単位を英語のみにより履修することができます。留学生には、日本の文化や社会を理解し、ひいては日本での就職の機会を増やすために、日本語を学ぶ授業も用意しています。2011年秋学期より開設され、海外で学んだ学生達が、キャンパスの日本人学生と共に切磋琢磨しながら学んでいます。



以下の要領で説明会を開催しますので奮ってご参加ください。

説明会:慶應義塾大学環境情報学部GIGAプログラム留学説明会
     (Keio University GIGA Program)
GIGAプログラムの説明が中心となります。慶應義塾大学の他学部の入試に関する内容はありません。


日時: 2012124日(火)18:00-19:30(質疑応答含む)


会場: Four Points by Sheraton, San Diego
         8110 Aero Drive San Diego, California 92123 United States
         Meeting Room: Palm D


説明: 慶應義塾大学環境情報学部准教授 Rodney Van Meter先生
         慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス国際担当課長 森澤珠里さん


対象: 高校卒業後、日本に留学し英語でコンピューターサイエンスとその社会での活用を学ぶ意欲と興味のある学生とその保護者。


その他: 参加費無料。

 
参加申込(お名前、参加人数、メールアドレス)及びご質問は直接giga-event@sfc.keio.ac.jpまでお願いします。
            GIGAプログラムに関する情報
          http://ic.sfc.keio.ac.jp/








Information Session
Faculty of Environment and Information Studies
GIGA (Global Information and Communication Technology and Governance Academic) Program
Keio University, Japan

The GIGA (Global Information and Communication Technology and Governance Academic) Program, in the Faculty of Environment and Information Studies, is the first undergraduate program to be offered in English at Keio University. The GIGA Program offers students a curriculum that integrates information technology and related policies with business. All core lectures are held solely in English, and students can register the required number of credits to graduate by completing courses conducted in English. Japanese language study is also offered so that international students can learn about Japanese culture and society, and increase their opportunity to find employment in Japan after graduation.

Keio is Japan's oldest, and arguably most prestigious, private university, with several prime ministers, hundreds of CEOs of major corporations, and at least two astronauts among our alumni/alumnae, including Japan's first woman astronaut. Students who have studied in various countries around the world come together with Japanese students on campus to study and learn from each other in this program, which was opened in the 2011 fall semester.

Join us at the information session in San Diego to find out more.

Information Session:  Keio University GIGA Program
                                 *This information session mainly deals with Keio University’s GIGA Program. In general, admissions information for other Keio University faculties and other application processes will not be available.

Date:                        Tuesday, December 4, 2012

Time:                        6:00 p.m.—7:30 p.m. (including Q&A time)

Location:                 Four Points by Sheraton, San Diego
                                 8110 Aero Drive San Diego, California 92123 United States
                                 Meeting Room: Palm D

Speakers:                   Rodney Van Meter, Associate Professor, Keio University Faculty of Environment and Information Studies
                               Juli Morizawa, Manager, International Affairs, Keio University Shonan Fujisawa Campus

Audience:                             Students and parents of students who have aspirations for studying in Japan (in English) after graduating from high school, and are interested in learning computer science and its applications in society.

Admission:              Free

RSVP:                       Please RSVP for the information session by email to giga-event@sfc.keio.ac.jp with your name, number of attendees, and contact email address.

Contact:                  giga-event@sfc.keio.ac.jp

Website:                  Visit the GIGA Program website for more information.
                                 http://ic.sfc.keio.ac.jp/


2012年11月15日

こどものよいところを伸ばすお母さん



 11月のぽーと会では、「子どものよいところを見つけて伸ばす秘訣」をテーマにお話を伺いました。

 お子さんのYさんは現在、八木保さんとおっしゃる「アップルストア」「ファミリア」などのデザインを手がけていらっしゃる方の事務所で働いているそうです。Yさん自身も日本で話題のスカイツリーの中のチーズケーキ屋さんの店舗のデザイン、商品のパッケージなど全てをデザインされという素晴らしい仕事をされています。

 まだ20代中盤だというのに、文字通り世界を飛び回って活躍されています。去年出版された八木さんの作品集は日本語と英語で書かれていますが、英語の翻訳はYさんが担当されたそうです。

 補習校に通っている時は、現地校との両立で苦労したそうですが、今は「通わせてくれてありがとう。」とご両親に感謝されているそうです。

 アメリカで最高峰とされるアートスクールを素晴らしい成績で卒業したので、引っ張りだこだったのですが、ロサンゼルスの八木さんの事務所を選んだ理由は、「ここならアメリカに進出したいと思っている日系企業も助けることができるし、日本に進出したいと思っているアメリカ企業もサポートできる」からだったそうです。アートの才能に加え、日本の根っこを持っていたことが、Yさんの活躍の幅を何倍にも広げたことを間近で見せていただき、感激でした。

 Yさんは立派な青年に成長され、素晴らしい活躍をされているのですが、お母さまが子どものためにサポートしてあげたことは、「おいしいご飯を作ってあげることと、家を居心地の良い場所にすることだけ。」だったそうです。

 「勉強のことは、全て学校の先生にお任せして、親としての領域からはみ出ないことに気をつけていた」とおっしゃっていたのが、心に残りました。

 お母さまが、ぽーと会のために体験をシェアしてくださるということで、お子さんたちが大変心配してくれて、沢山アドバイスをくださったそうです。前日のお母さまのリハーサルにも付き合ってくださったというお話を聞いて、微笑ましく思いました。

 Yさんには妹さんがいて、現在UCで「心理学」「人材開発」の勉強をされているそうです。将来は、「障害児の周りにいる子どもたちが、障害を持つ子どもと過ごせることを尊いことだと感じられる環境づくりをする教育」に携わりたいと考えているそうです。

 障害のある人と過ごせることを宝と思えるような環境って、なんて素晴らしいのだろう、そして、10代の女の子がそんな深いことを考えているなんてすごいと驚きました。

 妹さんは、高校時代進路をどうしようかと色々悩んでいたそうですが、コーチをはじめ、障害児の成長を影でささえる大人たちとの出会いの中で、自分もその分野で仕事をしてみたいと思えるようになったそうです。

 お母さまは、「子どもたちは、人生の節目で素晴らしい方と出会わせていただいたお陰で、将来の道しるべを示されてきた。」とおっしゃっています。

 セミナーが終わってから、多くの方から感謝のメールを頂きました。「子育ての基本を見直すよいきっかけになりました。」「親はあれこれ、よかれと思ってやっているが、あまり頑張りすぎて、かえって子どもを駄目にしているような気がしてきた。」「まず、家を居心地よいものにするために、断捨離です。」「こころ温まるセミナーをありがとうございます。」という素敵なメッセージの数々でした。

 今回は、小さなお子さんを持つお母さんも沢山いらしたので、本当に参考になったと思います。


 


2012年11月13日

お花と絵のコラボ











Rosy Floral Studioのデザイナーの方たちが、頼子さんの絵からインスピレーションを受けて、アレンジメントを制作してくださいました。

私は写真が撮れなかったので、あとで主催者の方から送っていただきました。

2012年11月12日

お花とアートの夕べ  大盛会でした

Yoriさんの絵からインスピレーションを受けて
アレンジされたお花


上の写真のアレンジメントは
この絵を元に制作されました。

アメリカ先住民族の方たちが
代々受け継いで大切に育てている植物


来場者に絵の説明をするYoriさん

 この土曜日に、「SDJEN主催 被災地中高生サンディエゴホームステイプログラム」のためのチャリティーイベントが開催されました。

 5時のオープンには、既に多くの方が来場くださり、あっという間にお店がいっぱいになってしまいました。

 ラッフルの景品は、1等賞 Yoriさんの原画、 2等賞 Rosy Floral Studioのデザイナーによるフラワーアレンジメント(4名)、3等 Yoriさんグッズのギフトバスケット(3名)でした。

 大変な激戦をくぐりぬけて、なんと私はお店のオーナーのアンさんが作られた秋がテーマのアレンジメントが当たってしまい、大感激でした。

 他の3名のデザイナーの方々もそれぞれ素晴らしいフラワーアレンジメントを作られていたのですが、人垣ができて写真を撮ることができませんでした。

 参加者の一人一人が、美しいお花、自然を描いた絵を見て、心が癒され、和やかな会でした。

 みなさんが、たくさんのラッフルを買ってくださったり、他の地域からも寄付をしてくださったので、この冬のホームステイプログラムがだんだん現実味を帯びてきました。

 このような素晴らしいイベントを企画してくださった清泉先生、アンさんに心から感謝しています。本当にありがとうございました。

  

左の絵はYoriさんが寄付してくださった原画
ラッフル(くじ引き)の一等賞です。
今まで決して自分の絵を手放さなかったので貴重な1点です。

3等のギフトバスケット3点
Yoriさんの絵をモチーフにしたTシャツ、マグカップ、
プリザーブドフラワーのコサージ、カードセット、


あまりにたくさんの方が参加されていたので、
奥にあった3つのフラワーアレンジメントの写真が
撮れませんでした。


YoriさんとRosy Floral Studioの清泉アンさんと貴志先生




2012年11月10日

冬も熱い ぽーと会

今週から冬時間に変わり、
3時過ぎると、うす暗くなります。

冬も、色々なイベントを企画しています。

12月4日(火)6時~7時半 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスGIGAプログラム説明会
            @Four Points by Sheraton



12月17日(月)3時~5時 原田誠先生セミナー
           「バイリンガル生徒の進学と進路」

      5時~6時 被災地中高生ホームステイプログラムのためのフードバザー

      6時~8時 美甘章子先生セミナー
           ★ バイリンガル教育の可能性。
           ★ 日本人の親がアメリカで子育てをする際に注意すべきこと

           進行役 原田誠先生
                                       
                                                 @ くじら学園


1月     新年特別企画 「校長先生と芳月の和菓子を一緒に食べる会」

2月    「アメリカ育ちの子どもを日本の大学に送り、日本での就活、就職を見守ったお母さんの体験談を聞く会」

などを予定しています。みなさんのご参加をお待ちしております。

そのほか、子供向けのキャリアイベントの話もちらほらあり、それをどのように実現させていくか、頭をひねっています。

あらゆる面で、いつも皆さんが助けてくださり、胸が熱くなります。みなさんの熱意と善意で、ぽーと会は、冬でもホットです。

2012年11月7日

おひとりさま

by yori


親友のロザナさんが亡くなってから、早2ヶ月がたちました。

お葬式の時にお花を送る手配、Sympathyカードを送るなど、マニュアル化したことは、なんとかこなせましたが、それ以上は、麻痺したような感覚で、しばらく何もする気力がありませんでした。

耳元で、彼女が明るい声で「恵子さん !」と呼ぶ声が1日何度も聞こえてきたり、彼女からもらったプレゼントを見ては、落ち込んだり、亡くなった姿を見ていないので、まだ病気で入院しているような錯覚を起こしたり、なかなか彼女の死を受け入れることができずにいました。

最近、ようやく彼女の死を受け入れられるようになり、遺されたご主人のクリスさんのことも気になっていたので、彼にメールを書きました。ロザナさんの末期には、数日ごとに病状を知らせるためにメールを送ってくれていたのですが、お葬式以来すっかりご無沙汰していました。

彼から返事がすぐに返ってきました。


メールありがとう。僕の健康を心配してくれてありがとう。

ロザナは僕にとって妻であっただけでなく、ベストフレンドだったので、僕は家族と親友を同時に失い、どうやってこれから生きていっていいかわかりません。

友達や近所の人は、僕によくしてくれます。電話をかけてくれたり、食事に連れ出してくれたり、本当に親切です。でも、一瞬たりとも、僕はロザナのことを考えないことはありません。

夕方、だんだん暗くなる時が僕にとっては一番辛い時です。でも、これから、時間をかけて自分で乗り越えなければなりません。僕は大丈夫です。

時々は、君と家族のアップデイトを知らせてね。これまでは、ロザナから君の家族のことを色々教えてもらっていました。ロザナは、君の息子の成長をいつも楽しみにしていたよ。早く希望の大学に入れるといいね。

クリス


結局、私たちは誰でも「おひとりさま」になるようにできているんだなあと、しみじみ最近思います。

結婚したり、子どもを育てたりして、途中一時的に団体生活をすることはあっても、子どもは巣立っていくし、配偶者のどちらかは早く逝ってしまうのですから、結局はおひとりさまです。

その時に、友人に恵まれていると、どんなに慰められ、力づけられることだろうかと、友達のありがたさを今更ながらに感じます。



2012年11月5日

お泊りプログラム

by yori



アプリケーションを出し終えたらインタヴューを受け、合格通知を受け取ったら大学のお泊りプログラムに参加して、色々な面(金銭面、大学のカリキュラム、息子自身が好きかどうかなど)で比較検討して、5月1日に返事を出します。

結構遠い場所も受けるので、飛行機に乗ってお泊りプログラムに参加するのは、高校の授業を何日も休むことになり、息子がキャッチアップすることは辛いことでしょう。

でも、実際に教授に会い、授業に参加し、学生寮に泊まり、在校生と話し、カフェテリアのご飯を一緒に食べる経験は貴重です。

すでに、いくつかの大学とインタヴューしましたが、「合格通知を受け取ったら、大学が飛行機代を出して上げるから、必ずお泊りプログラムにいらっしゃいね。」とおっしゃってくださるアドミの方もいて、息子は一人旅を楽しみにしています。カフェテリアで、無我夢中、ガツガツ食べて、他の学生に引かれてしまうのではないかと、親は今から心配です。

アメリカの大学生は、カフェテリアの食事で、入学後平均20パウンド体重が増えると言われていますが、息子は、お試しお泊りプログラムを数回するだけで、20パウンド増えそうなので、訪問大学数を絞り込んだ方がいいでしょうか?


2012年11月4日

一つ山を越しました

by yori

11月1日締め切りのアーリーアクション EAのアプリケーションを出し終えて、ホッとしています。

我が家は、私学の学費全部はとても払えないし、ニーズベースの奨学金も期待できないので、合格通知の中から、色々比較検討しなければならないので、アーリーデシジョン ED(専願)はしません。

息子の現地校の友達の中には、POMONA等の私立のトップスクールにEDで受ける生徒が何人かいます。とても裕福な家庭なので、そういう選択ができます。クリスマスにはカタがついて、楽しい冬休みが送れます。

これから11月30日締め切りのUC,CSU, 1月締め切りの私学のレギュラーデシジョンと山があと2つあります。UC,CSUはアプリケーションが複雑でないので、一つ半山が残っているという感じでしょうか。


2012年11月3日

ぐるぐる回る

by yori

 被災地の中高生をサンディエゴに来てもらう資金集めのための「お花と絵画の夜」のイベントのことを宣伝したら、色々な形でお友達がサポートを申し出てくださいました。

 自分自身も台風サンディーの被害に遭ったにもかかわらず、「協力したいから、チェックを送ります。」とメールを下さった東海岸のお友達がいます。彼女は、今まで傷ついた心、貧困に苦しむ人たちを色々な形でサポートしてこられたので、私に多くのことを教えてくれました。「現場の声」「弱き者の目線、現状」といった観点は、私には未知の分野でした。

 夏休みにお世話になった広島のお姉さま方も、熱い心の持ち主で、知恵とネットワークと得意分野を駆使して、募金に協力してくださいました。

 Nさんは、主宰されるサロンのバザーでyoriさんのカードを販売してくださり、ご自分のお小遣いも足して、日本サイドの口座に入金してくださいました。

 ご自分のブログにも宣伝してくださっています。私のことも過大に褒めてくださって、ちょっと照れてしまいます。

 現在日米を往復する生活をされているOさんは、アメリカでのファンドレイジングの経験から、「アメリカ人って、帯から作ったテーブルランナーが大好きよ。私は日系ウイークで数千ドルも集めたの。」と100年近いアンティークの金糸の帯を何点も惜しげもなく裁断し、たくさん作品を仕上げ、航空便で送ってくださいました。


Oさんが送ってくださった作品の一部
実物は、金がキラキラ光ってます。


 お2人がこの夏お世話してくださったJくんもイベントに参加するかもしれないと話すと、「だったら、Jくんにあげてもいいわよ。フォスターペアレンツ、大切なお友達にクリスマスプレゼントにあげてもいいし、彼自身が持っていてもいいしね。Jくんによろしくね♪」という展開になりました。

 誰かの幸せのために、心を込めて、時間をかけ、コツコツ仕上げられた手仕事の数々に圧倒されます。Jくんやご家族、お友達も、作品に込められたメッセージを受け取ってくれることと思います。

 日本に住む私の両親は、「この際だから、お花をたくさん買ってお世話になっている人たちにプレゼントしなさい。」と言ってくれたので、Rosy花屋さんで秋のアレンジメントをお願いして、お隣さん、息子の先生たちにお届けしました。

 お花とは縁のなさそうな私から突然豪華なアレンジメントをもらって、皆さんは一様に驚いて「いったい何事か?」と聞かれました。「これこれ、しかじかで、日本の親からのリクエストで、普段私たちがお世話になっている人たちに美しいお花を届けることになりました。」とチャリティーイベントのことを説明しました。

 そうすると、「私も協力したいから。」と色々な形でオファーがあり、嬉しかったです。

 善意は、ぐるぐる回って太平洋を行ったり来たり、アメリカ大陸を横断したり、すごいなあと目が回りそうです。


 
 


2012年11月2日

被災地中高生サンディエゴホームステイプログラムへの思い



SDJEN(サンディエゴ日系緊急ネットワーク)で核となって活動されている3人の方が、「被災地中高生ホームステイプログラム」への熱い思いを語っています。