2013年5月12日

いくつになっても、人は変わることができる。学び続けることで、道を切り開くことができる。



最近、お友達からとても心温まる話を聞きました。

「いくつになっても人は変わることができる。学び続けることで、道を切り開くことができる。」というテーマです。

そのモデルは彼女のご主人のAさんです。Aさんは、現在アメリカを代表する大手企業で専門職として活躍される一方で、大学でパートタイムで教えています。

高卒で軍に入り、結婚した時はアカデミックなことには興味がなかったそうです。しかし、奥さんの勧めで、仕事の合間に、クラスを少しずつ取り、短大卒、大学卒の資格を取るようになりました。

はじめは、興味もわかず、成績も振るわなかったそうですが、勉強を続けるうちに、学ぶ喜びに目覚め、通勤時間、休みの時間を利用し、MBAまで取得し、今では教育学の修士を取っているそうです。お子さんが次々に生まれ、経済的にも余裕はなかったはずですが、軍の奨学金なども上手に使って、学び続けてきました。

生まれ育った環境が貧しかったので、軍に入ることが最善と考えましたが、現在では、「軍には本当に感謝している。自分に色々な人生のチャンスを与えてくれた。軍に入っていなかったら、一生貧困のままだっただろう。」と奥さんにしみじみ語られるそうです。

「軍でひどい目になった。辛かった。」という人の話は良く聞きますが、自分の人生を切り開くことをサポートしてくれたと心から感謝しているというのに心を打たれました。

現在大学で、若い人たちに「学び続ける大切さ」「道は開ける」ことを教えていらっしゃるのは、本当に素晴らしいと思いました。そういうお父さんを見て育ったお子さんたちも素直で前向きです。そういう家族を影で支える私の友達も心の温かい、とびきり素敵な女性です。


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