2013年4月7日

プランB 御一行様 ゾロゾロ


息子は、庶民派の私立高校に通っています。大金持ちの子供が通うセレブ系とは一線を画しています。

つまり、大半が我が家と同じ悩みを抱えているのです。「出してもらえない(ニーズベースのスカラシップを)し 払えもしない(私立大学の学費、もろもろで年間6万ドル)」というジレンマです。

カリフォルニアの子供に大人気の私立大学に、今年もうちの高校からたくさんアプライし、何人かは合格しました。しかし、全員全額雑費込みの6万以上を払わなければならないという返事がきました。(ローンもスカラシップのように書いてあるので、名目上は、5万数千ドル)


4年間払い続けるのは、どの家庭でも無理なので、フェイスブックで「何とか大学合格! イエ~イ!!」と合格通知の写真を載せたのみです。

息子もこの大学が大好きで、ぜひここで勉強したいと願っていましたが、「イエ~イ」組の一人です。(涙)フェイスブックに載せるほどの話題でもなくなっているので、もう載せないそうです。

3年連続で、うちの高校からこの大学に通う生徒が出ませんでした。幸いにして、プランBとしての合格通知とスカラシップをみんないくつか持っているので、笑い飛ばせてよかったです。「ドリームスクールは、寝てる時に通うもの」とどの子供も割り切っています。

うちの高校のカウンセラーたちは、プランBの専門家集団のようです。9年生の時から大学院進学を視野に入れて、「メディカルスクールに通いたいならこの大学。オナーズが特に素晴らしい」といった具体的なアドバイスをしていました。ドリームスクールに対して過剰に期待をかけずに、身の丈に合った大学選び、ファイナンス情報をコンスタントに流してくれていました。シニアの年の4月に、家族の関係が悪くなることがないよう、数年かけて布石を打っていてくれたことはありがたいです。

「何とか君は、A大学に受かったのに(ドリームスクール)、払えないのでB大学(プランB校)に決めたんだって。」というニュースが飛び交うのは、この季節の風物詩です。特に息子は、新聞部で、大学特集号を毎年5月に編集していたので、現実をよく知っていました。

ニーズがもらえる、あるいは親が大金持ちで、余裕で学費が払える家の子供はラッキーです。でも、そうでない家の子供もプランB、プランCで、質の高い教育を払える範囲の学費で受けられる道があるのは、大変ありがたいです。


2 件のコメント:

  1. プランBの大学ってどこにあるのでしょう?
    いよいよ佳境に入ったブログ、楽しみです。
    筆者の方は、ご家族との話し合いで、
    心身ともに非常にお疲れでしょうから、
    無理せず、ゆっくりとブログを進めていってください。

    色々な大学への合格、おめでとうございます!

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  2. プランB校って、子供の好み、親の財力、学びたい学問、などで、全然違うようです。

    息子は、ピッキーじゃないので、カリフォルニア以外にも、南部、中西部、東部と色々受験しましたが、友達は、「寒いところは絶対いやだ」というので、南カリフォルニアとテキサスだけ、テニスの得意な友達は、DIIで手ごたえのあった学校を受験しました。

    南カリフォルニアの子供にとっては、「寒い」「田舎」というのは、思った以上にハードルが高いようです。お金を出してもらえるという点では、この2点は最高なんですけど、そこまで考える子供は少ないです。

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