2012年8月4日

男子部屋のボキャブラリー



息子は、大連であった「日中韓 中高生 歴史キャンプ」に参加しました。東アジアの青少年が、一緒に歴史を学び、将来自分たちがよりよい関係を築くためにはどうしたらよいかを考えるためのフィールドワーク、レクチャー、討論が6日間あります。

去年は、韓国であり、来年は、京都で開催される予定です。

息子は、今年3回目の参加です。息子と同じ補習校の後輩も参加していて、お互い心強かったと思います。英語の方が得意な子供がさらにもう一人いて、彼は、生まれも育ちもアメリカで、3ヶ月前に日本に引っ越したばかりだそうです。

日本からの参加者の中には、帰国子女の受け入れでも知られる関西の私立学校の生徒たちが学校のカリキュラムとして団体参加するケースもありました。

補習校では、生徒同士ついつい英語で話してしまうことも多いので、今回のキャンプでは、日本の学校の生徒さんとディスカッションをすれば、息子の日本語能力もアップするのではないかと、親は期待しました。(他力本願)

昼間のプログラムは、何とかこなせても(英語が役立つことも多いので)、息子が困るのは、夜の日本の男子ばかりが部屋で集まる時の「下ネタ」のボキャブラリーだったそうです。いったい何の話をしているか、さっぱりわからず、補習校の後輩に通訳を頼んでも、彼も小学校高学年でアメリカに来ているので、その方面の情報に遅れがあり、意味がわからないことが多かったそうです。3ヶ月前に、日本に帰った子にいたっては、14歳なので、「眠たいよ~~。もういいかげんにして、みんな早く寝ようよ~~!」と大騒ぎするので、先輩から叱られたりと、アメリカ組は、すっかり夜の部の討論から見放されてしまったようです。

補習校高等部でもカバーできないボキャブラリーが、色々あるのだなあと、なんだかしみじみ考えこんでしまいました。

2 件のコメント:

  1. スラングは、難しいですね。
    ホームレスおっちゃん達と皿洗いをしているとダイレクターが私に
    ここの奴らは、悪いことばっか話しているから、気をつけろよ。
    と半分冗談で言いに来るのですが、悲しいかな内容が全然わからないのです。
    米国育ちで小学校の低学年で日本へ体験入学に行った男の子が立派に男の子言葉になってくるのには、驚きます。ご存知のように邦人社会は女性比率が圧倒的に高いので、どうしても女々しい言葉使いになってしまうのです。もう少し年長だと
    おれ
    うざい
    を身につけてきます。

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  2. なかたさま、

    そうそう、補習校の小学校の男子って、女々しい言葉づかいですね。中学生以降になると、いきなり、「元々の女言葉」と「お笑い系」と「英語なまり」がミックスし「木に竹を接いだような不自然さ」になって、「これが補習校の男子の言葉か~」という独特な言い回しになってきます。

    しかも、話の内容によって、日本語と英語をスイッチするので、めまぐるしいこと!!

    仲間内では、その言葉のいったりきたりが楽しいようですが、いきなり日本から来た新入生にとっては、面食らってしまい、入りづらい、壁のように感じてしまうらしいです。

    そうだ、そういう日本からきたばっかりの子供に頼んで、「下ネタ」講師になってもらえば、居場所がみつかるかも。

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