2012年2月24日

鰯の頭も信心から




我が家の左隣には、おじいさんとおばあさんが2人で住んでいらっしゃいます。

このお2人には、引っ越してきた時から大変よくしていただき、家族のようです。

毎週、色々な食べ物を差し入れてくださり、留守の時には裏庭にドスンと果物や野菜が置いてあることがあります。我が家では、「サンディエゴの笠地蔵」と呼ばれています。

今週は、「パサデナ(ロサンゼルス郊外の住宅地)で一番おいしいパン屋さんのサンドイッチパンを買ってきたよ。」と袋に入った食パンをいただきました。

袋を開けてみると、なぜか耳ばかりが、ぎっしり入っていました。「パサデナの人は耳が好きなんだろうか?」と不思議に思いましたが、わざわざ3時間もかけて持って帰ってくれたんだから、特別なのだろうと、早速ツナサラダとチーズをはさんだホットサンドイッチを作り、夕食に食べました。

「さすがに、パサデナのパンはおいしいね。」「耳は噛み応えがあって、味わい深い。」などと、感動して食べました。

食べ終わる直前に、玄関のベルが鳴り、出てみたらおじいさんが食パンの袋を又持って来てくれて、「ごめんごめん、今渡したのは、ダックの餌用にタダでもらってきた耳だったよ。これが君の家のサンドイッチパンだよ。」と大慌てでした。

息子は、「へー今日の夕食は、ダックの餌だったんだ。」と爆笑しています。翌日は、人間用のパンを食べましたが、前の日のダック用ほどはおいしくありませんでした。なぜだろう???

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