2014年3月30日

全盲のヨットマン 「ヒロ」さん







5月のぽーと会では、全盲のヨットマンヒロさんこと岩本光弘さんからお話を伺います。


ご存知のように、ヒロさんは去年の6月、ニュースキャスターの辛坊さんと太平洋横断にチャレンジされましたが、事故で断念されました。


当時私は日本にいたのですが、「自己責任」という言葉で、2人をバッシングし、「挑戦する気持ち」を日本の社会全体から抹殺してしまうのではないかと、本当に心配していました。


2人とも自分の命を賭けて(ヒロさんは盲目、辛坊さんは癌のサバイバー)私たちに勇気を与えてくれようとした真意を誰も気がついていないようで、残念でなりませんでした。









http://www.seewhatisea.com/?cmd=content1




http://jiji-kiji.blog.so-net.ne.jp/2013-06-24





以前のインタヴュー記事です。




http://sandiegotown.com/shittoku/feature/?id=2392&page=1




うれしいニュースを伺いました。




マリンジャーナリスト会議(MJC) からこのたび「MJCマリン賞」を受賞されました。
http://www.mjc.gr.jp/page6/files/a943b81b59e61244277f7f541de231fb-11.php





二人の「チャレンジ精神」と「緊急時におけるシーマンシップ」に対しての評価です。






選考の理由は、

「ニュースキャスターの辛坊さんと全盲のセーラー岩本さんは、2013年6月、サンディエゴを目指し福島県小名浜港をスタート。クジラとの衝突により遭難したものの、不測の事故に対して、的確な判断で救助要請を行い、帰還されました。太平洋横断航海に際し、特に安全について緻密な準備をしていたことを伺わせました。帰還し記者会見を行った後、冒険とは何か、シーマンシップとは、日本の海難救助等に関してさまざまな議論が起こっています。なお、本件で救助に当たった海上自衛隊第71航空隊(神奈川県・厚木航空基地)は防衛省より表彰されました。」

安易なバッシングにより、二人とこれから海に出ようとする人々の冒険心やチャレンジスピリットの芽を摘むようなことがあってはならないと考え、航海の結果ではなく、二人の「チャレンジスピリット」と「遭難時におけるシーマンシップ」に対して評価が下されました。



「遭難時における、シーマンシップ」というのは、リスク管理をきちんとし、事前にあらゆることを想定し準備し、緊急時に冷静に行動したという意味です。








5月のセミナーでは、ヒロさんから次のようなお話を伺うことになっています。






○ 多感な時期に徐々に視力を失う恐怖


○ 絶望的な状況から這い上がったプロセス


○ 周りの環境を変えることはできないが、自分自身の心の持ち方で、人生を幸せにできる


○ 自分の苦しみを乗り越えた経験を通して、若い世代の人たちに勇気と希望を伝えたい







出席する私たち全員、きっと元気をいただけることでしょう。


詳細は、後日ご案内いたします。









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