2012年7月21日

受験生の夏休み(2)

サンディエゴ
サンタフェ駅










今は、受験する大学のリストの絞込みをしています。色々問題点があります。

1.金銭面

息子は、大学でコンピューターサイエンスを学びたいと思っています。残念ながら、「頑張ればどこの大学でも行っていいよ。」と言ってあげられるほど、親の経済状態はよくありません。

我が家も多くの家庭と同じように、中途半端な年収のために、ニーズベースは受けられない、でも、私学の全額5~6万ドルなんてとても払えないというストレスレベルの高い環境です。

「合格通知をもらっても、奨学金付きで3万ドルくらいまで値段が落ちてないと、行けないよ。」といつも話しています。

メリットスカラシップを少しでもたくさん頂ける大学を、探していかなければいけません。

2.大学でのカリキュラム

息子は、現在通っている小さな私立高校の環境にとても満足しているので、大学もクラス内でしっかりディスカッションができ、教授との関係が密接なところで学びたいと考えています。

カウンセラーの先生は、コンピューターサイエンスを学ぶうちに、ロボティックスなどのエンジニア方面にも興味が出てくる可能性があるので、そうなった時にもきちんと対応してくれる大学もリストに入れてみようとアドバイスしてくださっています。

小さな大学(リベラルアーツカレッジ)で3年、そして総合大学でエンジニアを2年学ぶ3+2とういうプログラムをよく聞きますが、そのような中途半端なプログラムではなく、できれば他の大学に移らなくてもそのままエンジニアが学べる大学を探している最中です。

3.売り込み方

困ったことに、「自分はあなたの大学にとって、こんなに価値があり、必ず貢献できます。」と大学に売り込むための、コンピューターサイエンスでの売り込み材料がありません。賞を取ったりしていれば、それをアピールできるのですが、それがないまま「好きです。大学に入ってから頑張ります」ではインパクトがありません。

息子が得意な分野は、リサーチして論文を書くことなので、そのスキルとコンピューターサイエンスをどう結びつけて、こじつけて売る込むか、悪戦苦闘中です。

補習校に11年半通った彼は「針小棒大」「はったり」というアメリカ的なカルチャーと、「謙虚」「能ある鷹は爪を隠す」という日本的なカルチャーが入り混じって、なかなか立ち位置が定まらないようです。

このプロセスが後になって振り返れば、「自分を見直す、よいきっかけになった。」と思えるようにあるでしょうが、今は親も子も「げっそり」しています。

4 件のコメント:

  1. サンタフェ駅、立派ですね。カリフォルニアらしい南欧風(ってよくわからないけれど)の外と内側。住んでいる方には、申し訳ないのですが、ここからバカンスへって感じになります。

    立ち位置、、苦笑いしてしまいました。補習校育ちは、この2つの文化にある時は、苦しみ又ある時は、良いことも経験しているのでは、ないでしょうか。息子の学校は、宗教上の理由で「賞」というものもほとんどなく、ますます「アメリカ流賞罰欄」に書く事がありませんでした。

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  2. なかたさま、

    そうそう、サンタフェ駅って、ヨーロッパ香りがしますね。精巧なタイル細工を見ているだけで、数時間はたってしまいそうです。先日のさーたーあんだぎー青年ともここでお別れしました。

    補習校でまなんだこと、現地校とアメリカ生活の中でまなんだこと、それぞれをきちんと自分の中で整理して、アピールできればよいのですが…

    結局これが、子どもの人生の棚卸のようで、ハードルがとても高そうです。

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  3. ご無沙汰しております。
    今は帰国中ですよね?

    我が家も秋から受験というのに
    マイペースでのんびりしていて
    自分の受験時代と比べて
    ひとりやきもきしているのですが
    本人にはまったく伝わっておらず
    こまってしまいます(涙)

    我が家も中途半端な収入層で
    こちらも困ってしまいます。
    さっそくCollege Solutionの無料版
    アマゾンへ行ってみましたが
    もうフリーダウンロードは終わっていたみたい。

    メリットスカラーシップって結構
    もらえそうですか?
    New York Timesでも関連の
    記事がでていたようですね。

    我が家は東海岸の大学を中心に
    リストつくりをしていますが
    軒並み6万ドル近い学校ばかりで
    この調子で上がって行ったら
    先が思いやられます・・・・
    下にももう一人いますので。

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  4. ボンママさま、

    無料ダウンロードあっという間に終わってしまっていたのですね。残念でした!

    アメリカの大学の学費、本当に高くて、信じられない思いです。

    私立だけでなく、UCも州内居住者でも寮費込みで3万ドルを越す高さです。

    余裕で笑って学費を出せるようでご家庭でなければ、州立かメリットスカラシップでがくんと学費を下げてくれる大学を狙うしかないかなあと、ぽーと会でもよくその話をします。

    学費面だけでなく、大学院進学への面倒見、高GPAなども見逃せませんね。大学院で勝負をかけるというスタンスで考えると、確かにメリットスカラシップ狙いの大学選びも悪くないのではと、考えます。

    色々な方に伺ってみると、メリットスカラシップにもフルライド~数万ドルドル~数千ドルと幅は広いようです。「生徒のどこの部分で評価を下されるのか、どの程度高く買ってくれるか、蓋を開けてみるまでは、わからないので、色々受けて見るしかない。」というのが、みなさんの一致したご意見です。

    同じ大学でも、年によって、「こういう学生が欲しい」というカテゴリーも違っているので、傾向も読みにくいです。

    EDで受けると、合格率が上がるのはわかっていても、意外と受ける人が少ないのは、全てのファイナンシャルパッケージを並べて、徹底的に比較検討するためなんだなあと、自分が今年受験生を抱える親になってみて、わかるようになってきました。

    頭痛いですね。

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