2013年3月17日

補習校の卒業式

アメリカで縦書き看板を見れるところは補習校くらい


日本とアメリカ両方の国旗が飾ってあります。


桜でないのがちょっと残念

以前お世話になった校長先生、教頭先生から
電報が届きました。

後輩ママさんたちから私に頂いたプレゼント
「お母さんの卒業式おめでとうございます!」
涙が出るほど嬉しかったです。

昨日は、息子が12年間お世話になった補習校の卒業式でした。

小学校入学の時には5クラス100人以上いましたが、高校3年は11名卒業しました。そのうち6名が、12年間在籍しました。母親たちは、サバイバーと呼んでいます。

東京の大学に進学したり、予備校に通っていた生徒の何人かは卒業式に出席するために日本からやってきました。アメリカの大学に入学した生徒たちも忙しいスケジュールの間を縫って出席しました。テストの勉強が大変で、式典だけ出て、謝恩会、追い出しコンパには出られなかった子もいました。

息子のように、まだ高校に在籍している子も数人いました。大学に進学して、堂々として素敵になったクラスメートたちを眩しそうに見て、たくさん一緒に写真をとっていました。

担任の先生から卒業祝いに無期限の「いつでもお食事券」を頂きました。帰省した時、先生を訪ねたらいつでもご馳走してくださるそうです。

病気と闘っていらっしゃる先生も子供たちの門出を祝うためにわざわざ来てくださいました。式が終わり、子供たちに囲まれて先生はずっと泣き通しでした。薬の副作用で、目が見えなくなってしまいましたが、声だけで子供をきちんと識別されていました。

子供たちは、本当に素晴らしい先生方に毎週優しく声をかけてもらい、励まされてここまできました。

お母さんたち、お父さんたちの大きなサポートもありました。大人たちが子供たちの成長を願って、土曜日ごとに色々な形でボランティアをしてくださっていました。

家庭だけで子育てしていれば、とても経験できなかった楽しい思い出をたくさん作っていただきました。

親も子も大変だったけれど、素晴らしい出会いがあった12年間でした。

思いがけなく、後輩ママさんたちからお花のプレゼントをいただきました。「ぽーと会を作ってくれてありがとう!」っていう言葉が何よりも嬉しかったです。

12年間辛うじてサバイブしたけれど、「こうすればよかったのでは?」「こんなことはしなければよかった」という反省もたくさんあります。

機会があれば、ぜひ後輩ママたちにシェアーさせていただきたいと思います。











4 件のコメント:

  1. 息子さん ご卒業、心よりおめでとうございます。

    Keikoさんが、まだ独身だった頃、
    日本の学生さんたちに 
    海外留学のプログラムやさまざまな交流事業で、
    日本と海外の架け橋を精力的に推進されていた
    20年前のことを思いだされます。

    その後、アメリカにご縁があり、ご自身のお子さんを
    大切に育てられただけでなく、地域にきちんと根ざし、
    異国で教育を受けさせる日本人の親御さんたちと
    「ポート会」という素晴らしい会を起ち上げられ
    画期的な活動をされたとことを
    旧友として、とても誇りに思います。

    人生の大海へ船出する我が子へ
    どんな荒波も、どんな暗闇でも、
    心をしっかり保ち、前へ進めるよう
    方向を照らす灯台の光であり、
    どんな時も信じて見守り
    温かく迎える港のようです。

    世界中の港、港に、このすばらしい会が
    発展していくことを 信じてやみません。

    あらためて、卒業生のご家族の皆様へ、おめでとうございます。

    国際平和都市 広島より

    Kaoru

    返信削除
  2. Kaoruさま

    お祝いの言葉をありがとうございます。

    長い間私のメンターとして叱咤激励してくださって感謝です。

    Kaoruさんが仕事の中で貫いてきたポリシー「誠心誠意」「丁寧にひとつひとつのことに対して取り組む姿勢」にずっとインスパイアーされてきました。

    貴女が国賓であっても、留学生であっても、決してスタンスを変えずに、「尊い遠来の客」として広島を訪れる方々を心を込めてアテンドしていた姿を今も鮮やかに覚えています。

    貴女が世界中の人たちに対して撒いてきた種が数十年経た今、大きく実を結び、収穫の時にきています。国と国では難しい状況でも、個人レベルでは長年の親友ということで深く繋がり、民間外交として大きな力となり、影で日本を支えています。

    閉塞感のある日本社会の中で、貴女が外からの風を持ち込み、みんなの意識も少しずつ変わってきました。

    私がぽーと会でやってみたかったこと、「子供たちの心にたくさん良い種を植えたい。世界中の人たちと力を合わせて、より良い環境、真の平和のために働いてくれる若者になってほしい。」という思いは、Kaoruさんの生き様からヒントを得ました。

    異国でいくつもの文化、言語に囲まれて子育てをするのは大変だし、その親の期待になんとか応えようとする子供はもっと大変です。でも、いつの日かこの子供たちが、よき働き人として、誠実に真心をもって世界で貢献してくれることを願っています。

    嬉しいことに、ぽーと会では私の思いをさらに進化させてくださりお母さんたちがたくさん出てきて、新しい企画、展開をしてくださっています。人材の宝庫のような場所で、ワクワクします。

    これからも、私たちを見守っていてくださいね。

    返信削除
  3. keiko様

    パソコンに向かう時間がなかなか取れず、、、
    今、こちらのブログを拝読させて頂きました。

    息子さんの補習校御卒業、心よりお祝い申し上げます。
    息子さんもご家族も、二足のわらじ、本当に大変であったことと存じます。

    貴ブログを読み進めながら、
    本音は、「羨ましい」の一言につきました。
    たくさんの素敵な出会い、人々に囲まれ、
    keikoさんの想いを「ぽーと会」というひとつの形に残された。
    これからも後に続く方々の大きな支えとなっていくことでしょう。
    貴女の行動力に、頭が下がります。

    上記コメントを拝見させていただいたのですが、ぽーと会はkeikoさんの独身時代からの活動に芽吹いたものなのですね。

    卒業生が、それぞれの選択肢の中で豊かな人生を歩まれて行く事を願っています。

    ご家族の皆様方、お疲れ様。
    春の日差しを楽しんでくださいね。


    返信削除
  4. 千さま、

    お祝いの言葉、ありがとうございます。
    多くの方々に支えていただき、なんとか親子でサバイブできました。

    一昨年の夏、広島でオノ ヨーコさんがライブと対話の会を開催された時、上記のメンターが、苦労して非売品のチケットを手に入れてくれました。

    オノ ヨーコさんの「小石族になろう」というメッセージが心を打ちました。

    「私はあなたみたいに有名じゃないからなんにも出来ない、
    という人がいるけれど、そんなこと言わないで。
    自分らしく、自分に出来ることをしているだけで、世界に伝わる。
    小さな小石でもポトッと水に落とすと世界中の海に影響することは、
    科学的にも立証されています。
    大きな石を海に投げたらみんな逃げてしまう、
    みんなが小石をちょっとずつ投げてみよう。
    わたしたちが変われば世界は変わる」

    子供たちが世界中の港からポトっと小石を投げ続けてくれるといいなあと、願ってやみません。

    千さまがお住まいのところでも春めいてきていますか? 雪解けで、ドロドロになっているかしら? 楽しんでくださいね。 keiko





    返信削除