2012年6月26日

いとこのニッキーの夏休み (3)





ニッキーは、お父さんの研究室に出入りする学生、卒業生、他の先生方と話す中で、生物を学んだ先のキャリアも見聞きすることができました。

彼の考えは、

○ 生物を学んだ先、お医者になるのは、お金も時間もかかりすぎる。お医者さんの仕事は拘束時間が長く、訴訟も怖い。

○ 自分は、一生音楽も続けたいので、定時に仕事を終えて、プライベートの生活も充実させたい。

○ お父さんのような大学の先生、研究者は、仕事で会える人が限られている。

○ 薬剤師なら、大学卒業後、数年ファーマシースクールに通うだけで、安定した収入になる。

○ スーパーの薬局なら、毎日いろんな人に会えて、楽しそうだ。

○ だから、大学卒業後はファーマシースクールに行って、スーパーの薬剤師になろう。
仕事が終わったら、オーケストラで活動したい。 



お父さん、お母さんは、

○ ニーズベースのスカラシップが望めないので、州立か、メリットをかなりくれる大学に焦点を絞って、できれば家からの出費は年間1万ドル前後に押さえたい。

○ 今後、大学院に行く可能性もあるので、学部での出費は抑えて、少し貯金をしておいてやりたい。

○ ニッキーは、能力が高いようだが、今から無理をして名門と言われる大学に行かせることはしたくない。本当に優秀であれば、将来、いくらでもチャンスが向こうからやってくるはず。(お父さんの実体験かな?)

と、かねがね話しています。

去年、ニッキーの家族は、オーディションを兼ねて、大学訪問をし、ニッキーにとってどの学校が過ごしやすいか見て回りました。生物の教授にも会い、カリキュラムの確認もしたそうです。同業者ということもあり、古くからの知り合いという先生も多かったそうです。

ニッキーのお父さんの院生たちも、母校のインフォメーション集めに協力してくれたそうです。

「ファーマシースクール入学の手助けが充実している」ことが決め手になったそうです。

私たち家族にとっても、よき相談相手です。そして、ニッキーのお父さんは、「僕は、学部、大学院のアプリケーションのエッセーを何百枚、何千枚と読んできたから、色々アドバイスするよ。」と息子に申し出てくれて、ありがたいです。






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