2014年7月27日

12年がかりで撮影された映画





この夏見た映画の中でダントツよかったのがこれです。







主人公メイソン君の6歳から18歳まで成長の様子をハラハラドキドキしながら見守りました。



実のお父さんとお母さんはあまりにも若く結婚し、大人として成長する前に親になり、、責任ばかりが重くのしかかり、離婚になります。その後お母さんは、2回結婚しますが、離婚になり、その都度家族関係、学校、住む家、友達関係が変わり、メイソン君とお姉さんは苦労が絶えません。

アメリカのティーンエージャーが直面する色々なトラブル、恋愛、アルバイト、など、日々の生活も丹念に描かれています。

自分のしたいことを模索する中で、実のお父さん、お母さん、お姉さん、学校の先生、友達など多くの人たちに支えられてメイソン君はたくましく成長していきます。

最後の場面は、大学入学です。お母さんは、自宅でメイソン君を見送ります。「今まで、子供たちとの生活でいくつもの節目を経験したけど、今日が一番辛い日だわ。次回の節目は私の葬式ね。大学でしっかりやりなさい。(今風に言うと、こぴっとがんばれし!)」とお母さんは泣き笑いで息子を送り出します。

ピックアップトラックに身の回りの荷物を積んで1人で延々とドライブし、大学に到着し入寮します。早々にルームメートに誘われて、登山をします。それがラストシーンです。

メイソン君の新たな出発、これから自分で道を切り開くにふさわしい場面で、じわっときました。


サンディエゴでは、ヒルクレスト ランドマークシネマで絶賛上映中です。珍しく、2つの部屋を交代で使って朝から夜まで上映を繰り返しています。低予算で地味なテーマですが、とても評判のよい映画です。みなさんも、よかったらぜひ見に行ってください。







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