2013年7月6日

まさか、同じプロセスをたどるとは!


母がさらに数カ月入院するので、高齢かつ体に障害を持つ上に半年前から低温やけどが悪化した父をどこかの施設に預けなければならなくなりました。

父が望んでいることは、

○ 束縛されないこと、自分のプライバシー、自由を認めてくれる場所。

○ 3食おいしい食事が出て、自分ができない、あるいは困難を伴う家事を手伝っていただく。

○ 火傷の治療中なので、通院しない日に、どなたかに消毒、ガーゼ交換をお願いする。


○ 普段の生活のルーティン(小学生の通学見守りのボランティアワーク、勉強会、長い間お世話になってお医者様に定期的に通う等)を継続できる場所。できれば家の近くがいい

○ 仕事を続けられる環境。静かに考えたり、書き物,ミーティングスペースのある場所が望ましい。


○ 碁会所に近いか、施設に碁の愛好会があればとてもうれしい。

○ 元気度の高いお年寄りが住むところがいい。

○ 近くに魚とお酒のおいしいお店があれば、さらにうれしい。

○ でも料金はあまり高いと困る。

○ 部屋からの眺めがよく、散歩をする時、景色が楽しめる環境がいい。


最後に、これだけは外せない項目として、

○高校野球、日本のプロ野球、アメリカのメジャーリーグの中継がきちんと見れるチャンネルがそろっていること。

が入っています。


なんとも長いウイッシュリストができてしまいました。

「そんなに贅沢を言うなら、在宅で頑張りなさい。」とあきれられてしまうと、覚悟していましたが、ケアマネージャーさんが、たくさんの施設の中から父の望みに一番近い形のケア付き高齢者マンションを探してきてくださいました。

早速家族で訪問してみましたが、とても居心地がよさそうで、本人も気に入りました。食堂の食事も食べてみましたが、味もよく、食器もとても使い勝手がよく、美しいです。

入居者も、ほどよい距離感を守れる大人ばかりで、心地よいです。囲碁の好きなおじいさんも数人いらっしゃるそうです。

とりあえず、私がアメリカに帰っている間、1か月のお試し滞在にします。

自分に好みにあった施設を探しだし、払える金額の算段をし、実際に訪問して、既に入居している人と話をしてみる、といった一連のプロセスは、数か月前まで息子の大学選びのために延々とやっていたことでした。

唯一の違いは、老人施設に入るためには、色々なエッセイを書いたり、統一テストを受けたりしなくていいことです。(インタヴューはあります。)合格率もかなり高く、ほとんどの人は入れてもらえそうです。

さらに、父がこの家具付きのマンションに入居する際に持って行くアイテムが、息子の大学の入寮のためにリストとかなりかぶっていて驚きました。




 

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