2012年9月25日

懐かしいミシガン (1)


タリちゃんの手作り石鹸
イリノイ州とミシガン州の
Whole Foodsで好評発売中です。




今週末、私は結婚式に出席するために、ミシガンに行きます。

息子は、デトロイトのヘンリーフォード病院で生まれました。デトロイトと聞いてすぐ想像してしまうようなおっかないエリアのど真ん中に病院はありました。どおりで、息子が今でもヒップホップが大好きなわけです。(いくらなんでも覚えてるはずない?)ヒップホップ仲間に「デトロイト生まれ」と言うと「オ~!」と一目置いてもらえるそうです。。

住んでいた家は、郊外にあったので、退院してからはのどかに暮らしていました。その時のご近所さんの娘さんが土曜日に結婚します。ついこの間、お人形遊びをしていた女の子が、今週お嫁さんになるなんて、時がたつのはなんと早いのでしょう。

新婦のタリちゃんが23歳、新郎のサム君が21歳の若いカップルです。年は若いのですが、とても経済的に安定しています。

二人とも、家でお母さんに教えてもらい、ホームスクーリングで高校を卒業しました。サム君は、16歳で高校卒業。18歳で、大学を卒業しました。日本で言うところの大検(GED)を取得後、2年間で大学の医学部準備コースを終えました。18歳でメディカルスクールに行くのは若すぎるので、2年間は、大学の研究所でアルバイトをしていたそうです。

20歳から軍の奨学金をもらいメディカルスクールに通っています。学費を払ってもらった上、給料まで出ているのですから、お金の心配がありません。年に数週間、軍でトレーニングを受ける以外は、医学生として勉強しています。お医者さんになるために、何千万円ものローンを背負う若者が多い中、サム君はなんて堅実なチョイスをしたのだろうと感心します。

タリちゃんは、高校卒業後、カレッジで少しずつクラスを取りながら、空いた時間を利用して家の地下に工房を作り、オーガニックの石鹸を作って、ファーマーズマーケットで売り、学費の足しにしていました。それが口コミで広まり、Whole Foodsという自然食品のスーパーマーケットチェーンの購買部の耳に入り、シカゴから買い付けの人がやってきて、全米の店舗で売ってもいいという許可がでました。

タリちゃんは、一つ一つの製品に責任を持ちたい、経営をきちんと自分の管理に置きたい、結婚を近々するのであまり仕事にエネルギーを注げないという理由で、今はイリノイ州とミシガン州のWhole Foodsだけで販売しています。

私は、特別にメールオーダーで送ってもらっています。ヤギの乳石鹸、オートミール石鹸、カモミール石鹸と色々あります。タリちゃんの石鹸を使っているとなんだか幸せな気持ちになります。


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